dunpoo @Wiki ■政局07Ⅴ

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■政局 へ続く


0921 参院民主、予算へ本腰 官僚の対応も変化 [朝日]

2007年09月21日02時30分

 参院民主党が20日、各省庁の幹部を国会内に呼び、初の概算要求ヒアリングをした。参院で与野党の勢力が逆転した状況を踏まえ、政府・与党主導の予算編成にくさびを打つのが狙い。5時間以上かけて「無駄遣い」などを指摘した。

 ヒアリングでは、福山哲郎・参院政審会長が「参院第1党になり、予算審議に非常に強い関心と影響力を持てるようになった」と強調し、出席した官僚らが「野党軽視」しないようくぎを刺した。官僚からは、与党議員に使うことが多い「よろしくお取りはからいください」といった言葉も出たという。

 会場の外では、「これまでの説明者より1、2ランク上」(大塚耕平政審会長代理)の審議官級をはじめ各省庁の官僚数十人が順番待ち。民主党への「根回し先」について情報交換をしたり、民主党議員の顔写真の載った書籍を眺めたり、準備に余念がなかった。

 終了後、大塚氏は記者団に対し、「非常に無駄な項目も含まれていた。参院で予算や税制改正法案が否決されることも十分あり得る。各省が来年の通常国会で円滑な審議を望むなら前向きな対応を期待したい」と語り、ヒアリングでの指摘が来年度予算案に反映されるよう強く求めていく考えを示した。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709200392.html

0920 野党一致して「小沢」に投票へ 共産は98年以来 [朝日]

2007年09月20日11時56分

 共産、社民、国民新の3党は20日、野党国会対策委員長会談で、25日の参院首相指名選挙について、決選投票で民主党の小沢代表に投票する方針を同党に伝えた。共産、社民両党が野党第1党の党首に投票するのは、98年に当時の菅直人民主党代表に投票して以来になる。民主党が野党連携をアピールする狙いから、与野党の勢力が逆転している参院で、小沢氏への投票を呼びかけていた。

 共産党の穀田恵二国対委員長は会談後、記者団に「1回目の投票では志位和夫(委員長)と書くが、決選投票では反自民・公明という意思表示として民主党代表に投票する」と説明。民主党の山岡賢次国対委員長は記者会見で「野党が結束をして政権交代に進んでいく姿勢を具体的に示すことができる」と語った。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0920/TKY200709200137.html

0919 村山談話ともに「継続」外国特派員協会で福田、麻生両氏 [朝日]

2007年09月19日21時32分

 自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は19日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。日本の植民地支配と侵略への反省と謝罪を表明した95年の村山首相談話について、福田氏は「総理大臣が言われたことなので、それが正しいものと考える必要がある」と指摘、麻生氏も「それ以後の歴代内閣が同じように申し上げてきた」と述べ、同談話を引き継ぐ考えを示した。


 福田氏は小泉元首相を引き合いに出し、「私は小泉首相のようなリーダーシップは発揮できない。まずは国民に理解を願えるような政治を進める」と主張。一方の麻生氏は、会見に先立つ講演を英語でこなし、「麻生外交」をアピールした。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200709190366.html

0919 自民総裁選:日本遺族会、福田氏支持へ [毎日]


 自民党の有力支持団体である日本遺族会は19日の常務理事会で、党総裁選で福田康夫元官房長官の支持を打ち出す。靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されていることによって引き起こされているさまざまな問題を、何らかの方法によって解決しなければならないという考え方で一致しているのが理由だ。会長の古賀誠元幹事長はいち早く福田氏支持を表明。同日、A級戦犯の分祀に関する2回目の勉強会を開くのを機に、方針を確認する。

 福田氏は官房長官時代、新たな国立追悼施設を建設すべきだとの報告書をまとめているため、首相に就任すれば靖国神社に関する議論が進む可能性がある。遺族会は国立追悼施設の建設には反対の立場だが、A級戦犯分祀の検討は、靖国神社のあり方に変革を迫るのが狙い。大きな方向性は共通しているため、追悼施設建設の議論が進むことで、分祀議論が進むことを期待する思惑もある。【野口武則】


0918 地方自民「公共事業を」 都道府県連アンケート [朝日]

2007年09月18日03時02分

 23日の自民党総裁選を前に、朝日新聞社が同党の全国47都道府県連幹事長らに新総裁に望む政策などを聞いたところ、「一番力を入れてほしい政策」は、経済格差の是正が31道県で最も多いことがわかった。今後の経済政策では、32道県が歳出抑制より公共事業・財政出動を期待していた。総裁選に立候補した福田康夫、麻生太郎両氏とも構造改革路線を踏襲し、公共事業削減を支持しているが、参院選で惨敗した地方からは、08年度予算編成で公共事業増の圧力が強まることが予想される。財政再建との両立は難しく、新政権は難題を抱える。

