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自己啓発反省日記09年8月上

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2009/08/10(月)

今日は大阪出張。っていっても場所は、新居から自転車で10分のところ。時間が午後3時から。でも、和歌山の事務所に出社してからこちらに向かうんじゃ、時間のムダづかい、ということで今日は出社なし。

仕事の時間まで、家で、本棚作りと本の整理をする。ああ、まだ納まらない!

仕事の会議終わってから

江坂の天牛書店

へ。50円の2冊、100円本20冊と、300円のビデオ1本買う。ああ、もう僕には天牛とブックオフだけでいいわ。100円より高い本は買えないからだになっちゃったもん。

●毛沢東の思想―~一九四九年/一九四九~七六年 by スチュアート・R・シュラム
初めて見る本だ。
●キリスト教綱要〈第1〉 (1962年)by カルヴァン; 渡辺 信夫
前から原典に興味はあった。1巻だけでもチラッとのぞいてみようか。
●キルケゴール著作集〈第15巻〉愛のわざ (1964年)
●キルケゴール著作集〈第16巻〉愛のわざ (1964年)
●キルケゴール著作集〈第18巻〉わが著作活動の視点・野の百合・空の鳥 (1963年)
「死に至る病」すら読んだことないが、いずれは読むことになるだろう。
●ギリシア神話 (1969年) by 呉 茂一
第一人者呉さんの解説でギリシア神話の復習だ。
●神話と宗教―古代ギリシャ宗教の精神 (1966年) (筑摩叢書) by W.F.オットー; 辻村 誠三
●戦後ドイツ―その知的歴史 (岩波新書) by 三島憲一
●変貌する子ども世界―子どもパワーの光と影 (中公新書) by 本田和子
上2冊は持ってたかも、だが、美本で50円なので買っとこう。
●現代日本の思想―その五つの渦 (岩波新書) by 久野 収; 鶴見 俊輔
これは確実に持ってるし、何度も読んだ本だが、売れたときの補充用に買っとこう。
●都市のルネサンス―イタリア建築の現在 (1978年) (中公新書) by 陣内 秀信
●ミース・ファン・デル・ローエ (SD選書) by スペース,ディヴィッド
建築にも、まだ、すこし興味が残っている。
●菩提樹の蔭 他二篇 (岩波文庫) by 中 勘助
●日本の朝鮮文化 座談会 (中公文庫) by 司馬遼太郎,金達寿,上田正昭
●鳥獣戯話 (1977年) (講談社文庫) by 花田 清輝
●ドイツの名作〈〔第13〕〉ハインリヒ・ハイネ (1970年)
●ゲシュタルト社会へ―経済成長からの転換 (1982年) by F.G.ヴィンター
●ある回想 大統領の深淵 by ミッテラン,フランソワ; ウィーゼル,エリー
ミッテランとフランス社会党のことはずっと気になっている。長期低落傾向にあった社会党がどうして息を吹き返し長期政権を維持できたか、という点。日本の社会民主党につける薬。
●世界の名著 36 コント/スペンサー by 清水 幾太郎
世界の名著シリーズは、できるだけ集めるようにしているのだが、どんどん売れていくので溜まらない。古書店での値段も500円くらいが相場で、めったに100円にはならない。

この他に洋書を3冊買った。マーク・トウェーンの自叙伝と、「Sex in History」というやつ。そしてもう一冊は、ドイツ語の「ドイツ文学史」。ドイツ語が読めるわけではないが、詩の引用の多いその本をパラパラめくってると、急に読みたくなったのだ。「ドイツ語勉強してみようかな」という気になった。
実は大学を卒業してすぐに、勉強したくなってアテネフランセの短期のドイツ語講座に通ったことがある(大学ではフランス語をとった)。居眠りしに通ったようなもんで、ぜんぜんものにならず、それ以来何もしてなかったのだが、たしか教科書くらいは残ってるはず、と帰って探してみたが、ない。よし、古本屋で100円の教科書を見つけよう。

友人のTさんから、奥さんの

Yさんの訃報。

Tさん抜きでもつきあいのあったYさんだ。熱く、拙く、青い青春時代をともに泣き笑いした人だ。もう15年以上闘病続けていて、最近は病院で寝たきりだと聞いていたが、やはりショックだ。
一昨年お見舞いに行ったとき、「諦めてないよ、全然」と言っていた言葉が胸に焼き付いている。東京である告別式に行くことにする。共通の友人K君とW君にも連絡する。

2009/08/11(火)

4日ぶりの出勤。いろいろ仕事がたまっている。
朝会議。紀の川市のYさん来社。印刷会社のSさんと打合せ。別印刷会社のIさんとも打合せの必要があったのだが、家庭のご不幸ということなので、だめ。そのため、国に出す書類は盆明けとなる。週明けすぐには和歌山市にも書類を出さなければならないが、明日は東京へ行かなきゃなんないし、準備の時間が足りない。盆休みを考慮に入れて仕事の計画立てとくんだったなあ。
昼休み、15日のイベントのための垂れ幕を作りにNPOサポートセンターへ。案外時間をとられる。

どうせ間にあわないだし・・・と思って定時に退社。

行き帰りの電車では、「国債暴落」(中公新書ラクレ)を読み始めるが、眠くなってきたら「嵐が丘」に切り替える。すると眠気が吹っ飛んで熱中できる。
しかし、なんて小説だ!子どもや青少年に読ませていいもんじゃないぞ。

2009/08/12(水)

