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1220 新種のエビ化石発見、県立自然博物館がうれしい悲鳴 [産経]

2008.12.20 02:30
大阪府の小学4年、熊谷菜津美さん(9)が新種のエビの化石を発見したと発表した和歌山県海南市船尾の県立自然博物館に、全国から問い合わせが相次いでいる。熊谷さんが参加した化石発掘教室は平成21年3月にも実施されるが、すでに定員オーバーで同館はうれしい悲鳴を上げている。

 熊谷さんが発見したのはアカザエビ科ホプロパリア属の新種で、菜津美さんにちなんで「ホプロパリア・ナツミアエ」と命名された。来年3月末まで展示予定で、「女の子が見付けた化石を見に来た」と来館者がひっきりなし。世界に1つしかないため、展示後は金庫で厳重に保管されるという。

 また10日の発表以降、自分で発掘した化石を「新種ではないか」と2人が持ち込んだ。最も多い問い合わせは、熊谷さんが化石を見付けた化石発掘教室と同館自体について。特に発掘教室は実施予定日をまだ発表していないのに、参加募集の問い合わせが1日4、5件あり、定員80人に対しすでに100人以上が応募しているという。

 広島県や兵庫県など各地から同館のパンフレットを送ってほしいとの依頼も。職員は対応に追われているが、「こうした機会に自然博物館の名前を知ってもらえるのはうれしい」と喜んでいる。
URL:http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/081220/wky0812200230007-n1.htm

1219 県公館跡地:和歌浦の研究者有志、景観保全を要請 [毎日]

 県行財政改革推進本部事務局案で、廃止を検討する施設とされた県公館(和歌山市和歌浦中3)について、和歌浦の研究者有志が18日、適切な跡地利用を県に申し入れた。廃止を理解したうえで、「一帯は県名勝・史跡で、安易な売却などが行われると景観の改変が心配。専門家や県民が参加する検討の場を」などと訴えている。

 県公館は、個人の屋敷の離れなどを迎賓施設として約15年前に購入。優れた近代庭園があるが、利用頻度は低く、「必要性が低下した」と廃止対象にしている。

 今年、和歌浦一帯の9カ所約10ヘクタールが県名勝・史跡となった。申し入れには、和歌浦に研究や景観保全運動でかかわる史学、文学、経済学、建築学などの大学教授ら9人が参加。米田頼司・和歌山大准教授(社会学)は「庭園の文化的価値も踏まえ、有効活用を考えるべきだ」と話した。また、薗田香融・関西大名誉教授(古代史)も「和歌浦が良い方向に向かいつつあるところで、重要な場所」と語った。

 事務局側は「まだ案の段階。廃止後のことは決まっていないが売却するにしても、付近の環境への配慮は当然」と答えた。【最上聡】


1213 和歌山・熊野―新宮 全長20キロの活断層地形 [朝日]

2008年12月13日0時29分
 三重県は12日、名古屋大学との共同研究で、同県熊野市から和歌山県新宮市にかけて全長20キロにわたる活断層とみられる地形を発見したと発表した。調査を担当した名古屋大学の鈴木康弘教授は「東南海・南海大地震を起こすプレート境界『南海トラフ』に近い地域で、プレート境界からこの活断層が延びている可能性もある。大地震のメカニズムを解明していく上でも重要」としている。

 活断層ならば、紀伊半島の三重県伊勢市以南で発見されるのは初めて。

 同県と名古屋大は05~07年、内陸直下型地震への対策を目的に、県内の活断層地図を整備してきた。これまでよりも細かい縮尺1万分の1の航空写真を見ながら地形を判読する作業を続ける中で、熊野市から新宮市にかけて、過去に断層がずれた時にできたとみられる特徴的な地形が、海岸線と平行に約20キロ続いているのを確認した。

 関東から九州にかけて西南日本を縦断する長大な活断層「中央構造線」より南側で活断層が発見されるのは初めて。鈴木教授は「地質学上意味のある重要な知見だ」としたうえで、「断層である可能性が高いが、単独で地震を起こす可能性について現段階ではわからない」と話した。

