272 :無名草子さん:2008/05/17(土) 21:53:16
かなり専門的な本だけど、オヌヌメです。
文庫クセジュって新書でいいのかな。一応感想書いときます。へたくそな文章スマソ。
『フーガ』(文庫クセジュ:マルセル・ビッチ ジャン・ボンフィス共著、池内友次郎 監修、余田安広 訳)
「フーガの歴史」という題名でもいいんじゃ、と思うほど詳しく対位法の歴史が書かれていて、
クラシック音楽を愛するすべての人に読んでほしい名著。
監修は「二声対位法」で有名な池内先生。ビッチ氏と池内先生は長年の友人らしい。
クラシック音楽を愛するすべての人に読んでほしい名著。
監修は「二声対位法」で有名な池内先生。ビッチ氏と池内先生は長年の友人らしい。
簡潔かつわかりやすく対位法(ことにフーガ)という作曲技法の概要が書かれているのがうれしい点。
また、バッハ以前の音楽史、バッハについては詳しく、バッハ以降についても、
ベートーヴェンは言うまでもなくロマン派や印象派、さらにはシェーンベルクやメシアンまで、
いかに作曲家たちが過去の作曲家たちに影響を受け、「フーガ」のもとに曲を書き、
そして「フーガ」を発展させていったのか、が譜例とともに解説されている。
しかもどの記述もかなり本格的に書かれているのもいい。
西洋音楽の「理論に基づいた緻密性」を再認識でき、音楽の歴史の偉大さを感じることができる。
基本的に対位法の本というと音大生用のもので、歴史などにつっこんだ本はほとんどないのでこの本は貴重。
しかも1000円札で1円おつりが返ってくるという・・・これは買いです、買い。ただ注意すべきなのは、楽典の知識を必須とするもので一般用に書かれたものではないということ。
でも楽典の知識がある人は対位法を知らなくても楽しめると思うので、ぜひ。
また、バッハ以前の音楽史、バッハについては詳しく、バッハ以降についても、
ベートーヴェンは言うまでもなくロマン派や印象派、さらにはシェーンベルクやメシアンまで、
いかに作曲家たちが過去の作曲家たちに影響を受け、「フーガ」のもとに曲を書き、
そして「フーガ」を発展させていったのか、が譜例とともに解説されている。
しかもどの記述もかなり本格的に書かれているのもいい。
西洋音楽の「理論に基づいた緻密性」を再認識でき、音楽の歴史の偉大さを感じることができる。
基本的に対位法の本というと音大生用のもので、歴史などにつっこんだ本はほとんどないのでこの本は貴重。
しかも1000円札で1円おつりが返ってくるという・・・これは買いです、買い。ただ注意すべきなのは、楽典の知識を必須とするもので一般用に書かれたものではないということ。
でも楽典の知識がある人は対位法を知らなくても楽しめると思うので、ぜひ。
274 :無名草子さん:2008/05/18(日) 00:00:15
新書スレの「新書」の定義に則するならば、その本は対象外ではないだろうか。
294 :無名草子さん:2008/05/18(日) 21:15:20
専門的知識が必須の本を「比較的軽い読み物」とは言えないと思う。
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