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0731 スリランカのペレラ氏に第1回「堺 平和貢献賞」 [朝日]

2008年7月31日20時11分
 堺市が創設し、国内外で平和活動に取り組む個人や団体を顕彰する「自由都市・堺 平和貢献賞」(朝日新聞社後援)の第1回受賞者に、民族紛争が続くスリランカで和平実現に尽力しているNGO「スリランカ国民平和評議会(NPC)」専務理事のジハン・ペレラ氏(49)が選ばれた。同市が31日発表した。

 ペレラ氏は非暴力での和平実現をめざし、民族や宗教間の対立を超えた多様な運動をスリランカ国内で展開。新聞のコラムニストとしても、政府、少数民族側双方が武力で解決を図ろうとする態度を一貫して批判してきた。「対立や相違を、共存へと転換しようとする姿勢が賞の理念に合致している」と評価された。

 奨励賞にはミャンマーなどで医療活動を展開している「国際医療奉仕団ジャパンハート」代表の吉岡秀人氏(42)と、ネパールで少女への初等教育普及と女性の地位向上に取り組むNPO法人「日本ネパール女性教育協会」が選ばれた。

 平和貢献賞は06年に同市が政令指定都市になったのを機に制定された「平和と人権を尊重するまちづくり条例」に基づき創設された。有識者や研究機関が推薦した36団体・個人の中から選考した。副賞として、ペレラ氏には300万円、奨励賞の1個人1団体には30万円が同市から贈られる。

 授賞式は10月6日、堺市で開かれ、ペレラ氏が記念講演する。問い合わせは同市人権企画課(072・228・7159)へ。(石前浩之)
URL:http://www.asahi.com/national/update/0731/OSK200807310052.html

0326 政治的発言の配慮、平和案内人にも要請 長崎平和推進協 [朝日]

2006年03月26日01時34分
 被爆体験を証言する被爆者に政治的発言を控えるよう文書で求めていた長崎市の外郭団体、長崎平和推進協会が25日、原爆関連施設などを案内する市民ボランティア「平和案内人」の会合でも、政治的発言への配慮を要請した。

 会合は同市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館であり、91人の会員のうち約50人が参加。会合の最後に、推進協の永田博光・事務局次長が被爆者らに発言自粛を要請した経緯を説明した。

 永田次長は「原発や自衛隊のイラク派遣、憲法改正など意見の分かれる政治的問題について、推進協として統一見解はない。(政治的問題については)『個人的見解』と断ったうえで、誤解を招かないようにしてほしい」と話した。

 1月に被爆者に渡した、天皇の戦争責任など8項目を示して自粛を求めた文書については、今回は提示しなかったが、平和案内人からは「なぜあの時期に要請したのか」「事務局が要請文書を出したのはよくなかった」などの意見が出た。

 推進協は「被爆体験の継承を考える市民の会」から出ている要請文書の撤回要求に対し、23日の理事会で「世界平和を願う意見として、今後、運営の参考にさせてほしい」と回答することを決めた。横瀬昭幸理事長は「もともと規制する意図はなく、協会の理念に沿うよう頼んだだけ。文書の文言が強すぎるのは確かだが、一度出した文書は撤回しない」と話している。
URL:http://www.asahi.com/national/update/0326/SEB200603250015.html

0308 284人の証言で被爆再現 元放送記者がCD作品制作 [共同]

 被爆者284人の証言から広島、長崎の被爆前後の状況を再現した8時間40分のCD作品「ヒロシマ ナガサキ 私たちは忘れない」を元長崎放送記者の伊藤明彦さん(69)が制作した。
 伊藤さんは被爆者の証言を残す仕事に専念したいと1970年に長崎放送を退社し、アルバイトをしながら青森県から沖縄県まで全国の被爆者を訪ねて声を集めてきた。
 伊藤さんの集めた1003人の証言のほか、長崎放送が録音した837人分の声の提供も受け、計1840人の中から284人を選び出して音声を編集した。
 広島への原爆投下前日の1945年8月5日から、長崎への投下を経て9月上旬までの約1カ月間の状況を、聴く人が時系列に追っていける形になっている。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006030801000135

0304 「次世代に体験の継承を」 61年前の大空襲前に集会 [共同]