 一般的に長さが20キロの活断層では、マグニチュード7以上の地震を起こすと考えられている。三重県は、来年度から現地測量やボーリング調査を実施。過去の活動履歴や、断層の性質などを明らかにしていく予定だ。

 同県地震対策室は「これまで、この地域では、東海・東南海・南海地震といったプレート境界型地震に備えてきた。今までの地震対策を継続しながら、詳細な調査を続けたい」としている。
URL:http://www.asahi.com/science/update/1213/NGY200812120013.html

1212 ごみ収集車:廃食用油で走る車運行 第1号出発式--橋本 [毎日]

 ごみなどのリサイクルに取り組む橋本市で11日、廃食用油を精製したバイオ燃料で走るごみ収集車の第1号車の出発式があった。廃食用油は試行回収中で当面1台だが、来夏から市内全家庭を対象に実施し、3台以上の運行を目指す。

 廃食用油は、築野食品工業(かつらぎ町、築野富美社長)が無償で精製し、高性能ディーゼルエンジン燃料として提供。約3カ月半で市民病院など市の施設から約670リットルを回収、燃料約470リットルができた。全家庭から回収すれば月平均約720リットルの燃料化が見込まれる。

 式には、築野社長や廃食用油回収などを進めている市衛生自治会員など約50人が出席。木下善之市長は「待望のバイオ燃料車のスタートです。地球温暖化防止の模範を示していこう」と話した。【上鶴弘志】


1026 和歌浦ベイマラソンに最多の1万2千人 [和歌山放送]

2008年10月26日
ジャズの演奏をバックに海岸沿いを走る「和歌浦ベイマラソン・ウイズ・ジャズ」が、きょう(26日)、和歌山市の和歌山マリーナシティ周辺で開催されました。

これは、和歌山市などが主催する全国屈指の市民マラソン大会で、今年は北海道から沖縄、それに、姉妹都市の韓国・済州市(チェジュし)などから最多となる1万2千人のランナーがエントリーしました。

きょうの和歌山市内は、朝から小雨の降るあいにくの天気となりましたが、午前9時半、和歌山市の大橋建一(おおはし・けんいち)市長の号砲を合図に、ハーフマラソンのランナーたちが一斉にスタートを切りました。大会は、ほかに10キロや5キロ、3キロ、それに2キロジョギングの部門があり、順次スタートを切り、健脚を競いました。

コースは、和歌山マリーナシティ周辺の海岸沿いで、その途中に、ジャズバンドのステージが数か所設けられ、その演奏で、ランナーを応援する独特の大会となっていて、人気となっています。また、沿道では悪天候にもかかわらず、観客が声援を送る姿も見られ、ランナーたちは手をあげて応じていました。
URL:http://wbs-news.net/article/21873907.html

1021 補助金不正経理:3650万円と県報告 物品購入で「預け」など [毎日]

 会計検査院が指摘した国の補助金を巡る不正処理問題で、県は20日、指摘された補助金が現段階で計3650万円に上ることを明らかにした。内訳は、物品購入での業者への「預け」600万円▽補助事業の対象外に支出した旅費950万円と人件費2100万円。使途不明金や個人流用がないことは、会計検査院も県も確認しているという。【最上聡】

 県議会決算特別委員会で雑賀忠士・会計管理者が報告した。検査院は、農林水産部と県土整備部について、02~06年度の5年分を今年2月に調査。「預け」は、コピー用紙など消耗品購入の際、すべて納入させず必要に応じて業者に届けさせたり、用紙を購入したことにしてパソコンケーブルなど別の物品を購入するなどしていた。また、アルバイトが補助対象以外の事業に従事していた。

 雑賀会計管理者は「深くおわびする。再発防止に対応する」と陳謝した。委員から07年度に同様の状況がないか質問があり、楠本隆・代表監査委員は「(不正処理の)内容によっては、次年度予算で調整することになる。年度末の不自然な支出がないかを調べたが、今のところ認められない」と話した。

 県では06年、補助金に絡む不適正支出問題があり、50万円以上の物品購入は現物確認をするようにしている。ある県幹部は「約10年前には『裏金問題』が大変な事態になった反省がある。購入に手間がかかるからと、不正処理があったのは残念」と話した。

