【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
S巻(通称と真名は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』)

【解説】
真名は“澳汨肢”(おうこつし)。の色は腐った藻のような暗い緑色。
海洋上で人間を食らう『海魔』の一体。
その姿は、原作では巨大な蛸、うねり蠢く化け物と表現されており、アニメ第2期では旅客船より巨大なタコのような姿の化け物として描写された。

1930年代にユーリイ・フヴォイカの一家を乗せてヨーロッパからアメリカに向かう移民船を襲撃し、乗客やユーリイの家族を喰らったが、フレイムヘイズとして契約した直後のユーリイに一撃で討滅された。

【由来・元ネタ考察】
「澳」とは沖の別字であり、岸から遠く離れた場所のことである。「汨」とは水の流れる様を表す。「肢」は手足のことである。併せて考えれば、「沖合にて流れる水のように手足を動かすもの」という意味だと思われる。海魔以外にはなれそうもない真名である。

「ラハブ(Rahab)」は、『旧約聖書』「詩篇」や「イザヤ書」に登場するユダヤ教の海の怪物。混沌の象徴と見なされる。天使ラジエルが知識をまとめアダムに与えた書が、他の天使たちによって海に捨てられた際、神の命を受けて回収したといわれる。

【コメント】
☆アニメ第2期では、ユーリイの回想の中で登場した。
☆雑魚さでいえば、ウコバクや[仮装舞踏会]の捜索猟兵ザロービメアカシャや、[百鬼夜行]のセムルヴやその乗客だったギヴォイチスや[マカベアの兄弟]のカルンダーインや[]のギータケレブスや『色盗人』のバロメッツと同レベルだな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆ハワイ奪還戦では『輝爍の撒き手レベッカ・リードフリーダーたちから逃げ回っていたんだろうな。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、ヨーハン・バッキンガム公爵に召喚された怪物として登場している。

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最終更新:2023年01月07日 08:49