Twitterでの阿呆なアス受けネタログです。
ヒュアスとラムアスとリチャアス(多分)です。


 

弟の居ないとこでデレる兄 

アス「教官、相談したいことがあります」
マリ「うん?どうした、アスベル」
アス「ヒューバートのことというか、ヒューバートと乳繰r」
マリ「おととい来るんだな」
アス「……俺は三日後から来たアスベルです」
マリ「それをやって許されるのはソフィだけだ、アスベル」
アス「教官、せめて最後まで言い分くらい……」
マリ「寄らばマリクビームだ、アスベル」
アス「だったら、そんな隙も与えず極光蓮華で間合いを詰めます」
マリ「……」
アス「……」
マリ「……よし。オレも男だ。腹をくくろう」
アス「ありがとうございます、教官。俺、ヒューバートと乳繰り合いたいんです。手と手を取り合って見つめ合って『愛してます、兄さん……』とか言い寄られて頬を赤らめたりしてみたいんです」
マリ「勝手にやってろ」
アス「それが出来たら嫌がる教官に相談なんて持ちかけません!」
マリ「良かった。オレが嫌がってることは解っていてくれたか……」
アス「でも、いざアイツを目の前にすると素直になれないというか、兄としてのプライドが邪魔をするというか」
マリ「照れ隠しか?照れ隠しなのか、アスベル?」
アス「そうです!照れ隠しです!照れ隠しなんです!」
マリ「お前、それはあまりにも迷惑極まりないツンデレというやつじゃ……」
アス「よりにもよってツンデレはヒューバートの専売特許なのに……自分がツンデレでも全く萌えないッッ」
マリ「そこまで自己分析出来ているなら、プライドその他諸々をさっさとかなぐり捨てて弟の胸に飛び込み甘え倒して来い」
アス「それ、前にやってみたんですけど気が付いたら俺、ヒューバートの股間握り潰してたんですよ……不思議ですね」
マリ「……不思議だな」
アス「俺も一応、俺なりに色々努力はしてるんです」
マリ「お前の努力如何はさて置き、確かにこうなるとヒューバートの甲斐性に期待するしかないのだろうな。その辺りはどうなんだ?」
アス「アイツも頑張ってはくれてるんですが……ほら、眼鏡=鬼畜キャラみたいな」
マリ「ああ。鬼畜キャラ……」
アス「ただ、どうにも生来のヘタレ成分が抜け切ってないというか、寧ろ拍車が掛かってるみたいでアイツ一人に期待するのは難しいかなぁ、とも思ってしまって。俺、やっぱり兄としてアイツの助けになりたいんです」
マリ「うむ。前にもかなり違ったシチュエーションでそんなようなことを言っていたな」
アス「それでですね、考えたんです。ラムダ寄生のメンヘラ厨二病こじらせっぷりに期待して、ヒューバートにラムダを……」
マリ「やめてやれ」
アス「でも、もうアイツ一人に苦労させるわけには……」
マリ「ラムダを巻き込むな」
アス「ラムダにだから任せられるんです。俺は、ラムダを信じてる!」
マリ「頼むからやめてやれ。お前にそれを言われると、ラムダは断れんぞ」
 


ラムアスらぶとーく

アス「……なぁラムダ」
ラム『……』
アス「返事くらいしないかラムダ」
ラム『貴様のその切り出しに応じて、ろくなことになった試しがない。寄って却下だ』
アス「そうか。それはちょっと寂しいが、なら心置きなく勝手に喋ることにするよ」
ラム『……何故我は応えを返してしまったのだろうな』
アス「それでさ、ラムダ。俺、最近気付いたことがあるんだ」
ラム『ほう』
アス「――お前、どっちかっていうと男寄り?」
ラム『……』
アス「……」
ラム『…………』
アス「……何か言ってくれないか、ラムダ」
ラム『勝手に喋る、と言ったのは貴様だろう』
アス「それはそうなんだけど、やっぱり返事がないのは寂しいだろ。せっかく二人なんだから」
ラム『……相手に返答を求めるのなら、自己完結していない問いを投げ掛けるべきだな』
アス「……あ、いや、え〜っと…………」
ラム『第一、何故そのような問が提示されるに至ったのか、その流れからして我の方が疑問だ』
アス「だって可愛かったから」
ラム『……』
アス「ヒューマノイド姿のお前が、えらく、大層、可憐で儚げで可愛らしかったから」
ラム『あの身体はコーネルが用意した仮初めの物。我の本質とは何ら無関係だ』
アス「ああ、コーネルさんの趣味だったのか!センスいいよな」
ラム『……確かに我はフォドラの原始生命体であるが故、性の境界もまた確固たるものを持ち得ないが……貴様、今まで我をどのように認識していたのだ?』
アス「かわいいな、と」
ラム『黙れ下等生物』
アス「えー?だってそんなこと言われても、ラムダはラムダだしなぁ」
ラム『貴様はこの野太い我の声で暗黙の了解を察することも出来ぬのか、と訊いている』
アス「安心しろラムダ!DODのアン●ルも決して甲高い声とは言い難いが、ド直球ドストライクに萌えキャラ一直線だ!」
ラム『ここで第四の壁を盛大に破壊するかアスベル・ラント』
アス「だからさ、ほら。お前も心置きなく萌えキャラ街道を突っ走ればいいんだよ!」
ラム『……何が動だからなのか、我は一向に分からぬのだが』
アス「ラムダは男でもかわいいと思う、って話だろ」
ラム『それは違う』


