【初出】
XVIII巻
【解説】
『
星黎殿』攻防戦の最中で、
フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』としての『強さ』の象徴を悟った
シャナの「
炎の“具現化”」の力の
顕現の仕方が変化した自在法。名前は「『真』の『紅』」という意味で名付けられた。
炎を「炎であって炎でない」力として具現化させるところはそれ以前と変わっていないが、具現化できる範囲が幅広くなり、
紅蓮の巨腕の描写から精度も上がったようだ。
それまでの『
紅蓮の双翼』同様、望めば通常の炎と同じ性質を発現させることもできた。
シュドナイとの戦いでは握力の限界で炎に変換することで、握り潰して爆砕するという攻撃方法として使った。
それまでシャナが具現化したものは飛翔のイメージによる
紅蓮の双翼、III巻から
深夜の鍛錬でシャナが練習していた「鉤爪を指と尖らす、鎧とも生身ともつかないフォルム」の巨腕だったが、自身のフレイムヘイズの力を顕現させる「強さのイメージ」が明確になってからはシャナを包み防御に力を発揮する炎の衣や、巨大な
魔神の脚、シャナの口と連動して拡声を可能とする巨大な炎の顎などを顕現させていた。
本質的にはアラストールの炎による具現化、つまりマティルダの『
騎士団』と同じ理屈の自在法。シャナは主にアラストールの体の一部を具現化しての白兵戦に使用し、使い方次第では全身を象ることで擬似的にアラストールを外界に現すことも出来る。
最終更新:2023年11月21日 00:27