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格変化
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格変化
名詞自体は,主語にも目的語にも,所有者にもなります.では,それが文の中でどの役割になっているのか?英語は主に語順と前置詞(と一般常識)でその役割を示しますが,ポーランド語では,これらに加えて格変化があります.これらは名詞だけでなく形容詞に対しても適用されます.一般的には語幹(stem)はそのままに,語尾が変化しますが,たまに語幹も変化することがあるので,面倒です.
英語 | ポーランド語 | ポーランド語の関連後の意味合い | |
主格 | Nominative | mianownik | 名前 |
生格 | Genitive | dopełniacz | 目的語 |
与格 | Dative | celownik | 意図,計画 |
対格 | Accusative | biernik | 受身の |
造格 | Instrumentive | narzędnik | 道具 |
前置格 | Locative | miejscownik | 場所 |
呼格 | Vocative | wołacz | 呼ぶこと |
まず,名前でやる気を失くします.ならば,英語とポーランド語なんか載せなきゃいいのにね.ま,まずは間違いが多くても大体のイメージをつかむことに集中します.
例 | 英語でいえば | |
主格 | 私が | I,主語です |
生格 | 私の | my |
与格 | あなたに | 間接目的語 me |
対格 | プレゼントを | 直接目的語 me |
造格 | 車で行く,現金で払うとかの,「で」 | 手段,by ○○ |
前置格 | (前置詞と使うとき) | in the city |
呼格 | 呼ぶとき |
上の「ポーランド語の関連後の意味合い」と「英語で言えば」を比べると,生格と対格が合わない感じになっていますが,これこそがポイントだと信じております.何の?
「ひとつの節に,ひとつの格」の原則
あくまで原則ですが,ひとつの節には,ひとつの格しか登場しません.そりゃ,主語が二つあったら変ですし.(「あなたとわたし」というのはありでしょうが)
Adam kocha Ewa となると,ひとつの節に主格が2つ登場します.つまり誤りです.Ewę
その一方で,
Adam lubi mleko は mleko を主格ではなく対格と見れば,文法的に誤りはなく意味がとおる文章になります.
Adam kocha Ewa となると,ひとつの節に主格が2つ登場します.つまり誤りです.Ewę
その一方で,
Adam lubi mleko は mleko を主格ではなく対格と見れば,文法的に誤りはなく意味がとおる文章になります.
疑問詞と格変化
疑問文では,疑問詞も格変化をします.それはそれで面倒ですが,疑問詞の変化を参考にして,答えの格変化を類推することができます.
Którą koszulę wolisz? Which shirt do you prefer?Wolę tamtą żółtą koszulę. I prefer that yellow shirt over there.