【初出】
XVII巻
【解説】
“
紅世の王”。
真名は“応化の伎芸”(おうかのぎげい)。
炎の色は鳶色。
フレイムヘイズ『骸軀の換え手』
アーネスト・フリーダーと契約し、洒落た小ぶりの造花型の
神器“
アンブロシア”に意思を表出させている。
気弱な頑張り屋という“王”らしからぬ性格の女性で、事あるごとにフリーダーを誉めたり庇ったりと、かなり過保護な性格をしている。
【元ネタ・由来】
ケルト神話に登場する神ダグザの三人娘である女神・ブリギッド(Brigid)。この三人娘は全員同じブリギッドという名前で、それぞれ学問・治療・鍛工を司る。
「応化」とは環境の変化に適応することだが、これを「おうげ」と読んだ場合、仏尊がその時勢に相応しい姿として現れることを意味する仏教用語となる。
「伎芸」は歌舞音曲そのものと、それに関する技能を表す。
真名全体で考えると、「状況に適応し、また神仏が降臨する依り代ともなる芸事」という意味だと思われる。
最終更新:2024年04月10日 18:32