[概要]
年齢15~34歳、卒業者、未婚であって、家事・通学をしておらず労働をしておらず職業訓練もしていない者
年齢15~34歳、卒業者、未婚であって、家事・通学をしておらず労働をしておらず職業訓練もしていない者
[目次]
1、語源
2、定義
3、分類
4、現状
5、問題点
6、対策
7、関連リンク
1、語源
2、定義
3、分類
4、現状
5、問題点
6、対策
7、関連リンク
1、語源
■語源■
1994年にイギリスの
South Glamorgan Training and Enterprise Council
(サウスグラモーガン州職業訓練企業会議)
から
Young People Not in Education,
Training or Employment in South Glamorgan
(『サウスグラモーガン州における、
教育、職業訓練、雇用に参加していない若者』)
が発行された。
■語源■
1994年にイギリスの
South Glamorgan Training and Enterprise Council
(サウスグラモーガン州職業訓練企業会議)
から
Young People Not in Education,
Training or Employment in South Glamorgan
(『サウスグラモーガン州における、
教育、職業訓練、雇用に参加していない若者』)
が発行された。
その後
1997年に政権についた労働党ブレア首相は
イギリスの内閣府に社会的排除防止局(Social Exclusion Unit)を設置。
1999年に社会的排除防止局(Social Exclusion Unit)が政策スローガンの一つである
Bridging the Gap: New Opportunities for 16-18 years olds not in education, employment or training
(『ギャップを埋める:教育、雇用、職業訓練に参加していない 16-18歳の若者に対する新しい機会』)
という調査報告書を作成。
1997年に政権についた労働党ブレア首相は
イギリスの内閣府に社会的排除防止局(Social Exclusion Unit)を設置。
1999年に社会的排除防止局(Social Exclusion Unit)が政策スローガンの一つである
Bridging the Gap: New Opportunities for 16-18 years olds not in education, employment or training
(『ギャップを埋める:教育、雇用、職業訓練に参加していない 16-18歳の若者に対する新しい機会』)
という調査報告書を作成。
その後日本では
2004年に厚生労働省の労働発表した労働白書の中で、
「労働者・失業者・主婦・学生」のいずれにも該当しない「その他」の人口から、
「15~34歳」までの若年者のみを抽出した人口(若年無業者)が、
同年出版されたの玄田有史・曲沼美恵共著
『ニート――フリーターでもなく失業者でもなく』
内で「ニート」と呼ばれた事から、一般的に認知度が上がり普及した。
2004年に厚生労働省の労働発表した労働白書の中で、
「労働者・失業者・主婦・学生」のいずれにも該当しない「その他」の人口から、
「15~34歳」までの若年者のみを抽出した人口(若年無業者)が、
同年出版されたの玄田有史・曲沼美恵共著
『ニート――フリーターでもなく失業者でもなく』
内で「ニート」と呼ばれた事から、一般的に認知度が上がり普及した。
2、定義
■イギリスにおけるニートの定義■
■イギリスにおけるニートの定義■
当該報告書に準じた
「16~18歳の教育機関に所属せず、雇用されておらず、職業訓練に参加していない者」
とされており
貧困, 社会的孤立, 犯罪や疾病, 社会保障の権利の喪失などの問題を抱えた
若年層無業者を指している。
「16~18歳の教育機関に所属せず、雇用されておらず、職業訓練に参加していない者」
とされており
貧困, 社会的孤立, 犯罪や疾病, 社会保障の権利の喪失などの問題を抱えた
若年層無業者を指している。
■日本におけるニートの定義■
玄田有史・曲沼美恵共著
『ニート――フリーターでもなく失業者でもなく』
内で指すニートの定義と、内閣府の定義と、厚生労働省の定義に差異がある事からも
一般的には定義が統一し浸透されていない。
日本国政府においては厚生労働省の定義を「政府の公式見解」として採用している。
『ニート――フリーターでもなく失業者でもなく』
内で指すニートの定義と、内閣府の定義と、厚生労働省の定義に差異がある事からも
一般的には定義が統一し浸透されていない。
日本国政府においては厚生労働省の定義を「政府の公式見解」として採用している。
■厚生労働省での定義■
Not in Education,Employment or Training
(就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者)の略であり、
若年無業者の事である。
若年無業者とは
「年齢15~34歳、卒業者、未婚であって、家事・通学をしておらず労働をしておらず職業訓練もしていない者」
と定めている。