 調査は15日から17日に全都道府県連の幹事長(茨城、愛知、岐阜3県は会長代理ら)を対象に実施。力を入れて欲しい政策は「年金」「経済格差」「外交・安全保障」「財政再建」の4項目から選んでもらった。

 格差是正を求める声は参院選で大敗した地方の1人区で顕著だ。全国29の1人区のうち、岩手、富山、島根、岡山、熊本など21県。福田氏の地元の群馬と福井以外は、参院選で自民党が敗れた。

 一方、この21県のうち15県は、今後の経済政策について、財政再建より公共事業・財政出動を重視すると回答。「1人区で自民党が惨敗した民意は、落ち込んだ地方の経済を何とかしてくれというものだ」(徳島)といった声が出ている。

 こうした財政出動圧力は1人区に限らない。歳出削減より公共事業・財政出動を求めた32道県の中には、埼玉、千葉、愛知、福岡など都市部の複数区も含まれる。埼玉県連の深井明幹事長は「参院選で『(土建)業界の人が参っている』とさんざん聞いた。財政出動は必要」と述べた。

 臨時国会の焦点であるインド洋での海上自衛隊の給油活動については、民主党など野党の反対で参院で否決されても「衆院の3分の2で再議決してでも継続すべきだ」が42都道府県。「野党と妥協できなければ、断念もやむを得ない」と答えたのは長崎、沖縄の2県だけだった。

 「政治とカネ」の問題では、政治資金収支報告書に1円以上から領収書を添付する政治資金規正法改正に、賛成が21都府県、反対が20府県。

 「福田、麻生両氏のどちらが総裁にふさわしいか」との質問には、秋田、千葉、神奈川、長野、兵庫、福岡、宮崎の7県が麻生氏。一方、福田氏としたのは群馬、大阪、和歌山、島根の4府県。党員による予備選を控え、「答えられない」との回答が多かった。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0917/TKY200709170233.html

0916 次の首相、福田氏53%、麻生氏21% 本社世論調査 [朝日]

2007年09月16日23時29分

 自民党総裁選が始まったのを受けて、朝日新聞社は15日午後から16日にかけて全国緊急世論調査(電話)を実施した。次の首相に福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長のどちらがふさわしいかを聞くと、福田氏が53%で麻生氏の21%を大きく上回った。自民支持層では福田氏56%、麻生氏27%だった。次の首相のタイプでは「協調型」がよいという人が62%にのぼり、「決断型」は31%。福田氏を挙げた人では協調型が71%に達した。「決断型」の小泉前首相や後継の安倍首相とは異なるタイプのリーダーを求める世論が、福田氏を後押ししているようだ。

次の首相にふさわしいのは?

 総裁選への関心が「ある」は69%。

 次の首相に一番力を入れて取り組んでほしい政策(四つから選択)では「年金」が32%と最も多く、以下、「経済格差」30%、「財政再建」19%、「外交や安全保障」16%の順。「格差」を挙げた人では、福田氏57%対麻生氏17%と差がやや開くのに対し、「外交・安保」を選んだ人は46%対40%と接近しているのが特徴だ。

 安倍政権の憲法改正への積極姿勢を次の首相も「受け継いでほしい」と考える人は45%、「そうは思わない」も45%と意見が割れた。福田氏を挙げた人は「受け継いでほしい」44%、「そうは思わない」49%だったのに対し、麻生氏を挙げた人は56%対39%だった。

 小泉前首相から続いてきた経済成長や競争重視の改革路線については、「受け継いでほしい」が54%で、「そうは思わない」の36%を上回った。福田氏を挙げた人は53%対40%、麻生氏を挙げた人は63%対27%。総じて麻生氏のほうが安倍政権の継承色が強いと受け止められているようだ。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY200709160117.html

0916 「顔」競う、街頭演説がスタート 自民党総裁選 [朝日]

2007年09月16日21時56分

 自民党総裁選は16日、福田康夫、麻生太郎両氏が東京・渋谷の繁華街でそろって街頭演説し、「党の顔」を競い始めた。一般の国民に投票権はないが、01年総裁選では国民的人気を背に、劣勢とみられていた小泉純一郎氏が圧勝した。派閥の合従連衡で苦戦を強いられている麻生氏は、今回、それにならって国民に直接支持を訴えることで巻き返しを狙う。参院で野党が過半数を占め、解散・総選挙も視野に入ってきたことから、「選挙の顔」としての有権者へのアピール力も問われている。

 16日夕、2人は都内のJR渋谷駅・ハチ公前で、街宣車の上に並び立った。

 最初にマイクを握った福田氏は、冒頭で政権公約のキャッチフレーズ「希望と安心のくにづくり」を取り上げ、「若い人が希望を持てるような仕組みづくり、お年寄りが安心できるような国造り、それが今の政治の大きな課題だ」と訴えた。

