【初出】
XIX巻
【解説】
[
仮装舞踏会]の
巡回士である“冀求の金掌”
マモンの自在法。意中のものを思うが儘に引き寄せ摑み、また押しのけ払う、原始的ながら強大な自在法。マモンの欲得の意思が力の源であるようだ。
発動の際にはマモンの掌に入れ墨のような黄檗色の
自在式が浮かび上がり、全力で力を振るう際にはそれが全身にまで広がる。
敵を捉える、引き寄せる、攻撃を逸らす、あるいは受け止める、捉えたものを自在に操る等々、様々な用途に応用が可能だった。
フレイムヘイズ『
極光の射手』
キアラ・トスカナが放った『
グリペンの咆』『
ドラケンの哮』を容易く捌き、それらと同威力の矢の流星群をも軽く捉え、さらには自在に操作して攻防に利用するなど、絶大な力を持っていた。
特に、『
鬼功の繰り手』
サーレ・ハビヒツブルクが繰り出す不可視の糸さえも捕まえることが出来るため、サーレはマモンを苦手としていた。
【由来・元ネタ】
漢字そのままで、「ほしいままに貪る手のひら」でよいと思う。
最終更新:2023年12月07日 00:19