 約10万人が亡くなったとされる1945年3月10日の東京大空襲から61年を迎えるのを前に、作家の早乙女勝元さん(73)らが運営する「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区)が4日、同区内で「語り継ぐつどい」を開いた。
 空襲被害者の高齢化が進む中、次世代に体験を語り継ぐ方法を模索するのが狙い。集会では、俳優の小沢昭一さん(76)が軍国少年だった子供のころの思い出や、空襲で家を焼かれ、けがの後遺症で父が亡くなったという体験談を中心に講演。
 「戦争は本当に嫌だと思った。だが戦争になってから止めることはできない。戦争になりそうな気配、さらにその前の気配で止めないといけない」と話した。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006030401003026

0227 91歳本多さん「出前噺」に幕 [読売]

戦争体験って1125回 

 「戦争出前噺(ばなし)」として約20年にわたり、自身の体験を全国各地で語り続けてきたみなべ町の本多立太郎さん(91)が26日、大阪府箕面市の市立みのお市民活動センターでの語りを最後に、活動にピリオドを打った。「戦争は別れと死。それ以外に何もない」と、訴えること1125回。延べ約15万人が耳を傾け、平和の尊さをかみしめた。

 北海道小樽市生まれの本多さんは、陸軍兵として中国・江蘇省の連隊に所属。北千島戦線に従軍、シベリアで2年間抑留された。約200人の市民らを前に、「60年前に経験した事実だけをお話しします。どのように受け取るかは、皆さんの自由です」と前置きし、静かに語り始めた。

 家族や恋人との別れ。死体が浮かぶ川で、日本兵が脂や血で濁った水で飯ごうの米をとぐ光景。戦友の小指を切り落として“遺骨”として持ち帰ったこと……。

 中国人捕虜を銃剣で突き刺した経験も打ち明けた。「真っ青な顔で僕を見つめる目が、今も忘れられない。戦争とはいえ罪は罪。実に無念で恥ずかしい」

 京都の郵便局に集まった人らを前に語って以来、学校や労働組合、婦人会などの依頼に応えてきた。27日に92歳の誕生日を迎える本多さんは「これで最後かと思うと、少し寂しい。今後は若い人たちの手で、次代へと語り継いでほしい」と話し終え、深く一礼。大きな拍手が鳴り響いた。

(2006年2月27日 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm


ネットで帰還兵証言公開、「15万人目標、協力を」 [読売]

戦争体験者たち(後列)の証言を集めてインターネット公開を進めるボランティアら 「あの戦争の実態を自分たちの言葉で語り、後世に伝えよう」――。戦争を直接知る世代が減少する中、元兵士の体験談をビデオに残し、インターネットを通じて公開する活動が始まっている。

 若者たちが協力し、5年間で15万人の証言を集めるという壮大な計画。発起人となった元兵士らは「従軍体験のある人はぜひ名乗り出て、話してほしい」と呼びかけている。

 発起人は、東京都大田区の井ノ口金一郎さん(84)ら中国や南方戦線に出征し帰還した76~92歳の26人の元兵士ら。

 「密林でカエルを干物にして飢えをしのいだ」「無責任な突撃命令を出して部下を死なせてしまった」――。

 昨年秋、インターネット放送局「世論力(よろんりき)テレビ」の取材に対し、それぞれの戦場体験を語ったところ、多くの反響が寄せられた。

 全国の帰還兵らの話をもっと集めて発信しようと、昨年12月、民間団体「戦場体験放映保存の会」(事務局・東京)を設立した。

 世論力テレビのスタッフら20~30歳代を中心にした約50人が、ボランティアとして撮影や編集に協力、今月から本格的な活動を始めた。まずは元兵士を見つけることが必要なため、全国の戦友会や町内会、老人会などに呼びかけ文を送付した。

 今後、元兵士から証言の申し出を受けるたびに、同会メンバーの若者たちが取材・撮影を行う。得られた証言は10~15分程度に編集し、ホームページ(HP)で公開する予定。

 HPでは現在、6人の証言を公開している。元帰還兵の生存者数は50~55万人とされるが、同会は2010年までに15万人の証言を集めることを目標にしている。

 井ノ口さんは、「戦争の最も悲惨な部分は、最前線にいた私たちのような無名の兵士が最もよく知っている。今が最後のチャンスだと思う。どうか協力してほしい」と話している。

 証言を公開しているHPのアドレスは、http://www.notnet.jp/senjoindex.htm。問い合わせは、同会(03・3465・6066)。

(2005年8月15日13時58分 読売新聞)
TITLE:ネットで帰還兵証言公開、「15万人目標、協力を」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
DATE:2005/08/15 20:35
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050815i204.htm
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