(就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者)の略であり、
若年無業者の事である。
若年無業者とは
「年齢15~34歳、卒業者、未婚であって、家事・通学をしておらず労働をしておらず職業訓練もしていない者」
と定めている。
- 2005年4月14日掲載 若年者問題に対する関係府省等の取組・連携の強化について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0412-2.html#top
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/dl/h0628-1b_0002.pdf
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/dl/h0628-1b_0002.pdf
■該当しないもの■
家事を行っている者(既婚、未婚問わず)
家事を行っている者(既婚、未婚問わず)
■該当するもの■
学籍はあるが、実際は学校に行っていない者
既婚者で家事をしていない者
浪人生
求職希望者、非求職希望者、非希望者
学籍はあるが、実際は学校に行っていない者
既婚者で家事をしていない者
浪人生
求職希望者、非求職希望者、非希望者
3、分類
■ニートの状態の分類■
■ニートの状態の分類■
内閣府の内閣府の「青少年の就労に関する研究調査報告(平成17年7月)」
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/shurou.html
内の
「第3部 就労に困難を抱えている青少年とその親に対する意識調査」
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/pdf/3-1-1.pdf
(平成19年に厚生労働省がその定義を指した分)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/chukan.pdf
において
ニートを以下の3つに分類している
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/shurou.html
内の
「第3部 就労に困難を抱えている青少年とその親に対する意識調査」
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/pdf/3-1-1.pdf
(平成19年に厚生労働省がその定義を指した分)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/chukan.pdf
において
ニートを以下の3つに分類している
1、「求職型」 :就業希望を表明しかつ求職活動 を行っている者=失業者
2、「非求職型」:就業希望を表明していながら求職活動は行って いない者
3、「非希望型」:就職希望を表明していない者
である
2、「非求職型」:就業希望を表明していながら求職活動は行って いない者
3、「非希望型」:就職希望を表明していない者
である
■ニートのきっかけ■
つぎに労働政策研究・研修機構では
ニートになるきっかけとして
ニート50人を対象としたインタビューを取り
ニートの状態を5つのキーワードから行動をパターン化している
→http://www.jil.go.jp/event/ro_forum/giji/20041117/kicho.htm#1
以下、文章を再構成したもの
ニートになるきっかけとして
ニート50人を対象としたインタビューを取り
ニートの状態を5つのキーワードから行動をパターン化している
→http://www.jil.go.jp/event/ro_forum/giji/20041117/kicho.htm#1
以下、文章を再構成したもの
1、刹那を生きる :今しか見えないタイプ
[統計的に多く見られる状態]
地域の友人との関係が密だが閉じている
地域から出る機会が少ない
遊ぶ金の為や友達の誘いでアルバイト
[原因]
朝起きれない等基本的生活習慣の未確立から継続した就労に問題点がある
将来的な希望ややりたい事は特にない為就職活動に取り組まない
友人も同じような進路が多く互いに影響を受ける
[統計的に多く見られる家庭状況]
経済苦
親から子への関心が低い
[統計的に多く見られる学校状況]
学校での居場所は消極的
遅刻・欠席・早退・学業不振
学校の就職斡旋に乗れない、乗らない
高校中退
[労働市場]
学校への求人が少ない
労働力需要に対して個人の雇用される能力が低い
[統計的に多く見られる状態]
地域の友人との関係が密だが閉じている
地域から出る機会が少ない
遊ぶ金の為や友達の誘いでアルバイト
[原因]
朝起きれない等基本的生活習慣の未確立から継続した就労に問題点がある
将来的な希望ややりたい事は特にない為就職活動に取り組まない
友人も同じような進路が多く互いに影響を受ける
[統計的に多く見られる家庭状況]
経済苦
親から子への関心が低い
[統計的に多く見られる学校状況]
学校での居場所は消極的
遅刻・欠席・早退・学業不振
学校の就職斡旋に乗れない、乗らない
高校中退
[労働市場]
学校への求人が少ない
