概要
- 正式社名は「株式会社テレビ琉球」沖縄県内テレビ局では唯一の「まえかぶ」。
- 地上デジタル放送はJORJ-DTV、リモコンキーIDは7チャンネル。
- テレビ東京系列局では比較的古い局だが、開局当初は独立局(JNN/FNNおよびRBC・OTVのローカル番組混合編成+東京12ch)。TXN加盟はごく最近で、沖縄県をエリアとしたのは2003年10月からである。
- 開局当時、新琉都ではNNNに南西日本テレビ(愛称南日(へーぬひ)テレビ/NNT・南西放送発起人が一部出資。1993年3月31日廃局、放送施設を南西放送→沖縄かりゆし放送継承)、ANNに琉球教育テレビ(RET・のち「夕日放送」<愛称RYB>となるが、琉球放送に吸収され放送施設を琉球朝日放送に転用)が加盟していたことやRBC・OTVが新琉都未進出だったことからJNN・FNNのクロスネット局として計画されていたが、JNNがニュース協定でクロスネットを禁じたことからオープンネットの独立局となった。
- 革新左翼的なメディアが多い沖縄では、比較的保守的。自衛隊音楽まつりも放送するなど在沖局とのずれが目立つが、2015年に琉球放送と琉球朝日放送がテレ琉の株式の約1割を共同買収したことから報道にも影響が出るかが注目されている。
- 同年10月に、本社を沖縄県那覇市の琉球メディアセンタービル(旧:RBC・QABメディアセンタービル)に移転。新琉都の旧本社は新琉都地域の報道・営業の拠点として規模を縮小しながら存続させる。
資本関係
沿革
- 1973年10月1日 新琉都平成区(当時は沖縄県那覇市新大東(みいうふあがり)字武儀町)にて「(株)テレビ新琉球」開局。コールサインJS6RJ-TV
- 1975年3月31日 ネットチェンジによりRETとTBS・NET系列の番組を一部交換。他地域とは違い、入れ替わらずに残る番組も多数合った。
- 1975年4月1日 下那覇区に中継局開設。
- 1977年10月1日 RBC・OTV乗り入れにより、東京12ch中心となる。また、タイムテーブルを見て沖縄で流れていないTBS・フジテレビの番組買い付けにも走った。
- 1980年代 経営難と伝えられ、一時はOTVが買収との話しがあった。のち、テレビ東京系発展とともに解消。
- 1985年4月1日
海邦国体
や1県4局化に備え、下那覇地区3局の共同スタジオを那覇市久米に開設。(その後郵政省に電波割り当て申請するが却下)
- 1988年4月1日 成無地域(新千代田区)に建設された首里城新殿稼働により、本局を同ビルへ移設。中継局をいったんは全廃する。
- 1989年10月1日 平成区川島町に他局とともに中継局開設。
- 1992年1月 復帰後はじめて郵政省から沖縄地区に30ch割り当てされるが南西放送が確保(琉球朝日になる前の沖縄朝日とともに却下)
- 1993年7月16日 28ch割り当てされるも琉球朝日放送が確保(またしても却下)
- 1997年5月 中継局扱い・他局と同時にアナログ放送を終了する条件付きでようやく那覇54chの割り当てが行われる。
- 2003年10月1日 豊見城市嘉数から54chで沖縄県へのテレビ放送開始。アナログ放送としては最後の中継局開設。同時に開局30周年を契機に社名から「新」がはずれる。
- 2004年4月1日 TXN系列の加盟に先駆け、テレビ東京系番組を番組交換で4局から全面移転。
- 2006年4月1日 新琉都でDVB-T方式地上デジタル放送開始。
- 2006年10月1日 本社を那覇市おもろまちに移転。デジタルマスター(パナソニック)に更新。久米スタジオ閉鎖。
- 2006年12月1日 沖縄県でも地上デジタル放送開始。
- 2007年10月1日 TXNに正式加盟。
- 2009年10月21日 先島諸島(宮古・八重山)で地上デジタル放送を開始。
- 2011年7月21日 テレビ東京系列でははじめて南北大東島にも中継局設置。県域エリアの大半をカバーできるようになる。
- 2015年10月15日 テレ琉本社を琉球メディアセンタービル(旧:RBC・QABメディアセンタービル)に移転。
アナウンサー
所属していたアナウンサー
主な番組
自社制作番組
テレビ東京系のディレイ(遅れ)ネット番組
他系列の番組
過去に放送した番組
自主制作番組
テレビ東京系遅れネット番組
独立UHF局番組
