脱脂について
大前提
脱脂にはメリットとデメリットがあるので初心者はむやみやたらに脱脂しない事
バインドが出来ないと戻ってこなくて泣きます
メリット:
- スリープ時間が飛躍的に延びる。
- 引いても戻らなくできる(バインドというトリックで好きなときに戻せる)
デメリット:
- ベアリングの寿命が縮む。錆びやすくなる
- バインドができないとヨーヨーが戻ってこない
- 回すとうるさい
脱脂のやりかた。
用意するもの:脱脂したいベアリング、ジッポオイル(ブレーキクリーナおk)、小瓶(ふた付き)、ティシューかぼろ切れ。
ピンセットもあると便利。お好みでミシンオイルやクレ556やラスペネなど
- ティシューでベアリングを拭う。できるだけ拭いておこう
- お好みでベアリングのシールドを外す(下の記事参照)
- 瓶にベアリングを入れ、ジッポオイル、またはブレーキクリーナをベアリングが浸るくらいに入れて、発泡が落ち着くまで様子を見る
- ふたをして一分くらい振る。内圧が上がってふたが飛ばないよう要注意!
- ベアリングを取り出し、ティシューやぼろ切れの上で数分乾燥させる。乾燥させたら鉛筆の先やピンセットにつっこんで指ではじいて回してみよう。シャーっと勢いよく回ればおk!
※以前までは灯油に脱脂効果があると紹介されていたが、脱脂効果があるのは灯油ではなくガソリンである。ガソリンは扱いが非常に難しいため、ジッポオイルかブレーキクリーナーでの脱脂をオススメする。
シールドとはベアリングにゴミが入らないようにするパーツ。
でもそのシールド効果はたかがしれていて、逆にゴミが出てきにくくなってしまったりもする。
洗浄効果を上げるためにも、シールド外しは有効
新品のベアリングの場合、2,3回洗った方が良いこともある。
この状態のベアリングがドライベアリング。このままが一番よく回るが、摩耗も激しい(それでも一年以上保つとか)。
気になる人はお好みでミシンオイルなど、ゆるめのオイルを注しておくとベアリングに優しい。
この時にオイルを注しすぎると脱脂した意味がなくなるので注意しておくこと。
中国生産等で精度が低いベアリングは、個体によっては脱脂するとガリガリ音をたてて回ることがある。
しかしそのまま使い込むことによってベアリングが研磨され、いずれスムーズに回るようになる。
最終更新:2016年01月08日 15:11