 一方、別の県幹部は「いちいち『これは国の補助金』と色を付けて区別できない。事務処理が煩雑になり、現場レベルでは大変だ」と語った。

毎日新聞 2008年10月21日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20081021ddlk30010658000c.html

1007 旧美里町裏金:「官官接待」問題 職員処分91人 [毎日]

 県職員91人の大量処分が6日発表された旧美里町(現・紀美野町)の裏金による「官官接待」問題。ゴルフ場の割引券などを出所がよく分からないまま使用した事例も多かったが、当時の部長職1人を含む管理職49人も処分を受けた。県監察査察室は「脇の甘さは否めない」とし、「多数の職員の関与は、県政への信頼を損ない遺憾」と陳謝した。【最上聡、山下貴史】

 紀美野町議会調査特別委員会(百条委)が集めたゴルフ場、温泉宿泊施設の利用者名簿、百貨店の贈答品の送付者名簿では、それぞれ92人(うち現職71人)、26人(同17人)、117人(同71人)の県職員が確認できた。一方、アンケートに餞別(せんべつ)や供応を受けたと申告した職員もいたが、資料が乏しく詳細は不明で、この件での処分はなかった。処分は、当時の副知事の通達などに基づいて決めた。

 ゴルフ場割引券は「美里町」の記載はなく、宿泊券には「美里町ふるさと公社」の記載があった。宿泊記録は代表者の氏名しかなかった。贈答品は元美里町長の段木晃氏(60)の個人名で、メロンなど5000~6000円の果物を、町と仕事上関係の深い部署の幹部らを選んで贈っていたらしい。処分者を当時の在籍別に見ると、海草振興局が42人で最も多く、次いで県土整備部の17人だった。

 同室の聞き取りに対し職員は「(ゴルフ場の)割引券を使った記憶がない」「(贈答品を)むげに返すのは失礼と思った」「町長の交際費からの支出と思った」などと回答したという。

 贈答品を受けたある幹部は「(同室の)調査を受けるまで、受け取った記憶がなかった。一度家族が受け取って送り返したようだが、処分は仕方ない」と話した。別の職員は「(処分対象外の)OBの方が、いい目を見た人も多いだろう」と語った。ある県土整備部の職員は「当時、別の市町村や県議から贈答品が来ることもあった」と背景を説明した。

 一方、段木氏は「(贈答品などを)贈ったことは事実だが、(今回の処分は)県が独自に調査し決断したことでコメントは特にない」と話した。

毎日新聞 2008年10月7日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20081007ddlk30010527000c.html

1001 和歌山市の連結実質赤字比率は全国ワースト11位 [和歌山放送]

2008年10月01日
和歌山市の連結実質赤字比率が全国ワースト11位で、中核市の中で唯一、早期健全化基準を超えているなど、和歌山市の財政が危機的状況にあることが分かりました。
これは、きのう(9月30日)、総務省が、自治体財政健全化法に基づき、全自治体の財政悪化度をチェックする2007年度決算の財政四指標を発表して分かったものです。
それによりますと、判定に用いる四指標は、一般会計などに占める赤字割合を示す「実質赤字比率」、病院や水道の公営企業会計を加えた「連結実質赤字比率」、収入に対する借金返済額を示す「実質公債費比率」、第三セクターや公社を含めた負債割合の「将来負担比率」で、数値が大きいほど財政の悪化を示し、一つでも基準を超えると早期健全化団体や財政再建団体になります。

このうち和歌山市は「連結実質赤字比率」が17・60%で、早期健全化基準の16・25を上回り、財政が“黄信号”となる「早期健全化団体」のレベルにありました。

今回の発表を受けて、和歌山市の大橋建一市長は、「平成20年度決算では、早期健全化基準をクリアできる見込みが立ちつつある。しかし、土地造成事業が実質的に債務超過である現状や景気後退により一般財源の先行きに予断を許さないことなどをふまえ、更なる行財政改革に取り組んでいきたい。」とコメントしています。

2007年度決算では数値の公表のみで、実際の破綻判定は、来年秋にまとまる2008年度決算からスタートします。早期健全化団体になると健全化計画の策定などが義務づけられ、さらに悪化して財政再生団体になると、事実上、国の管理下に置かれます。
URL:http://wbs-news.net/article/20328158.html