労働力需要に対して個人の雇用される能力が低い
2、つながりを失う:社会や人との接点を失っている事からさらに就職を困難とさせているタイプ
[統計的に多く見られる本人の状態]
学生時代から継続された友人関係がない
対人能力の低下
[原因]
卒業後に就職しなかった、または離職から社会との関係が縮小
人と話さない生活が対人能力をさらに低下させ就職が困難になる
中退
[統計的に多く見られる家庭状況]
中流家庭
親の転勤が多く人間関係を築く事が困難であった
[統計的に多く見られる学校状況]
学校の就職斡旋に乗れない、乗らなかった
[労働市場]
無職期間や職務経歴がない場合就職先が狭められる
[統計的に多く見られる本人の状態]
学生時代から継続された友人関係がない
対人能力の低下
[原因]
卒業後に就職しなかった、または離職から社会との関係が縮小
人と話さない生活が対人能力をさらに低下させ就職が困難になる
中退
[統計的に多く見られる家庭状況]
中流家庭
親の転勤が多く人間関係を築く事が困難であった
[統計的に多く見られる学校状況]
学校の就職斡旋に乗れない、乗らなかった
[労働市場]
無職期間や職務経歴がない場合就職先が狭められる
3、立ちすくむ :就職活動を前に躊躇しているタイプ
[統計的に多く見られる本人の状態]
就職活動に対し個人的課題を課し取り組む
志望を絞り込んでいる為、就職先が決まらず悩んでいる
キャリアの方向付けがわからない
[原因]
志望の絞り込みにより就職先が狭められる、あるいはない
専攻した専門教育からの職業的な関連性が少ない
[統計的に多く見られる家庭状況]
学歴に対し意識が強い
親が子の教育達成に関心が強い
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
専門教育の職業的な関連性が少ない
[労働市場]
専門教育の受け皿的就職先が少ない
[統計的に多く見られる本人の状態]
就職活動に対し個人的課題を課し取り組む
志望を絞り込んでいる為、就職先が決まらず悩んでいる
キャリアの方向付けがわからない
[原因]
志望の絞り込みにより就職先が狭められる、あるいはない
専攻した専門教育からの職業的な関連性が少ない
[統計的に多く見られる家庭状況]
学歴に対し意識が強い
親が子の教育達成に関心が強い
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
専門教育の職業的な関連性が少ない
[労働市場]
専門教育の受け皿的就職先が少ない
4、自信を失う :何かが原因で自信を失っているタイプ
[統計的に多く見られる本人の状態]
仕事をゆっくり探したい
今は何も考えずにいたい
就職を諦めている
[原因]
持病・浪人・留年・離職・年齢から就職に対する自信を失う
専攻した専門教育の職業的関連性がない事から就職に対する自信を失う
[統計的に多く見られる家庭状況]
学歴に対し意識が強い
親が子の教育達成に関心が強い
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
専門教育の職業的関連性が少ない
[労働市場]
受け皿的就職先が少ない
[統計的に多く見られる本人の状態]
仕事をゆっくり探したい
今は何も考えずにいたい
就職を諦めている
[原因]
持病・浪人・留年・離職・年齢から就職に対する自信を失う
専攻した専門教育の職業的関連性がない事から就職に対する自信を失う
[統計的に多く見られる家庭状況]
学歴に対し意識が強い
親が子の教育達成に関心が強い
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
専門教育の職業的関連性が少ない
[労働市場]
受け皿的就職先が少ない
5、機会をまつ :求人に対する志望を絞り込んでいるタイプ
[統計的に多く見られる本人の状態]
志望を絞り込み、求人の増大や景気の回復等機会を待っている
[原因]
専攻した専門教育からの職業的関連性がない
志望の絞り込みにより就職先が狭められる、あるいはない
地元志向が強いために就職先が狭められる、あるいはない
[統計的に多く見られる家庭状況]
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
学校の求人が少ない
[労働市場]
地域経済の衰退
不景気からの求人の減少
専門教育の受け皿的就職先が少ない
[統計的に多く見られる本人の状態]
志望を絞り込み、求人の増大や景気の回復等機会を待っている
[原因]
専攻した専門教育からの職業的関連性がない
志望の絞り込みにより就職先が狭められる、あるいはない
地元志向が強いために就職先が狭められる、あるいはない
[統計的に多く見られる家庭状況]
自己実現志向に理解を持つ
[統計的に多く見られる学校状況]
学校の求人が少ない
[労働市場]
地域経済の衰退
不景気からの求人の減少
専門教育の受け皿的就職先が少ない
しかし
必ずどれかに分類できるということでなく、
複数の要素が重なり合っている場合も多いとも記載されている。
必ずどれかに分類できるということでなく、
複数の要素が重なり合っている場合も多いとも記載されている。
4、現状
5、問題点
6、対策
7、関連リンク
5、問題点
6、対策
7、関連リンク