 演説の後、福田氏は「皆さん、熱心に聞いてくれたよね。僕のつまらない話をね」と斜に構えて語ったが、町村派幹部は「訴えるものがない。総理になって何をしたいのかがわからない」と不満を口にした。

 「バランス感覚」と「安定感」には定評のある福田氏だが、元々、パフォーマンスは苦手。3年前に官房長官をやめてから表舞台に立つこともなく、「準備不足は否めない」(閣僚経験者)。

 福田氏の演説中、聴衆に盛んに笑顔を振りまいた麻生氏に対し、福田氏は麻生氏の演説中、街宣車の手すりをつかみ、手持ちぶさたな様子。演説を聴いていた陣営の一人は、福田氏の側近に「表情がない。街頭やテレビで話すときは、きちんと表情を出すように」と苦言を呈した。

 一方の麻生氏。「最近、少々キャラが立ちすぎて、古い自民党の方々にあんまり評判の良くない麻生太郎です」と切り出し、聴衆の笑いを誘った。

 麻生氏はその後、単独でJR秋葉原駅前に。昨秋の総裁選で、「オタクの皆さん」と呼びかけ、人気を博すきっかけになった土地だけに「秋葉原に帰ってきました。『アキバ』では何となく癒やしてもらって感謝しています」。

 国会議員の支持では福田氏に大きく水をあけられている麻生陣営。国民世論への訴えをテコに、地方票や態度を決めていない議員票を取り込んで巻き返しを図りたい。初日の街頭の好反応に「街頭演説なら麻生がダントツ」と胸をはる。ただ、「アルツハイマー発言」など失言も多く、「気が緩むと、取り返しのつかない言葉が出てしまう」(閣僚経験者)と懸念する声もある。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY200709160115.html

0916 35都道府県で党員予備選を実施 自民党総裁選 [朝日]

2007年09月16日15時30分

 23日の自民党総裁選に向け、同党の47都道府県連のうち、35都道府県連が全党員・党友による予備選(党員投票)、6県連が支部長ら一部党員を対象にした投票を実施することが、朝日新聞社の15日までの調べでわかった。安倍首相の突然の辞意表明に伴う総裁選のため、今回、準備に時間がかかる正式な党員投票は見送られた。党内の主な派閥が軒並み福田康夫氏の支持に回る中、「国会議員票で大勢が決まってしまう」との地方の危機感も、党員投票の広がりにつながったとみられる。

47都道府県の党員投票の実施状況

 今回の総裁選は、党所属の衆参国会議員が1人1票を持つ387票の議員票、各都道府県連に一律3票割り当てられた141票の地方票の計528票で争われる。

 今回は当初、「19日投開票」と短期決戦が予想されたこともあり、幹部らに投票行動を一任する県連も少なくなかった。しかし、投開票が23日になり、秋田や静岡、福岡などは「なるべく大勢の声を聞く」などとして一転、党員投票の実施を決めた。「党存亡の時。組織を固め直すため、全党員参加が必要」(愛知)とする県連もあった。

 党員投票をどう反映させるかについては、35都道府県連のうち、3票を1位にまとめて入れる「総取り方式」が9都県、得票に応じて分ける「比例方式」が19府県。投票方法は、党員・党友に往復はがきを送り、候補者名を記入して返送してもらうケースが多い。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0915/TKY200709150267.html

0916 福田氏、外交はアジア重視 内政は安倍路線踏襲 [朝日]

2007年09月16日06時10分

 自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官の政権公約が15日、明らかになった。「希望と安心のくにづくり」を表題に、(1)自立と共生の社会(2)ストック型(持続可能)の社会(3)男女共同参画の社会――の柱を提示。外交政策ではアジア重視の姿勢を示すなど、「ハト派」的な色合いをにじませている。ただ、内政面では安倍政権が進めている政策を基本的に踏襲している。

 年金制度では「与野党の壁を越え、国民が納得できる年金制度の構築」をうたったほか、高齢者医療費負担増の凍結を検討するとした。ただ、「改革と成長」路線の継続を打ち出すなど、現政権の政策を継承する姿勢が目立つ。昨年の総裁選で安倍首相が目玉にした「テレワーク人口倍増」も盛り込んでいる。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0915/TKY200709150276.html

0914 自民総裁選、福田氏が優位 麻生氏と一騎打ちの公算 [朝日]

2007年09月14日23時16分
 14日告示され、15日に立候補を受け付ける自民党総裁選は、福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長による一騎打ちの公算が大きくなった。最大派閥である町村派出身の福田氏は、全9派閥中、麻生派を除く8派閥の支持を受け、優位に立っている。麻生氏は党の地方組織への働きかけを強めて巻き返しを図る構えだ。総裁選では、小泉、安倍両首相の構造改革路線の見直しや格差是正、地方対策、東アジア外交などが争点になりそうだ。

