【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
SIII巻

【解説】
紅世の王”。真名は“凜乎の涌沸”(りんこのようふつ)。の色は錆浅葱色。
フレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルと契約し、マントの留め具型神器ヨークトル”に意思を表出させていた。厳しい老爺の声で話す男性の“王”。

1864年、『内乱』の最中にノーマンが交戦した“狩人”フリアグネビリー・ホーキンを勇者だと評価していたが、二人が作り出した宝具トリガーハッピー』によってノーマンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。

【由来・元ネタ】
北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の王スリュム(Thrym)。古ノルド語表記はÞrymr。ミョルニル(またはトールハンマー)を盗み出し、その返還と引き替えに豊穣の女神フレイヤを要求したことで知られる。しかし、ロキとトールにハンマーを取り戻されてしまい、鎚を取り戻したトールに殴り殺された。
「凜」とは引き締まった様で、寒さが厳しい様を指す言葉である。「乎」は様子を表す語につける助字である。「涌」はわき出ること、「沸」は基本的に水が沸騰することだが、わき出るという意味も持っている。
真名を総合的に考えると、「厳しい寒さのわきだし」という意味だと思われる。氷の自在法である『スペイキル』『アクス』『ゲイル』は、この真名にふさわしい自在法といえる。

【コメント】
☆当然としてアニメシリーズには未登場。
☆スリュムも新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動しているかもしれないな。
☆何だか、ヴォーダンとキャラクターが似ていたな。あと、ケツアルコアトルトラロックテスカトリポカチャルチウィトリクエとは面識があったのだろうな。
☆[革正団]へ転向したクロード・テイラーカイムとは気が合わなかっただろうな。
☆氷を操る“王”は、他に[とむらいの鐘]の『九垓天秤ニヌルタがいた。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタウルリクムミソカルチェルノボーグモレクジャリや『両翼』のメリヒムイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテトンサーイフックスイナンナや[仮装舞踏会]の盟主創造神祭礼の蛇伏羲や『三柱臣』のヘカテーベルペオルとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第4幕で刺客の頭目として登場している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月08日 00:08