【種別】
紅世の徒” 、通称

【初出】
SII巻(詳細は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』)

【解説】
真名は“剡展翅”(せんてんし)。の色は銀鼠。
鳥とも竜とも見える姿の“徒”。“徒”の運び屋集団[百鬼夜行]が中央亜細亜便を運行していた時の、臨時雇いの斥候。

本編開始の二年前、斥候に出たところでフレイムヘイズ万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルと遭遇し、逃亡の末、自らも知らぬ間に彼女をサブラク必殺の罠まで導くことになった。
渓谷に差し掛かった所で、ヴィルヘルミナ共々サブラクの攻撃を受け、死亡した。

【元ネタ】
おそらくは、ペルシア神話で全ての鳥類の王とされるセーンムルヴ(Sēnmurw)と思われる。より有名な名称はスィームルグ、またはサエーナ鳥。
人間の子供を持ち運べる程度の大きさの鳥で、犬の上半身と孔雀の下半身を持つ。植物の王サエーナの木の梢に住んでいたが、悪魔にその木を枯らされてしまったのでエルブルス山に移住した。
「剡」とは、削る、鋭いという意味である。「展」は広げること、「翅」は昆虫類の羽根のことである。真名全体では、「大きく広がる鋭く削り取る翅」という意味だと思われる。
竜や鳥と常に描写されるのも、この真名ゆえだろう。

【コメント】
アニメシリーズには未登場。
ギュウキパラゼミナには捨て駒と思われていたんだろうな。
☆雑魚さ加減ではウコバクや[仮装舞踏会]の捜索猟兵ザロービや、カシャメアギヴォイチス海魔ラハブといい勝負だったな。
☆ヴィルヘルミナに追われて逃げ続けられただけでも、そいつらより格上だったろうな。サブラクの罠に飛び込んだのは不運としか言いようがなかった……。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤モレクチェルノボーグフワワニヌルタソカルウルリクムミジャリや『両翼』のメリヒムイルヤンカや[宝石の一味]のコヨーテフックスとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で真名と炎の色が判明した。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、馬車に乗っていた怪物として登場している。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、セムルヴ・モンテギューという間者として登場している。

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最終更新:2024年01月20日 06:41