 今回の総裁選は、党所属国会議員387人、都道府県連代表(各3人)141人の計528人が投票する。福田氏支持を決めた各派の国会議員数を合計すると、すでに半数(264)を超える計298になる。このうち麻生氏に投票する議員も一定数いるとみられるが、麻生派所属の国会議員は16人で、地方票や無派閥議員73人に浸透したとしても、過半数を制するのは厳しい情勢だ。

 福田氏は14日、記者団に「小泉さんの構造改革の方向は正しい。改革続行が大前提」としたうえで、生活者の視点や地方の活性化を重視していく考えを表明。外交面では「日米同盟を基礎にどうアジアとの関係を強化していくかだ」と語った。

 11月1日で期限が切れるテロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動継続については、安倍首相と同様に「対外公約」との認識を示した。「約束を果たす方向で、最善の努力を尽くすのは当然だ」と語ったうえで、政府・与党が検討している給油や給水に絞り活動を続ける新法の制定も「一つの解決の道筋だ」と述べた。

 党内の各派が自身への支持に雪崩を打ったことについては「政策を中心とした話をしてきている。別に談合しているわけでないし、低い次元の話はしない方がいい」と語った。

 一方、麻生氏は立候補に必要な推薦人20人を確保。14日、党本部で記者会見して立候補を正式に表明した。小泉前首相が進めた改革による経済成長率や有効求人倍率の改善などを評価したうえで、「急激な変化は痛みが伴う。中小零細企業、高齢者、弱者、年金生活者に(しわよせが)寄った」と指摘。「財政再建とのバランスもあるが、温かみのあるものにしないと具合が悪い」と述べた。

 麻生氏はまた、各派が相次いで福田氏支持を決めたことについて「談合、密室と批判を受ける。小泉改革で進んだものが、また逆戻りすることだけは避けなくてはならない」と強調。「政策を党員、党友、国民に問うて戦いたい」と述べ、地方票の獲得に意欲を示した。

 福田氏については「私のちょうど反対側におられる人。『反麻生』としてまとめられる要素があった」と語った。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140357.html

0914 福田元官房長官への支持、じわり拡大 自民総裁選 [朝日]

2007年09月14日07時31分

 「慎重居士」とも言われる福田康夫元官房長官が、ついに動いた。「ポスト安倍」を選ぶ自民党総裁選は、福田氏が立候補を表明すると、所属する町村派に加え、党内の多くの派閥が雪崩を打ったかのように、福田支持を鮮明にした。先行していた麻生太郎幹事長は、「反麻生」グループによる包囲網に、一転、厳しい状況に追い込まれた。

 ■「麻生包囲網」強める各派

 「もう、こうなったら福田さんしかいない。『反安倍』を明確にして路線転換すべきだ。首相と同じ路線の麻生さんでは選挙に勝てない」

 自民党の青木幹雄前参院議員会長に近い中堅参院議員は13日朝、こう語った。谷垣禎一元財務相も同日夜、記者団に「今回は、政策転換できるかどうかを一番のポイントにしている」。

 福田氏は小泉内閣の官房長官だったが、04年に年金の未納が発覚し、突然辞任。それ以来、外交政策や政治手法を巡り、小泉、安倍両氏との確執がとりざたされ、いつしか「非小泉・安倍路線」の象徴とみられるようになっていた。

 対照的に小泉・安倍政権下で要職を務めた知名度を生かし、「先行逃げ切り」を目指すのが麻生氏。小泉・安倍政権と一蓮托生(いちれんたくしょう)だった麻生氏か、それとも距離を置いてきた福田氏か――。焦点はそこに絞られた。

 「福田氏は出るのか、出ないのか」。自民党各派は、13日朝から情報収集に追われた。注目が高まったのを待っていたかのように、福田氏は動いた。

 午後3時半、自民党本部。所属する町村派会長の町村信孝外相と会談を終えた福田氏は記者団に「状況をみて、これから判断する」。発言は「出馬に前向き」と受け止められ、永田町に一気に広まった。

 そのころ、麻生氏は逆風に見舞われていた。

 党本部で開かれた両院議員総会。麻生氏ら執行部が提案した「14日告示、19日投開票」という総裁選日程に、若手議員らから、「総裁選を盛り上げるには、19日投開票では準備に時間が足りない」と異論が相次いだ。

 麻生氏が12日の記者会見で、安倍首相の辞意を正式表明の2日前に聞いたと明かしたことにも批判が渦巻く。事前に知りながら、なぜ代表質問直前という最悪のタイミングでの辞任表明を避けられなかったのか――。町村派の閣僚経験者は「麻生氏は首相をさらしものにした。みんな怒っている。これで麻生さんは失墜した」と語った。

 一方、古賀派幹部は13日夕、「福田氏でまとまれば、うちも一部を除いて一本化できる」と派内集約に自信を見せた。額賀福志郎財務相が出馬表明した第2派閥の津島派でも、青木氏ら参院側が福田氏を支持する方向。小泉前首相まで、近い議員から「福田さんでも構わないか」と問われると、「いいじゃないか。おれの時の官房長官だ」と支持する意向を伝えたという。

