【初出】
XVIII巻
創造神“
祭礼の蛇”による
大命宣布後のチューリヒ
外界宿総本部での会議にヒルデガルドと共に出席し、不毛な論戦に契約者共々辟易していた。
【由来・元ネタ】
戦争と死を司り、魔術の達人であり、知識の求道者であるという、北欧神話の主神オーディン(Odin)。そのドイツ語名がヴォーダン(Wodan)である。実際に信仰されていた時代の呼び名は、古ノルド語で「激怒する者」を意味するオージン(Óðinn)。
魔術を得る代償に片目を捧げたために隻眼で、帽子を被り長い白髭を蓄えた老人の神。投げれば外れることのない神槍グングニルを持つ。
キリスト教の布教によって零落し、不吉な死神や聖ニコラウスの晩に荒野を駆ける
白馬の乗り手へと姿を変えた。
「鬼道」とは、呪いや妖術を意味し、「魁」は首領やものごとの元祖・さきがけを、「主」は君主を意味する。真名全体で、「呪術の元祖たる君主」を意味する。おそらく
自在法に長け、契約者にその力を与えるものと思われる。
最終更新:2024年02月26日 01:26