【初出】
SII巻
【解説】
“
紅世の王”。
真名は“珠漣の清韻”(しゅれんのせいいん)。
炎の色はマリンブルー。
フレイムヘイズ『无窮の聞き手』
ピエトロ・モンテベルディと契約し、懐中時計型の
神器“
ゴローザ”から意志を表出させていた。
明るくも野太い女性の声で話す“王”。ピエトロからは「僕のおふくろ」と呼ばれ、大らかな母親のような性格をした“王”のようだ。
人化した姿は、恰幅のよい、「おばさん」と呼ぶのがしっくりくる中年女性である。
シャナたちが新世界『
無何有鏡』へ旅立った後、新世界へ渡り来て
秩序派の“王”の一人として活動しており、イタリアのジェノバにあるバルビの細道から入る細い路地に『ピエトロの食堂』という外界宿を運営している。ここの特徴は、「どちらさまも大歓迎」の中立の場ということで、実際シャナと
ベルペオルの会談を行う場にもなったりした。
【由来・元ネタ】
古代ローマの神の一柱、小さい子供に意識・認識を齎す女神センティア(Sentia)。
「珠」は玉、またはそれのように美しいこと、「漣」は小波、またはそのように次々と連なって流れること、そして「韻」は音の響きを意味する。真名全体で、「美しき波紋で広がる清澄なる響き」という意味になると思われる。
彼女の契約者は「聞き手」であり、契約者に与えるその能力は聴覚に関するものだと思われる。
最終更新:2024年04月10日 18:16