 16人の小派閥を率いる麻生氏は、町村派など大派閥の領袖(りょうしゅう)の理解を得て、安倍首相から「禅譲」を狙う政権とりの戦略を描いてきた。強まる「麻生包囲網」に危機感を募らせる。

 麻生派の会合では「麻生氏の方が福田氏より国民的人気は高い。積極的に都道府県連に党員投票(予備選)をやってもらうよう呼びかけよう」と地方票獲得に活路を求める意見も飛び出した。

 ■町村派の結束で道筋できる

 「各派から話が来ている。できれば期待に応えたい」。13日午後、福田氏は森元首相にこう言って、立候補の意向を伝えた。森氏は「それなら、その方向でまとめる」と応じた。

 福田氏が出馬の理由にあげる「周囲の期待」。伏線は、安倍首相が大差で選ばれた1年前の総裁選にあった。

 「私をやる、と言ってくれる人はいるが、具体的に何人連れてくるのか、誰も言わない」。福田氏は当時、出馬見送りの理由を、親しい知人にこう漏らした。

 福田氏は事前の世論調査で、安倍首相に続く2位につけていた。表向きは自分の意思を一切明らかにしなかった福田氏だが、水面下では立候補の可能性を慎重に見極めていた。

 派閥領袖クラスのベテランには、福田氏を推す声が強かった。ただ、こうしたベテランたちの派閥では、中堅・若手の多くが「安倍支持」に流れていた。

 それは足元の町村派も例外ではなかった。福田氏は「派閥を割るぐらいなら立候補しない」とも思い定めていた。

 今回はまず、足元の町村派がまとまったうえで、各派横断の「みこし」を作らなければいけない――。それが森氏の思いだった。

 13日昼の町村派総会。出席者の意見は半々に割れた。

 「人心一新を目指すには、安倍政権にかかわっていない福田さんがいい」。一方、「派閥のリーダーが出るべきだ」と、会長の町村外相を推す声も出た。最後に引き取った森氏は言った。

 「安倍さんが出る時、私は少し考えるべきじゃないかと、『安倍温存』を考えていた。町村さんについても同じような気持ちがある」

 森氏としては、この局面で党内をまとめるには、各派のベテランから信望があり、手堅い政治手腕の福田氏が適任と見ていた。ただ、派内には町村氏を推す声もあるうえ、町村氏自身も立候補に意欲を示していた。森氏は「温存」という言葉で、町村氏のメンツを立てつつ、福田氏擁立の道筋をつけたのだ。

 さらに党内の1年生議員らから出馬を求められていた小泉前首相がこの日、森氏に「おれは百%出ない」と伝えたことも、福田氏の背中を押した。

 最後は派閥の意向を受けた町村氏自身が、福田氏と自民党本部で会談。同日夜には森氏を交えた3人で食事をした。

 「立候補の決意をしたので了承してもらいたい。また協力をお願いしたい」。福田氏がこう言うと、町村氏も応じた。「気持ちよく協力します」
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140003.html

0914 首相辞任「無責任」70% 本社緊急世論調査 [朝日]

2007年09月14日01時17分

 安倍首相の辞任表明を受け、朝日新聞社が13日におこなった全国緊急世論調査(電話)によると、臨時国会で所信表明をしたばかりの時期に辞任を明らかにしたことに対し、「無責任だ」と思う人が70%に達した。衆院の解散・総選挙の時期を巡っては「早く実施すべきだ」が50%で、「急ぐ必要はない」の43%を上回った。参院選直後の7月末の調査では39%対54%だったが、逆転した。参院選の自民大敗で生じた行き詰まりのなか、首相が政権を投げ出すという事態を受け、改めて民意を問うべきだとの世論が高まっているようだ。

 安倍首相の辞任を「よかった」と受け止める人は51%と半数で、「そうは思わない」は29%。辞任表明に「驚いた」は67%だった。ほぼ1年間の安倍政権の実績について、「大いに評価する」が4%、「ある程度評価する」が33%に対し、「あまり評価しない」は45%、「まったく評価しない」は15%で、厳しい見方が多い。

 首相は辞任の理由として、テロ対策特別措置法の期限が11月1日に切れるのを控え、民主が反対姿勢を崩さないなか、インド洋で自衛隊が給油などの活動を続けるため、「局面の打開が必要だと判断した」と説明した。この説明に「納得できる」は11%どまりで、「納得できない」が75%を占めた。自衛隊の活動継続そのものへの賛否では反対が45%と、賛成の35%を上回った。

 次の首相には誰がよいと思うかを聞くと(自由回答)、麻生太郎自民党幹事長が14%、福田康夫元官房長官が13%と拮抗(きっこう)した。以下、小泉純一郎前首相が11%、小沢一郎民主党代表6%の順だった。