 


兄さんをオカズにする弟

 荒い息遣いを耳にして、アスベル・ラントは意識を浮上させた。目蓋を閉ざしていたときと同じに、目に映るのは穏やかな暗闇だ。一呼吸を置いて思考を巡らせる。昼の激務に疲れた身体を引き摺って部屋に戻り、そのまま寝台へと潜り込んだのだということはすぐに思い出せた。そういえば靴を脱ぐのも忘れていた気がする、と上体を起こし暗闇に漸く慣れてきた目を凝らしながらアスベルが辺りを見渡すと――目が合った。レンズ越しの澄んだ青い瞳が困惑の色を浮かべている。何だこれは、とアスベルは頭をかきながら思った。痒かったからだ。それから、一つ大きな欠伸をして毛布から引き抜いた足を寄せると、矢張り靴を履いたままでいた。見られたのがソフィでなく、何故か寝台の傍らで息遣い荒く蹲り悔恨の念の浮かぶ瞳で見上げてくる弟で助かった、とアスベルは思う。矢張り彼女の養父としてはあまり情けない姿は見せたくないものだ。
 アスベルは靴を脱ぎ捨てると再度毛布を手繰り寄せて引き上げた。枕の位置を直し、毛布に潜り込んでからやっと弟――ヒューバートに向き直る。
「で、こんな夜中に何でお前は人の寝顔見て呼吸を荒くしてるんだ?」
「い、いえ……これは、その」
 弟は珍しく言い淀み、そのままアスベルから視線を外して俯いてしまった。かわいい。
「……ヒューバート、兄さん別にお前が俺の寝顔オカズにオナってたこと怒ってるわけじゃないぞ?」
 今度は、弾かれたようにヒューバートは顔を上げる。怒っていないことに安堵したというより、自慰を指摘されたことに反応したらしい。もう少しオブラートに包むべきだったかな、と繊細な弟の胸中を慮りアスベルは少し申し訳ない気持ちになった。
「ただ、安眠妨害は頂けない。やりたいならやりたいって言えよな」
「……やりたいです!」
「眠いから却下」 

 