0919 基準地価:7地点上昇、下落幅縮小 大手企業好況と世界遺産効果 [毎日]

 県内295地点の基準地価が18日、発表された。県によると住宅地は18年連続、商業地は17年連続の下落だが、上昇が7地点(前年度4地点)と増え、下落幅は縮小した。県は「下落の継続は、人口減少が進行し、住宅地需要などが停滞気味なのが原因。下落幅の縮小は、大手企業のここ数年の好況や、世界遺産登録などによる観光客増による」と分析している。【最上聡】

 ◇住宅地、商業地ともに下落続く
 基準地価は、土地取引の客観的目安。国土利用計画法に基づいて、毎年7月1日現在の価格を判定する。

 地点数は前年度と同じ。内訳は住宅地205地点、商業地66地点、工業地3地点など。県平均では、1平方メートル当たりの住宅地価格が4万4300円、商業地が9万5200円。いずれも80年前後の水準となっている。下落率はそれぞれ2・9%(前年度3・1%)、3・4%(同4・0%)だった。

 ◇和歌山市西長町2の38、連続上昇
 上昇は住宅地1地点、商業地6地点で、いずれも和歌山市。住宅地の「和歌山市西長町2の38」は2年連続の上昇となった。1平方メートルあたりの最高価格は、住宅地が18年連続で「和歌山市吹上4の2の31」で17万8000円で前年度と同じ、商業地が10年連続で「和歌山市友田町5の50」(JR和歌山駅前)で53万円(前年度比2・9%増)だった。

 ◇下落率の上位は紀南地方が中心
 市町村別の下落率上位は紀南地方が中心。串本町(4・9%)、太地町(4・8%)、那智勝浦町(4・7%)など。市部では紀の川市(4・6%)、御坊市(4・5%)、田辺市(4・1%)だった。田辺市では、JR紀伊田辺駅前や、国道42号沿いの商業地で下落が目立った。

 県によると、田辺市では阪和自動車道の延伸もあり、国道42号バイパス沿いに商業の中心地が移りつつあるという。
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080919ddlk30020364000c.html

0911 談合情報:2工事で県、入札を無効に--新制度後、初 [毎日]

 県は10日、東牟婁振興局新宮建設部発注の2工事で談合情報があり、入札を無効にしたと発表した。入札無効は、談合防止を目的にした今年6月の新入札制度開始から初めて。県技術調査課は「疑いが起こったのは残念。再入札を行い、公正取引委員会に報告する」としている。

 県によると、消波ブロックを製造し新宮港に設置する工事で、7月23、25日に入札。それぞれ予定価格は4410万円、4755万円。15業者、9業者が参加した。同22日、同課に匿名の投書があった。入札で最低応札価格は予定価格の92・96%、94・8%。情報と最低応札者が同じで、価格もほぼ一致したため落札を保留し、9日に入札を無効とした。

 県は条件付き一般競争入札を全面導入。予定価格3000万円以上の工事は、技術力や工事実績などによる総合評価方式を実施している。同課は「今後も疑いがしばしば起こるようなら、地域要件の拡大なども検討する」としている。【最上聡】

毎日新聞 2008年9月11日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080911ddlk30040407000c.html

0909 熊野誌:「大逆事件」考える特集 「54号」顕彰する会と合同発行 [毎日]

 熊野地方史研究会と新宮市立図書館は、郷土研究誌「熊野誌第54号」を発行した。「大逆事件特集号」とし、大逆事件の犠牲者を顕彰する会(二河通夫会長)との合同発行。事件で刑死した大石誠之助(1867~1911)を中心に、熊野地方における事件について、さまざまな視点で研究者らが論文などを寄せた。

 特集号は、大石をモデルにした小説「許されざる者」を毎日新聞朝刊に連載中の作家、辻原登さんが出席して開いた顕彰する会主催の対談「大逆事件と熊野」を紹介。また、「大阪平民社と大逆事件」(荒木傳さん)、「私の大石誠之助観」(亀井宏さん)、「大逆事件と私」(山崎泰さん)などのエッセー、論考を載せた。巻末で顕彰する会の歩みを紹介した。