 望ましい政権の形については、「民主中心」41%、「自民中心」33%で、参院選公示前からの民主優位の情勢が続いている。

 政党支持率は自民30%、民主28%、公明3%、共産2%、社民1%だった。参院選直後から民主が自民を上回っていたが、自民が8月末の前回の25%から伸ばして逆転した。

    ◇

 《調査方法》 13日に全国の有権者を対象にコンピューターで無作為に電話番号を作る「朝日RDD」方式で調査した。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答は1029人、回答率は62%。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130439.html

0913 「翼短かったタカ」… 安倍退陣、海外メディア辛らつ [朝日]

2007年09月13日20時04分

 生けるしかばね、翼が短かったタカ、日本流のハラキリ……。安倍首相の辞意表明を受けた海外主要メディアの報道ぶりは辛口だった。

 13日付米紙ワシントン・ポストは、安倍首相が7月末の参院選で惨敗して以来、「生けるしかばね」だったと酷評。ニューヨーク・タイムズは首相は「闘う政治家」と自らを表現したが、「明らかに闘う度胸を持っていなかった」と戦意喪失の様を紹介。タイミングも「不可解だ」としている。

 英フィナンシャル・タイムズは1面のほか特集面で就任から退陣までを伝えた。東京在住の外資系ヘッジファンド社長の「武士道ではない、臆病(おくびょう)者(チキン)だ」との談話を使い、参院選直後に辞めるべきだったと指摘。インディペンデント紙はスローガンの「美しい国」と国民の生活に即した関心との「格差」などから「『権力のおごり』の教科書だ」と批評した。

 イタリアの有力紙レプブリカは小泉前首相と比較し「前任者がもたらした進歩をすべて無駄にした」と酷評。「若い才能と目されていたのに、彼の政府はへまと素人的振る舞いにさいなまれていた」とした。

 ドイツの経済紙ハンデルスブラットは、就任当初は中国や韓国との関係改善などにも取り組んだが成果がなかったとし、「政権は風に揺れる竹のようにいつも外因になびいていた」と表現した。

 「日本流のハラキリ」の見出しで、アルゼンチンのニュースサイト「ウルヘンテ24」は「スキャンダルで5人の閣僚が辞任や自殺をし、首相は351日の間、ひ弱な政権を守るのに必死だった」などとこき下ろした。

 また英BBCのスペイン語版サイトは「翼が短かったタカ」との記事を掲載。その政治姿勢と任期の短さをあらわした。

 韓国紙はほぼ全紙が1面で辞任を伝え、「運もなかったが、危機管理、内閣統率はどうしようもない水準との評価を受けた」(朝鮮日報)、「最後までちゃんと判断できなかった」(中央日報)と評した。就任直後に中韓両国を訪れ、アジア外交の立て直しを図ったが、積極的に評価する論調はほとんどなかった。

 中国では新華社通信が「安倍政権が国民の支持を失い、自民党内でも求心力がなくなったため」と論評。「タカ派、麻生氏が後任へ」(英字紙チャイナ・デイリー)などと早くも「ポスト安倍」に関心が集まっている。同紙は麻生太郎自民党幹事長が外相時代に「中国脅威論」を強調して日中関係を悪化させたと指摘。人民日報系の国際報道紙・環球時報も「麻生氏は知名度は高いが、失言が多い民族主義者だ」と警戒を示した。

 ロシアの主要紙コメルサントは「日本は政治的カオス(混乱状態)に入った」と報じた。ブレーミャ・ノボスチェイ紙で日本専門家のクナーゼ元外務次官は「麻生氏ら後継候補は古い形の政治家だ。小泉前首相のように意外性を得意としないので、日ロ関係でも特に政策の変更はないだろう」との見方を示した。

 一方、台湾では安倍首相を「親台派」とする見方が一般的で、論調は惜しむ声が圧倒的。対日窓口「亜東関係協会」の羅福全会長はコメントを発表し、「安倍首相の下で日台関係は(72年の)断交以来、最高の状態になった」と称賛した。

 香港紙「明報」は社説で、安倍首相が小泉前首相と異なり靖国参拝問題でアジア諸国への配慮を見せた点を高く評価したが、「それが安倍政権が放った唯一の輝きだったとも言える」とした。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200709130400.html

0913 安倍首相、「機能性胃腸障害、全身が衰弱」 主治医会見 [朝日]

2007年09月13日19時25分

 安倍首相が入院した慶応大学病院では、13日午後2時から、主治医の日比紀文・医学部教授(消化器内科)が記者会見し、「機能性胃腸障害が悪化し、全身が衰弱している」と病状を説明した。