再放送番組
沖縄県で放送されていなかったTBS/フジテレビ系列番組
TBS系
- クイズ天国と地獄(RBCネット打ち切りで移行、1984年10月~終了まで)
- RBC相互乗り入れ以前
- <毎日放送制作>
- <朝日放送制作>
フジテレビ系
相互乗り入れでRBC・OTVに移行した番組
特記の無い場合は開局・または放送開始から
2004年4月TVRから他局に移動した番組
2004年ネットチェンジで他局から移動した番組
オープニング・クロージング
開局~1988年3月31日
- OP/CL共通:下那覇シンボルタワー(高さ325m)と1日の変化をアニメーションしながら、コールサイン、周波数・出力、(中継局)、局名が出てくる簡単なアニメーションだった。
1988年4月1日~1993年3月31日
- OP/CL共通:新琉都全体がドラゴンクエストをイメージしたコンピュータマップ化され、首里城新殿のところでコールサイン・周波数・出力が表示され、最後にテレビ新琉球の本社にたどりついでロゴが出る。
1993年4月1日~2006年9月30日
- OP/CL共通:上のイメージを立体CG化したもの。2003年の社名変更でマイナーチェンジ。
2006年10月1日~
- OP/CL共通:テレビ東京のオープニング映像を転用、コールサイン画面からは新琉都→沖縄全域とCG映像が進み、最後に那覇の実写に変わってTVR テレビ琉球と表示
2011年4月1日
- CLのみ変更:プーランクの「2つのピアノによる協奏曲」の第1楽章終盤部分が琉球旋律に似ていることに着目してそれを使用。映像もUFOが新琉都→県内各地を飛び回るものに。最後に本社を中心とする那覇新都心が出てきて「ちばりよー東日本 TVR テレビ琉球 はじめ県内放送局は復興を応援します。」と表示されて終了。
2014年3月31日
- オープニングも「2つのピアノによる協奏曲」の第2楽章に変更
送信所・中継局
+
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チャンネル |
開設日 |
今帰仁 |
27ch |
2007.12/1 |
久米島 |
57ch |
2007.12/1 |
本部 |
56ch |
2008.12/1 |
石川 |
58ch |
2008.12/1 |
久米島東 |
61ch |
2008.12/1 |
平良 |
32ch |
2009.10/21 |
多良間 |
58ch |
2009.10/21 |
石垣 |
30ch |
2009.10/21 |
川平 |
44ch |
2009.10/21 |
祖納 |
23ch |
2009.10/21 |
与那国 |
41ch |
2009.10.21 |
内道 |
53ch |
2009.10/21 |
具志川 |
50ch |
2009.12/1 |
宜野湾 |
39ch |
2009.12/1 |
胡屋 |
22ch |
2009.12/1 |
北大東 |
56ch |
2011.7/22 |
南大東 |
27ch |
2011.7/22 |
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時刻出し
備考
- 新琉都局のコールサインはJS6RJだったが、これは国際的プリフィクス(JR6一部、JS6を沖縄地域に割り当てる)に則ってITU(国際通信連合)の承諾の元天孫地間花国政対策室が割り当てたもの。このコールサインは2003年10月、沖縄県進出とともに廃止された。
- アナログ中継局が那覇(デジタルでは本局となった)にしかないことから、アナログでは那覇本局のエリアでしか視聴できない。その上、中継局扱いであることから同じUHFのROK,QABより出力が低く(他U局が10kwなのに対しTVRは1kw)エリアが狭い。ただし、デジタルでは他民放と同時開局にこぎつけている。
- テレビ琉球開局35周年記念番組として、テレビ東京で実際に放映された「
スティッチ!
」と「
かりゆし先生ちばる
」の制作に協力した。
関連項目
その他の現存する沖縄県・新琉都域の放送局
外部へのリンク
おことわり |
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最終更新:2017年06月11日 16:04