【種別】
概念(?)
【初出】
V巻
【解説】
個人を個人たらしめる要素の内、意識の部分。言葉としては概念的な「心」に近いものと思われる。描写的には、“
存在の力”に意思総体が宿ることで個人となる。
外伝『リシャッフル』で、
宝具『
リシャッフル』の効果により意思総体がお互いに交換された
坂井悠ニと
シャナは、悠二がシャナの身体で苦労して『
夜笠』を
顕現させたり、シャナは悠二の身体で容易く
封絶を使ってみせた。
悠二の身体でシャナが封絶を張る際には、悠二の意思総体が宿ったシャナの身体の“存在の力”を、悠二の身体に宿ったシャナの意思総体が掠め取り、そのまま封絶のエネルギー源として使っているからか、その色は紅蓮であった。
自身の存在を顕現させた無数の紙の軍勢の
自在法『
レギオン』を率いる“
紅世の王”である[
仮装舞踏会]の
巡回士“千征令”
オルゴンは、意思総体が宿る帽子とマントの部分が司令塔であった。
極めて薄く極めて巨大に広がって存在していた“紅世の王”、“壊刃”
サブラクも、意思総体を宿した人型の部分を全体から切り離してしまうと、残された巨大な身体の方は統御できなくなってしまっていた。
つまり記憶や人格、本質、経験、個性(
炎の色)といったものはこの意思総体にあり、“存在の力”や身体、またそれに付随する特性とは不可分ではないということになる。
最終更新:2023年12月24日 00:16