atwiki
メニュー
ページ一覧
ansuke @Wiki

  • @メニュー
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • アップロードファイルから新規ページ作成
      • 他のホームページから引用して新規ページ作成
      • スレッド式掲示板から引用して新規ページ作成
    • アットウィキで新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集(簡易版)
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページ名変更
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
  • 表示
    • 最新版変更点 (差分)
    • 編集履歴 (バックアップ)
    • このウィキの全ページ一覧
    • 編集履歴のあるページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ツール
    • このウィキ内を検索
    • このウィキの管理者に連絡
    • このページを通報・違反報告する
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • ワープロモードご利用ガイド
    • 初心者ガイド
    • プラグイン一覧
    • よくある質問
    • 編集モードの違いについて
    • 不具合や障害を見つけたら
    • 管理・設定マニュアル

アットウィキホームへ
atwiki
  • @メニュー
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • アップロードファイルから新規ページ作成
      • 他のホームページから引用して新規ページ作成
      • スレッド式掲示板から引用して新規ページ作成
    • アットウィキで新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集(簡易版)
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページ名変更
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
  • 表示
    • 最新版変更点 (差分)
    • 編集履歴 (バックアップ)
    • このウィキの全ページ一覧
    • 編集履歴のあるページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ツール
    • このウィキ内を検索
    • このウィキの管理者に連絡
    • このページを通報・違反報告する
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • ワープロモードご利用ガイド
    • 初心者ガイド
    • プラグイン一覧
    • よくある質問
    • 編集モードの違いについて
    • 不具合や障害を見つけたら
    • 管理・設定マニュアル
  • このウィキに参加
  • ログイン

ansuke @Wiki

死にたい奴この指とまれ:最終話

メニュー
メニュー
  • トップページ
■「怪力おじさんからの手紙」
  • 小説:怪力おじさんからの手紙
  • 怪力おじさんからの手紙:第2話
  • 怪力おじさんからの手紙:第3話
  • 怪力おじさんからの手紙:第4話
  • 怪力おじさんからの手紙:第5話
  • 怪力おじさんからの手紙:第6話
  • 怪力おじさんからの手紙:第7話
  • 怪力おじさんからの手紙:第8話
  • 怪力おじさんからの手紙:第9話
  • 怪力おじさんからの手紙:第10話
  • 怪力おじさんからの手紙:第11話
  • 怪力おじさんからの手紙:第12話
  • 怪力おじさんからの手紙:第13話
  • 怪力おじさんからの手紙:第14話
  • 怪力おじさんからの手紙:最終話

■「死にたい奴この指とまれ」
  • 小説:死にたい奴この指とまれ
  • 死にたい奴この指とまれ:第2話
  • 死にたい奴この指とまれ:第3話
  • 死にたい奴この指とまれ:第4話
  • 死にたい奴この指とまれ:第5話
  • 死にたい奴この指とまれ:第6話
  • 死にたい奴この指とまれ:第7話
  • 死にたい奴この指とまれ:第8話
  • 死にたい奴この指とまれ:第9話
  • 死にたい奴この指とまれ:第10話
  • 死にたい奴この指とまれ:最終話
  • 死にたい奴この指とまれ:エピローグ

リンク
  • あんどうゆうすけのホームページ
  • MATZGのホームページ
  • 粋導管
※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

木山一郎は透き通った衣をまとって富士の麓の草原に立った。

月の明かりだけがわずかに草原を照らす。そんな中、一郎の息吹ひとつひとつのたびに、光の粒がキラキラと散った。

広大な自然の漆黒の中、目を閉じる。自分でも驚くほど安らかな気持ちだ。

老人は杖で一郎を中心とした半径10メートルくらいの円を描いている。

「ほんとうに大丈夫なのですか?」

心配そうに尋ねている。老人はそれには答えず、黙々と何周もの間にわたって円を描く。

「一郎さん、お別れです」

「ありがとう。ここに来てよかったよ」

老婆は泣いている。死者を送り出すための定められた儀式であるかのように、ごく当たり前の様子で泣いている。

「目を開けてください。これから先、目を閉じないでください」

「なんだか分からないけど、分かったよ。あとは任せます」

「では、夜鷹自殺、決行します。よい最期を」

「お気をつけて…」

老婆は相変わらず泣きながら場違いなことを言っている。

「東京の方角へ向かって昇っていきます。地上から見れば、真っ直ぐに昇ってゆく光の球に見えるでしょう」

「今、何時?」

「今は10時。22時です。学校のお友達や先生も大勢見届けることでしょう」

「2500万円になります」

「なら、これで」

一郎は、母の形見の指輪を手渡した。

「困ります。これではもらいすぎです」

「それで足りてる?多すぎる分は、いいよ。ちっちゃいこと気にしてもしょうがないでしょう」

一郎は、しっかりと目を見開き、老人と頷き合った。

ツイート
このエントリーをはてなブックマークに追加
  • アットウィキ
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
© 2005- Atfreaks Limited.