 機能性胃腸障害は、ストレスや精神的な疲労が引き金となり、おなか上部の膨満感や灼熱(しゃくねつ)感、みぞおちの痛みなどの症状がある。

 日比教授によると、安倍首相は、1カ月以上前から食欲不振や胃もたれなどの症状を訴えていた。当初は軽かったが、数週間前にウイルス性とみられる腸炎を起こすなどして悪化。シドニーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)から帰国した10日ごろから、疲労感も強くなった。「体重はここ数カ月で5キロほど減った。3、4日の入院が必要」と話した。

 辞任表明直後の12日夕方にも診察したが、13日はさらに衰弱が進み、「(公務の)緊張状態を続けるのは、少し難しいと判断した」という。ただ、「(進退について)総理にアドバイスしたことはない。数日前まで執務に全く支障はない状態だった」と強調した。

 胃腸の病気に詳しい国立病院機構さいがた病院(新潟県上越市)の松枝啓院長は「薬で治療することもあるが、多くは生活習慣や食生活を改善し、ストレスを減らせば良くなる」としている。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130367.html

0913 安倍氏の後継、「麻生」VS.「反麻生」の様相 [朝日]

2007年09月13日03時22分

 自民党は12日の総裁選管理委員会で、14日告示、19日投開票の日程案を固めた。ただ、「党員の声をできるだけ反映すべきだ」という意見も強く、投開票を25日にずらす案を含めて調整を進めている。「ポスト安倍」の有力候補とされる麻生太郎幹事長ら執行部が主導して固めた19日投開票の案に対し、異論が出たためだ。

 今回選ばれる総裁の任期は、安倍氏の残り任期となる09年9月末まで。すべての党所属国会議員と都道府県連の代表による投票により、両院議員総会で選出される。総裁選の日程と選出方法は、13日の両院議員総会で正式に決まる。

 麻生氏は13日夕に記者会見して立候補を表明する意向だが、安倍首相や麻生氏に批判的だったグループからは別の候補を擁立する動きも出ている。「麻生氏」か「反麻生氏」か、という構図になってきた。

 麻生氏は昨年9月の総裁選で次点となり、外相、自民党幹事長として安倍政権を支えてきた。「選挙の顔」としての期待もあり、地方組織でも支持する動きがある。ただ、麻生派は16人と基盤が弱く、派閥を超えた支持の取りつけが課題だ。

 「反麻生氏」には二つの潮流がある。

 ひとつは、郵政民営化法案に反対し、離党した平沼赳夫氏の復党を積極的に進めるなど、小泉改革路線の転換を進めることに反発する勢力だ。中川秀直前幹事長の呼びかけで、05年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」ら若手議員や小池百合子・前防衛相ら約30人が12日夜、都内のホテルで会合を開き、小泉前首相の再登板を求める方針を確認した。小泉氏はこの日、中堅議員からの立候補要請を断ったが、この勢力の動向がひとつの焦点となる。

 もうひとつは小泉、安倍両政権の系譜に批判的で、昨秋の総裁選で福田康夫・元官房長官の擁立を模索した勢力だ。中堅、ベテラン議員が中心で、再び福田氏を推す声が強まっている。福田氏は12日夜、記者団に「政治の安定と、国民の立場に立った政治が行える政治をなるべく早くつくらないといけない」と語るにとどめた。

 3代続けて首相を出し、福田氏も所属する町村派のほか、津島派、古賀派は12日の会合でそれぞれ結束して対応することを確認。古賀派は会長の古賀誠・元幹事長に「対応を一任」したが、いずれも具体的な方向は打ち出していない。

 一方、昨年の総裁選に立候補した谷垣禎一・元財務相は12日、派閥の緊急総会に出席後、記者団に「政策転換が必要だ」と語った。麻生氏以外の候補者擁立をめざす考えを打ち出したものだが、自らの立候補については「まだお答えするには早い」と態度を明確にしなかった。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY200709120363.html

0912 「なぜ今」自民困惑 安倍首相辞任表明 [朝日]

2007年09月12日18時50分

 あまりに唐突な安倍首相の辞意表明のタイミングだった。自ら所信表明演説を行い、それに対する代表質問が衆院本会議で始まる直前。「聞いたことがない」(ベテラン議員)という異常な事態に、自民党内からは驚きの声が、野党からは「日本の総理大臣として恥ずかしい」(民主党の鳩山由紀夫幹事長)と批判の声があがった。

 自民党の大島理森国対委員長は12日午前、民主党の山岡賢次国対委員長と会談。首相が求めていた小沢民主党代表との党首会談には応じられない、との意向を伝えられた。これを受けて大島氏が官邸に首相を訪ねたところ、首相から「幹事長に自分の気持ちを伝えたい」と辞任する考えを伝えられた。大島氏は「それは幹事長に直接おっしゃってください」と応じたという。