 B5判、166ページで650部を発行。1部1600円。問い合わせは新宮市立図書館(0735・22・2284)。【神門稔】

毎日新聞 2008年9月9日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080909ddlk30040438000c.html

0908 紀の川市と「和歌山からJリーグチームをつくる会」が協定締結 [和歌山放送]

2008年09月08日
サッカーで紀の川市を元気にしようと、「NPO法人和歌山からJリーグをつくる会」と紀の川市がきょう(8日)、協定を結びました。
きょうの午前、紀の川市役所で行われた協定の調印式には、紀の川市の中村慎司(なかむら しんじ)市長や「NPO法人和歌山からJリーグをつくる会」の西平登紀子(にしひら ときこ)理事長、アルテリーヴォ和歌山の選手らが出席しました。協定には、5年後の平成25年4月1日までにアルテリーヴォ和歌山が関西リーグに昇格することや、両者がサッカー普及のためにイベントなどで協力することなどが盛り込まれています。中村市長は、「サッカーを通して和歌山を元気にすることで、双方の意見が一致した。夢を追い続けるみなさんの役に立てればと思っています。」と、選手やチームを激励しました。また、「和歌山からJリーグをつくる会」の西平理事長は、「子どもたちが大きくなった時に、和歌山でサッカーができる環境をつくりたい。できたばかりのチームですが、大きな夢を追いかけ、更なるステップアップを目指しています。」と、話しました。アルテリーヴォ和歌山は去年2月に発足したばかりのサッカーチームで、将来Jリーグ入りを目指しています。現在は17人の選手と監督で、紀の川市の粉河運動場や桃源郷運動公園を中心に練習を行っています。
URL:http://wbs-news.net/article/19039439.html

0905 和歌山市 「早期健全化」基準値超す [読売]

昨年度決算見込み 赤字50億円削減で回避へ
 土地造成事業などで累積赤字がかさむ和歌山市の2007年度決算見込みで、「連結実質赤字比率」が17・6%に上っている。地方公共団体財政健全化法で、地方債が自由に発行できない「早期健全化団体」となる基準値(16・25%)を超えた。市は今年4月から、都市計画税のアップや下水道利用料値上げなどの対策を打ち出しており、基準値の適用が始まる08年度決算では、赤字を約50億円減らし、転落を免れる計画だ。

 「連結実質赤字比率」は、一般会計に加え、事業会計などすべての会計を連結した赤字比率。同市の場合は全19会計で算出する。市は、下水道の普及率が低く、同事業会計の累積赤字が114億円あり、大規模宅地「スカイタウンつつじが丘」の売却も進んでおらず、土地造成事業会計の累積赤字も77億円に上るなど、企業会計の赤字が市の財政を圧迫している。

 対策を取らなかった場合土地造成事業の元利償還額は毎年20億円ずつ増え、連結実質赤字比率は一層悪化。09年度決算で、さらに厳しく、国に管理される「財政再生団体」となる基準(40%)も超えてしまうという。

 市は、今年度中に赤字を計10億円減らせば、早期健全化団体の基準を下回ることができるとみている。が、災害など予想外の要因で、状況が激変する恐れもあるとして、都市計画税や下水道料金アップのほか職員給与の3~5%削減などの対策で、赤字を計50億円減らす計画に取り組んでいる。

 市財政課は「これまでにない厳しい対策だが、いったん早期健全化団体に転落すれば、様々な制約が付き、もっと厳しくなる。今後も赤字削減に、様々な取り組みを続けたい」としている。
(2008年9月5日 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20080904-OYT8T00780.htm

0905 最低賃金引き上げへ、経営側不在のまま採決 和歌山県審議会 [産経]

2008.9.5 02:14
 公労使の3者でつくる和歌山地方最低賃金審議会は、県の最低賃金を時間給で11円引き上げた673円とする改定案を採決し、和歌山労働局長に答申した。昨年に続き、引き上げ額に反対する経営者側委員が不在のまま改定案を決める異例の事態となった。経営者側が「強行採決」と非難する一方、労働者側も「審議を放棄したのは経営者側で言語道断」と反発し、双方の溝が深まっている。