陛下が王道(リチャアス)にお目覚めになられました


リチャ「……アスベル、リチャアスとか、どうだい?」
アス「ソフィ大変だ!リチャードがまたラムダに乗っ取られたぞ!」
リチャ「アスベルアスベル、それはなしだ。その方向はアウトだ」
ラム『何を血迷っている。我は貴様の中に居るだろう』
アス「――と、軽いジャブはさて置いて…………『力を借りるぞ、ラムダ!』とか叫ぶ前に一応お前の言い分は聞いといてやるよ。友達だもんな」
リチャ「ありがとうアスベル。だけど、話はそう難しいことじゃないんだ。ただ、世の流れのアス受けはリチャアスが王道という主張を僕はしたかっただけさ」
アス「……アスリチャじゃないのか?」
リチャ「アスベル、僕はアスベル受け、と前置きをした筈だよ」
アス「俺受けなんてジャンル、そもそも存在するのか?甘口カレー総受けならまだしも」
ラム『それは貴様の願望だろう』
アス「いや、俺、甘口カレーになら抱かれてもいい」
リチャ「アスベル、君そういうことを真顔で言うのはどうかと思うな」
アス「濡れた犬の臭いがするような冗談をぬかすお前に言われたくない。それこそ、冗談は顔芸だけにしとけよ」
ラム『今、ちょっと上手いこと言った、とか思っただろう貴様』
リチャ「アスベル、顔芸は僕の趣味じゃない。ラムダだ」
ラム『……リチャード、貴様そこで我のせいにするか』
アス「そっか。ラムダのせいか。なら仕方ないな」
ラム『そこで納得をするか』
アス「だってラムダがやったって思えば可愛いし許せるだろ。リチャードだったら葬刃だけどな」
リチャ「……そうかい。確かに、アスベルの葬刃は痛いからね」
ラム『そうだな。あれは痛い』
リチャ「えーっと、それでだ……話を戻すけれどリチャアスは駄目かい?王道だよ、アスベル」
アス「騎士道ならともかく、俺は王道にはなびかない。それに何か、リチャードがリチャアス?とか言い始めた発端が王族としてのプライド云々とか言い出しそうだし」
リチャ「うん」
アス「うん。そう。王族としてのプライドが、王道を踏襲しないのが許せないとかそういう」
リチャ「そうだね。その通りだ」
アス「お前、結構底浅いしな……素直にアスリチャにしとけば良かったんだよ」
リチャ「それはない」
アス「そうしたら俺も親友のよしみで抱いてやったのに」
リチャ「アスベル、話が反れているよ」
アス「お前じゃ役不足だ、って言ってるんだリチャード」
ラム『貴様、さりげに酷いな』
リチャ「僕で役不足なら、君の弟やラムダはどうなんだ。あの二人が良くて僕ではいけない理由は何だ」
アス「何で二人が引き合いに出されるのか、先ずそこから解らない」
ラム『なぁ、我関係なくないか?もう眠っても良いだろう』
リチャ「ラムダ、壊れてる壊れてる」
アス「そんな寂しいこと言うなよラムダ」
ラム『…………』
アス「それで……何だったかな。括約筋を玩具にする話だったか」
リチャ「色んな段階すっ飛ばして直球どストレートどストライクな話をするなら、そういうことだったね」
アス「アスリチャならともかく、リチャアスはない」
リチャ「……アスベル、君、僕相手で勃つのかい?」
アス「何でこうヒューバートといい自分が受け身になるかも、ってなるとその質問するんだろうな毎回」
リチャ「そうは言わないでおくれアスベル。この場合、勃つか勃たないかは非常に重要な問題だと思うよ」
アス「そうか?勃つ勃たない以前に、俺に何かしら突っ込む大前提が一番重要なんじゃないのか話の流れとしては。それこそ、俺に突っ込めるなら、触手でも張り型でもニンジンでもいいんじゃないのか?」
リチャ「そこまで乱暴な括りをする気はないが、君が誰に抱かれるか、は重要だね」
アス「…………普通にシェリアとセックスがしたいです」
ラム『だろうな』
リチャ「それでは大前提から逸れてしまうよ、アスベル」
ラム『もう面倒臭いからリチャードでいい、と言ってやれ』
アス「ヤだよ。その方が後々面倒臭いことになりそうだ」
ラム『なら、我でも貴様の弟でもいいからとっとと犠牲にしてしまえ』
アス「それじゃあ当たり前過ぎて面白くないだろ」
ラム『……当たり前なのか』
リチャ「当たり前なんだね」
アス「当たり前だろ?」
ラム『……』
アス「あー……でも、そうだなぁ。教官にだったら、抱かれてもいいかもなぁ俺」
リチャ「ちょっと待て」
ラム『貴様はまた……』
アス「こう、何て言うんだろうな。男が抱かれたい男、ってやつだよな!」
ヒュ「――……なんて、言われてますが、教官?」
マリ「待て待て待て待て待てぇい!何故そこでオレの名前が挙がる!?」
ラム『話をややこ……面白くする為だろう?』
アス「教官、早速俺を抱きに来たんですね!」
マリ「腕を広げて待つな!飛び込まないからなオレは!」
アス「お姫さま抱っこでGo to bedです教官!」
マリ「無理だ!」
アス「……じゃあ、俺がお姫さま抱っこします?」
リチャ「それはいいね」
ヒュ「出来るんですか?」
アス「え?ラムダが手伝ってくれるんだろ?」
ラム『……そこで我に振るのか貴様』
リチャ「……成る程。僕がマリクを抱くことで、雄として優位に立つ以外リチャアスの成立はありえない――そういうことか」
マリ「どうしてそうなるんですか陛下……」


何か色々すまんかった。
(20110508)




  

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2011年05月08日 00:32