Yさんの葬儀

に参列するため、午前727の新幹線のぞみの乗る。
車中では「国債暴落」と「イスラーム生誕」(井筒俊彦・中公文庫)をとっかえひっかえ読む。

1000過ぎに東京に着き、勝どきの区立セレモニーホールへ。
定刻より早く着いたので棺の中のYさんの顔を見ることができた。安らかな寝顔である。
Yさんと過ごした多感な、疾風怒濤の青春の日々が脳裏を駆けめぐる。
先に来ていたK君が、「同年代の人で、事故死っていうのはあったけど、病死っていうのは初めてだなあ。僕も最近あと何年生きられるかななんて考えるよ」。僕もそうである。

S君夫妻とは10年ぶりくらいかな。親から継いだそば屋を4年前にたたんで今は居酒屋をしているという。懐かしい人ともっと会えると思っていたが、ほかには会えなかった。昨夜の通夜に来ていたのだろうか。

式が終わって、Fさんが、K君とW君も誘って、築地市場内の揚げ物屋に連れてってくれる。FさんとW君はじつに25年ぶりである。

皆と別れて僕は一人神保町へ。今日はドイツ語の安い文法書を買おうと思って来たのだが、意外にもどこにもそんな本はなく、しかたなく店頭ワゴンの古い100円の本一冊だけ買って帰ってくる。

帰りの新幹線では、その買った本「独逸古典劇作集」(昭和2年新潮社)冒頭のシルレル「群盗」を読みながらビール、そして居眠り。

新大阪から歩いて帰る。めちゃくちゃ蒸し暑くて汗だくになっちゃった。


2009年8月13日(木)

今日から17日まで盆休み。
今日は一日用事なし。家の整理とか勉強とかに使う予定。

5時起床。もっと寝ててもいいのに目が覚めてしまう。じじいになったなあ。

午前中は、自分でつくった書棚の補強のために木工。
まだ書棚が足りない。古い雑誌30冊ばかりゴミに出す。創価学会の内部向けの書籍も処分しようとも思ったが、いやいや将来貴重なものとなるかもしれん、と思い、また箱につめる。でも、どこに置いておこうか・・・。

昼食にそうめんとビールをしたため、

「嵐が丘」

に取りかかり、ついに読了。
久しぶりに長編小説の世界にどっぷり浸かった。しかし、ようこんな人物造型ができるねえ。主人公のヒースクリフは、幼なじみのキャサリンとの仲を引き裂かれて復讐の念に燃えて、キャサリンを奪った者とその家族に暴虐の限りをつくす。読んでいて憤慨するほどの悪漢ぶりだ。しかし、不思議な運命の巡り合わせから、ヒースクリフの復讐の標的となった2つの家族は、最後に結ばれることになり、ヒースクリフ自身も解脱したかのように復讐の念を解き、死んでいく大団円だ。巻をおき、しばし呆然とする。
ヒースに覆われた荒野の描写がこれでもかこれでもかと出てくるが、これが素晴らしい。日本人とはまた違った自然との一体感だ。

久々に渡辺金文堂

へ行き、50円の文庫本2冊と100円の新書7冊を買ってくる。
本が積み上がっていて通路を狭めているばかりか、飼い犬二匹が店内で寝そべっていて通れなくなっているという、なんともやる気のない店であるが、安くていい本がたくさんあるよ。(ただし、本の山が崩れるので、客は本を手にとることはできない。顔を傾けて背文字を眺めるだけ)

●数理哲学序説 (岩波文庫) by ラッセル; 平野 智治
たぶん読まないだろうし、読んでも理解できないだろうが、いちおう見得を張って持っておこう。
●思考の整理学 (ちくま文庫) by 外山 滋比古
近頃なぜかベストセラーになっている本。好きなわけではないが、先日売れたので、補充に買っておいた。
●サルトルの晩年 (中公新書) by 西永良成
サルトルは好きだし、西永も好きだ。
●コロンブスは何を「発見」したか (講談社現代新書) by 笈川博一
たいへん興味のあるテーマだ。
●失われた都市・島・民族 (1974年) (講談社現代新書) by A.コンドラトフ
●失われた文明―一万二千年前の世界 (講談社現代新書) by アレクサンドル・ゴルボフスキー
上の2冊はトンデモ本かもしれない。でも、イギリスでストーン・ヘンジを見て以来、「失われた文明」には惹かれるものがある。
●氷河時代―人類の未来はどうなるか (講談社現代新書)
温暖化、温暖化って騒いでも、気候の歴史知らなきゃね。
●日本の伝統工芸 (1978年) (講談社現代新書) by 北条 明直
美術館ではいつも工芸品のところは一瞥して退屈なだけ。それが退屈でなくなればいいな、と思って買った。
●「わたし」とは何だろう―絵で描く自分発見 (講談社現代新書) by 岩田慶治
岩田の本は、安ければなんでも買う。

昨日から2日間、アマゾンの注文がまったくない。その前はあんなに売れてたのに不思議だ。お盆の休暇に人は本を読まないのか。あるいは、注文しても盆の間は届かないと思って注文しないのか。

こちらは、ネットで、駐車場に敷設する枕木20本と、書斎で使うLEDデスクライトを注文した。まだまだモノいりだわ。

夜、遙とカミさんは実家へテレビを見に行く。二人別々の番組を見にだ。実家にはテレビが3台もあるから喧嘩にはならない。

僕は、さあて、次に何を読もうかと、書斎の本棚の前をうろうろ。
「超われわれ史」のために、先史時代の歴史を学ぼうと、10冊ほど関連の本をピックアップして、リビングのソファに腰掛け、まず講談社現代新書「地球=誕生と進化の謎」を読み始める。地球の年代を測る定番手法となった放射性元素の話が、僕には理解できない。悲しい。もっとやさしい本が必要なのか。
日記
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