 都道府県の最低賃金は、中央審議会が決定した目安をもとに各地方審議会が改定額を決定する。和歌山地方審議会では8月以降、具体的な引き上げ額を検討する専門部会で4回の会合を重ねたが、労使の意見が折り合わず、最後は公益代表委員が中央審議会の目安を1円上回る11円を提示。経営者側は「経営環境が悪化するなかで昨年(10円)を上回る引き上げは納得できない」として、採決が予定されていた8月21日の審議会を欠席した。

 その後、労・公側が9月3日の審議会開催を経営者側に提案。経営者側は「急な日程設定で委員の調整がつかない」としたが、労働者側の「これ以上審議が遅れれば賃金の改定日がずれ込む」という主張が受け入れられ、経営者側委員が不在のまま審議会が開かれた。改定額は18日までの異議申し立ての期間を経て、労働局長が最終決定する。
URL:http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080905/wky0809050217005-n1.htm

0827 和歌山に独自の騎馬文化? 全国初、武具「胡ろく」埴輪 [朝日]

2008年8月27日
 和歌山県教委は26日、和歌山市岩橋(いわせ)の特別史跡「岩橋千塚古墳群」の大日山35号墳(6世紀前半、前方後円墳)から、矢を入れる武具「胡(こ)ろく(竹冠の下に金へんに碌のつくり)」の形をした埴輪(はにわ)が見つかったと発表した。県教委によると、胡ろくの形の埴輪出土は日本で初めて。

 胡ろくは馬に乗る際に腰に装着して使われたとされ、大陸の騎馬文化の影響を受けた可能性がある。同じ古墳からはこれまでに、一つの頭の前後に顔が二つある人物埴輪や翼を広げた鳥形埴輪も初めて出土している。人物埴輪のほおには、矢の羽根部分と矢尻の入れ墨らしい線が彫られていた。専門家は「大和政権とは異なる独自の発想を持つ勢力が存在したのでは」と推測している。

 出土した埴輪は、復元後の高さは約96センチ(残存90センチ)、横幅約39センチ(同37.8センチ)。円筒形の基部が取り付けられ、中央部が膨らみ立体的に表現されている。表面には羽根が上を向いた5本の矢が線で彫られている。これ以外にも埴輪の破片が複数見つかり、形状から胡ろくとみられるという。

 岩橋千塚古墳群は大阪府岬町から和歌山県北部の紀の川流域を拠点とする有力豪族だった紀氏(きうじ)の墓とされ、紀氏は朝鮮半島や中国との交流も盛んだったとされる。

 花園大の高橋克壽准教授(考古学)は「胡ろく形埴輪は、大陸の騎馬文化との深い関係を示している。独創的で自立性が高い。自分たちの埴輪ワールドを持っている」と話している。

 胡ろく形埴輪は30日から9月15日まで、県立紀伊風土記の丘(同市岩橋)で展示される。9月1、8日は休館。(宇津宮尚子)
URL:http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200808260070.html

0826 レジ袋有料化:県全域実現へ、行政・事業者・市民団体一体で協議会設立へ [毎日]

 県全域でレジ袋有料化に取り組もうと、県は25日、行政や事業者、市民団体による協議会を設立すると発表した。総合食料品スーパーで、早ければ年明けから有料化を実施。ごみや二酸化炭素の削減、県民の環境意識向上を図りたいとしている。県によると、有料化の趣旨に参加業者の基本的な賛同は得ているといい、実現すれば関西初という。【最上聡】

 ◇イオンやオークワなど15業者が参加予定
 27日に第1回会合を開催。県内に店舗を持つ18業者のうちイオンやオークワ、イズミヤなど15業者が参加予定で、店舗数では約9割になる。県は「他業者にも協力を呼びかける。将来的に他業種でも取り組みをしていきたい」としている。

 有料化を目指す理由について、県循環型社会推進課は「先行する他県や市町村のデータから、削減の効果が大きい」と説明。県内では05年度推計で約2億5000万枚のレジ袋が使用され、ごみの量1000トン、二酸化炭素排出量5000トン分にあたるという。