 午後1時前、国会内で開かれた自民党代議士会は緊迫した雰囲気で始まり、大島氏が「総理が大変な決意を述べられた」と首相の辞意を説明した。麻生太郎幹事長は首相の辞意について記者団に「随分前に聞いていた」と語ったうえで、その理由については「議会の中で求心力がない、と語っていた」と述べた。

 麻生氏、二階俊博総務会長、大島氏ら党執行部は12日昼すぎ、国会内の幹事長室に急きょ集まり、今後の対応を協議。さらに、首相官邸に場所を移し、後継の自民党総裁選びの段取りなどについて協議した。

 首相に近い町村派中堅議員は「全く聞いていなかった。辞める理由は、健康問題しか考えられない」と語った。閣僚経験者は「これから巻き返しを図ろうとしているこの時期に、首相は何を考えているんだ。真意がわからない」と述べた。

 一方、民主党には、河野洋平衆院議長から同党の川端達夫議院運営委員会理事に「本会議を遅らせたい」との連絡があったという。小沢代表は「君ら(報道陣)の情報だけだから、後で」と述べ、コメントを避けた。

 菅直人代表代行は「しょせんは坊ちゃんだったんだねえ。いや、お坊ちゃん以下かも。国際公約などと言っておいて、この辞め方は国際的に通用しないだろう」と批判。渡部恒三元衆院副議長は「38年議員をやっているがびっくりした。年内には辞めると思っていたが、なぜ今なのか」と述べた。細野豪志衆院議員は「解散するべきだ。自民党のトップが代わっても、民主党の戦い方は変わらない」と述べた。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY200709120307.html

0912 自衛隊活動継続の新法、新指導者の下で…安倍首相会見要旨 [読売]

 安倍首相の記者会見の要旨は次の通り。

 本日、総理の職を辞するべく決意をした。7月29日の参院選の結果が出たが、大変厳しい結果だった。厳しい結果を受けて、この改革を止めてはならない、また、戦後レジーム(体制)からの脱却の方向性を変えてはならない決意で続投の決意をした。今日まで全力で取り組んできた。先般、シドニーで、テロとの戦い、国際社会で期待されているこの(インド洋での海上自衛隊の補給)活動を中断することはあってはならない、何としても継続しなければならないと申し上げた。

 国際社会への貢献は、私が申し上げている「主張する外交」の中核だ。この政策は、何としてもやり遂げていく責任がある。この思いの中で、(自衛隊の活動を)中断しないために、全力を尽くしていく、職を賭(と)していくと申し上げた。

 私は、職にしがみつくものでもないと申し上げた。そのためにはあらゆる努力をしなければいけない。環境作りについても、努力をしなければならない。一身をなげうつ覚悟で、全力で努力すべきだと考えてきた。

 本日、(民主党の)小沢代表に党首会談を申し入れ、私の率直な思いと考えを伝えようと(した)。残念ながら、党首会談については、実質的に断られてしまった。先般、小沢代表は「民意を受けていない」と、このような批判もしたわけだが、大変残念だった。

 今後、テロとの戦いを継続させる上において、私はどうすべきか。むしろ、局面を転換しなければならない。新たな首相の下で、テロとの戦いを継続していく。それを目指すべきではないだろうか。来る国連総会にも、新しい首相が行くことが、むしろ局面を変えていくためには良いのではないか。

 また、改革を進めていく。その決意で続投し、そして内閣改造を行ったわけだが、今の状況で、なかなか国民の支持、信頼の上において力強く政策を前に進めていくことは困難な状況である。ここは自らが、けじめをつけることによって、局面を打開しなければいけない。そう判断するに至った。

 先ほど党の5役に対して私の考え、決意を伝えた。そして、この上は、政治の空白を生まないように、なるべく早く次の(自民党)総裁を決めてもらいたい。本日からその作業に入ってもらいたいと指示した。私としても、私自身の決断が先に延びることで、国会において混乱が大きくなるとの判断から、決断はなるべく早く行わなければならないと判断した所だ。

 (参院選直後でなく、今辞意を表明したのは)反省すべきは反省しながら、しかし今進めている改革を止めてはならないとの思いで、そして私が進めている国づくりは何としても進めなければならないとの思いで、続投を決意し、内閣の改造を行い、所信も思うところを述べさせて頂いた。しかし、テロとの戦いを継続していくことは極めて重要なことであり、それはまた私の約束でもあるし、国際公約でもある。それを果たしていく上においては、むしろ、ここは私が辞することによって局面を転換した方がむしろ良いだろうと判断をした。

 何としても改革を進めないといけないとの思いで、今日まで全力を尽くしてきたが、残念ながら、私が総理であるということによって野党の党首との話し合いも難しい状況が生まれている。(自民)党において、新しいエネルギーを生み出して、そのエネルギーで状況を打開し、(自衛隊の活動を継続するための)新法を、新しいリーダーの下で推し進めていくことの方がいいと考えた。

(2007年9月12日15時20分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070912iaw5.htm

■政局07Ⅳ より続く