【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
外伝『ヴァージャー』

【解説】
紅世の王”。真名は“欺蔽の套子”(ぎへいのとうし)。の色は柳色。
フレイムヘイズ『荊扉の編み手』セシリア・ロドリーゴと契約していた男性の“紅世の王”。意思を表出させていた神器は、牙を並べたペンダント型の“エスピナ”。
数百年前の中世の『大戦』の直前、[とむらいの鐘]の首領“棺の織手アシズ自在法都喰らい』と『壮挙』への危機感からフレイムヘイズとの契約に踏み切った“王”の一人。

本編の数年前に、『贄殿遮那』のフレイムヘイズや“天壌の劫火”がいくら話しかけても答えようとせず、セシリアの最期の時に一言だけ暗く沈んだ声で話して“紅世”へ帰還した。セシリアの身勝手過ぎる行動を止めなかったのは、彼曰く「哀れではないか」との事。本来の性格や声は不明。

【由来・元ネタ】
スペイン北部アストゥリアス地方に伝わる伝説上の生物、森や地下洞窟に住むといわれている大蛇・クエレブレ(Cuelebre)。
弾丸も弾き返す鱗を持ち、空を飛び、毒の息を吐くという怪物で、大きくなったものは遥か海の彼方の海底で、財宝の山を見張っていると言われる。
「欺」は表面を取り繕う・騙すことを意味し、「蔽」は覆い隠す・遮って見えなくすることを意味する。そして「套」は被せて包む物を意味する(「子」は道具に対する接尾辞である)。
真名全体で、「上面を覆い取り繕う包み」という意味になると思われる。
その本質はセシリア・ロドリーゴが実体の無い形質強化の自在法アルカサル』として顕現させていた。

【コメント】
アニメシリーズには未登場。
☆哀れだったのはわかるんだが、オオナムチの技を教えるとかした方が成功率が上がるってことくらいは指摘すべきじゃなかったのだろうか。
☆もし神器の名称がクエレブレ寄りであったなら、『ギータ』(同じスペイン伝承のドラゴン)や、『アストゥリアス』(クエレブレ伝説の地元)だったかもな。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で神器についての詳細が判明した。
ノートとは親しかったのだろうな。
☆クエレブレも新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動しているかもしれないな。
☆↑4オオナムチが何を守っているのか、彼自身はある程度察していたのではないだろうか。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズフワワニヌルタソカルや[百鬼夜行]のギュウキパラとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、終幕で観客の一人として登場している。

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最終更新:2023年01月24日 00:51