 このうちスーパーの使用量は4割。協議会では削減目標値の設定や普及・啓発方法、有料化に向けた課題を検討する。県は「条例の制定などでなく、自主的な協定を結び、一斉スタートの形を目指したい」としている。

 都道府県では富山、山梨が実施。他県や市町村では1枚5~10円の料金設定で、収益は自治体へ寄付する形が多いという。

毎日新聞 2008年8月26日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080826ddlk30040607000c.html

0808 選挙:衆院選・和歌山3区 民主が玉置県議 県連、擁立方針固める [毎日]

 次期衆院選和歌山3区に、民主党県連が玉置公良県議(53)を擁立する方針を固めたことが7日、分かった。玉置氏は「政治家として、ありがたい話。性根を入れ、やっていかないといけない」と話した。関係者によると、党本部側も玉置氏の擁立を支持しているという。

 玉置氏は白浜町出身で、現在4期目。無所属だが、県議会の会派は民主党県議らとつくる「真わかやま」に所属している。県連は5月、3区の候補者を公募することを発表。10人の応募があり、選定を進めていたが、これとは別に玉置氏が浮上した。県連幹部は「戦える候補者を擁立するという観点で、公募にこだわることはない」と説明した。

 和歌山3区は、自民党の二階俊博経済産業相がおり、共産党は民主党が擁立を見送った場合、候補者を立てる方針を示していた。【最上聡】

毎日新聞 2008年8月8日 地方版
URL:http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080808ddlk30010333000c.html

0808 旧阪和銀行副頭取殺害が時効に [NHK]

15年前の平成5年8月、旧阪和銀行の当時の副頭取が和歌山市内の自宅前で拳銃で撃たれて殺害された事件は5日の午前0時で時効が成立しました。

この事件は平成5年8月5日の朝、旧阪和銀行の副頭取だった小山友三郎さん(当時62)が和歌山市堀止西の自宅前で出勤のため迎えの車に乗り込んだところを、何者かに拳銃で撃たれて殺害されたものです。
捜査本部は、目撃者の話などから、白いヘルメットをかぶった犯人と見られる男の似顔絵を公開して情報の提供を呼びかけるとともに、不良債権の回収をめぐるトラブルなどを視野に入れながら、のべ4400人から事情を聴きました。また、犯行に使われた拳銃は国内では押収例の少なかったブラジル製の38口径の回転式で続けざまに4発撃たれていたことがわかり、捜査本部は、銃の扱いに慣れた者の犯行と見て調べました。
しかし、拳銃そのものの発見には至らないなど物証に乏しく、動機も絞りきれなかったことから犯人に結びつく有力な手がかりは得られず、事件は、5日午前0時で時効が成立しました。
和歌山県警察本部の大山一郎刑事部長は「犯人を逮捕できず残念だ。時効により、一般的には犯人を処罰することができなくなったが、事件の真相を究明する努力は今後も続けていきたい」というコメントを発表しました。
URL:http://www.nhk.or.jp/wakayama/lnews/07.html

0807 和歌山県内各地で大雨、落雷被害相次ぐ [産経]

2008.8.7 03:15
上空に流れ込んだ寒気と南からの暖かく湿った空気が混じり合い、大気の状態が不安定になった6日、紀北地域を中心に県内各地が雷や大雨に見舞われた。和歌山地方気象台によると、有田川町清水で降り始めからの総雨量が38・5ミリに達したほか、紀の川市では1時間雨量で120ミリ以上を観測した。

 紀の川市貴志川町北の紀の川変電所では午後2時半ごろ、落雷で変圧器から出火。関西電力和歌山支店によると、変圧器の一部を焼き、約30分後に鎮火した。けが人などはなかった。雷の影響で午後1時50分ごろから同市遠方、高野、橋本市三石台などで約3920戸が停電したが、夕方に復旧した。

 また、JR和歌山線は粉河駅(紀の川市粉河)構内の雨量計が規制値(1時間雨量30ミリ)を超えたため、午後3時10分ごろから約2時間、西笠田-打田間で徐行運転を行った。JR西日本和歌山支社によると、普通電車3本が運休するなどしたほか、9本が9~36分遅れ、約1200人に影響が出た。
URL:http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080807/wky0808070317004-n1.htm
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