【初出】
XVIII巻
【解説】
『擒拿の捕り手』(きんだのとりて)の
称号を持つ、“至知の月輪”
ケリドウェンのフレイムヘイズ。
神器は枷型の“
タスラム”。
炎の色は茶色。
XVIII巻で開始されたフレイムヘイズ陣営と[
仮装舞踏会]との全面戦争において、東部防衛線の最重要拠点である
外界宿東京総本部の副司令に任命された男性のフレイムヘイズ。
過去に[
宝石の一味]の頭目である“
瓊樹の万葉”
コヨーテと、何度か人間と組んで交戦したことがあるようだ。
フリーダーが東京総本部の第三司令室を放棄する際、司令部員たちに「必要ならオルメス副司令の指示を仰ぐように」と言っていることから、有能な指揮官であるようだ。
XXI巻での全世界の“
徒”の日本大侵攻を前に、司令官フリーダーとの協議の末に日本外界宿の構成員たちを連れて、日本から撤退した。
最終巻では、
御崎市の隣の大戸市へやって来て
佐藤啓作と一緒に監視班を勤めていたが、
封絶が解けて
田中栄太と佐藤が電話している途中で、田中に「監視班に廻された」と告げた佐藤に文句を言っていた。
シャナたちが新世界『
無何有鏡』へ旅立った後は、この世(旧世界)の東京総本部の幹部として働いているようだ。
【由来・元ネタ】
「オルメス(Holmès)」は英名(アイルランド)由来のフランスの姓。音楽家では、女性作曲家の「オーギュスタ・オルメス(Augusta Mary Anne Holmès)」がいる。19世紀フランスの、女性音楽家の先駆け的存在。34際の時にフランスに帰化し、姓をホームズ(Holmes)からオルメスに改めた。
『擒』は行動を封じ生け捕りにすること、『拿』は捕らえ引っ張っていくこと、『捕り手』は罪人を捉える役人の意味である。
最終更新:2023年09月19日 06:17