【初出】
XV巻
【解説】
[
革正団]の“吠狗首”
ドゥーグの切り札である自在法。
“
燐子”『
黒妖犬』達に自壊するほどの強烈な咆哮を一斉に放たせ、敵にぶつける。
本来のこの自在法は数秒の間、敵の意識を混乱させ聴覚を麻痺させる程度の、撹乱の小技に過ぎない。
しかし、
サラカエルの『
呪眼』で強化した場合、
フレイムヘイズや“
紅世の徒”に致命傷を与える事は出来ないまでも、鼓膜を破り肺を破裂させ、意識を刈り取る程度の物理的な破壊力を得る。
【由来・元ネタ】
ヨークシャーやランカシャーの森に棲む、叫び声を立てる妖精の一種、シュリーカー(Skriker)の別名トラッシュ(Trash)と思われる。
シュリーカーの恐ろしい叫び声は死の前兆で、聞いた者は死んでしまうと言われる。別名の由来は、足の裏が柔らかくて、足音を立てないからと言われている。
最終更新:2023年12月28日 09:22