桜庭春人

さくらば はると
桜庭 春人
【キャラクター】

「アイシールド21」に登場するキャラクター。
王城ホワイトナイツのレシーバー。

長身で、モデルかつアメフト選手。
しかし登場当初、アメフト選手としては2流以下。
春季大会の泥門デビルバッツ戦では、キャッチミスをしたりインターセプトをくらったり、挙句の果てにはヘルメットから剥がれたスポンサーのシールを追いかけてプレー真っ只中のフィールドに入り、アイシールド21の突進をくらって病院へ運ばれるという醜態をさらす。

だが入院先の病院で、彼にあこがれる少年・虎吉と出会ったことにより、彼の心境は変化した。
1年前、デビルバッツとの練習試合で偶然見せた、長身を活かした高層パスキャッチ。
それをまぐれではなくしてみせると決意。
関東最強のコーナーバック・一休とのマッチアップを経て、過酷なトレーニングを積む。

特訓の成果で40ヤード走は5秒の壁を切り、ベンチプレスは70kgを超えるものの、自分が思うように数字が上がらず自暴自棄になる。彼の望みは、同じチームメイトであるのようなトッププレイヤーに勝つことだったが、こんな数字ではとても彼らの達の相手にはならないと思ったのだ。
そんな中桜庭は、QB・高見が、自分の高さを活かせる桜庭という相棒が現われるのを、5年間ずっと待っていたことを聞く。
高見と共に「高さ」という武器でトッププレイヤー達と戦うことを決意し、モデルを辞めてアメフトに生きることを誓ったのだった。

そして迎えた秋季大会。
坊主頭に髭を蓄えた桜庭の変わり様に周囲は驚くが(個人的にここの桜庭は、震えがくるほどカッコいいと思う)、長身の高見から長身の桜庭へ発射される、誰ひとり触れることさえできない超高層パス「エベレストパス」で八面六臂の大活躍を見せる桜庭。
見事、東京大会ベストレシーバーに選ばれた。
圧倒的な強さを見せ付けたことで、神龍寺の一休、西部の鉄馬、泥門のモン太と並んで関東の4強レシーバーとして名を馳せる。

関東大会準決勝では因縁のデビルバッツと再戦。
モン太では決して届かないエベレストパス、進とのコンビネーション「サジタリウス」でデビルバッツを圧倒するが、試合終盤でモン太が編み出した、ボールを見ないで背面キャッチという離れ業「デビルバックファイア」の前に破れ、ホワイトナイツは決勝への道をデビルバッツに譲る。
モン太の前に敗れ去った桜庭は、今度こそデビルバックファイアを破り「最強レシーバー」を名乗るため、敗北後も鍛錬を積むのだった。

多くの選手達が、進らトッププレイヤーには敵わないことを悟り身を引いていく中、桜庭だけは、自分の能力では敵わないことを知りながら「彼らに勝ちたい」という望みを持ち続け、身体能力では及ばないながらも自分の長所を武器にしてトッププレイヤーの仲間入りを果たした。
桜庭こそが、作中最も強い心を持った人物なのかもしれない。
「アイシールド21」で一番好きなキャラクター。


"俺は勝ちたいんだ!進に!諦めきれないんだよ!俺だって一流になりたい!"
凡人に生まれた男は どうしたらいいんだ…!!
最終更新:2009年06月30日 12:11