【種別】
人間
【初出】
I巻
【解説】
坂井悠二の母。海外に単身赴任して家を空けている夫の
貫太郎に代わって、家を守る誇り高き主婦。
正確な年齢は不明だが、悠二によると「まだ若い」ようだ(事実関係から推定する限り、35歳より少し若いぐらいと思われる)。
おっとりしつつもしっかりしていて、隔意を持たず賢明な女性。人間の日常生活というものを知らない
シャナが可愛くてたまらないらしく、様々な面で世話を焼いていた。
恋愛についても、本人が学生の頃結婚したという経験からか、含蓄のある言葉で
シャナや
吉田一美を諭していた。
アラストールや『
万条の仕手』
ヴィルヘルミナといったシャナの保護者たちが、千草のシャナの扱いを危惧して何度も論戦を仕掛けたが、全て撃退されてしまった。公式ガイドブックでは、最強の「普通の主婦」と表記されていた。もしかしたら、劇中において最強の存在かもしれなかった。
ちなみに本人曰く運動神経はいいようだ。これは本人が言っているので間違い無いが、本人が言っているのでどのくらい凄いのかは不明。
XIII巻で妊娠したことが明かされた。お腹の子の性別は不明らしく、名前に「三」を入れる予定であったが、XVI巻にて悠二の存在を忘れ去った。XVII巻では、シャナが
宝具『
タルタロス』によって絆の繋がりを封じられてしまったために、シャナのことも忘れてしまっていた。
しかし、『
星黎殿』攻防戦で一時的に復活した“
天目一個”によってシャナの右手首にかけられていた『タルタロス』の一部が切断・消失したことで、千草たちはシャナ(が存在に割り込んでいる
平井ゆかり)のことを思い出した。そしてXXI巻では、帰宅した貫太郎と共に吉田一美たちの見舞いを受けた。
最終巻では、
御崎市の復元を実行したことで市中の人々に(悠二自身が自覚しないで)響いた坂井悠二の声を聞いた。
シャナたちが新世界『
無何有鏡』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、
マージョリー・ドーからヴィルヘルミナにはもう会えないが元気で幸せでいると告げられて、ヴィルヘルミナを思いながら二月下旬に出産した我が子の
坂井三悠の世話を一生懸命に励んでいる。そして、貫太郎と三悠と共に御崎山での花見に参加し、花見の席でマージョリーに三悠の名の由来を聞かれて、貫太郎と共にその由来を語った。花見の終盤には、皆でマージョリーが持ってきた指輪型
宝具『
コルデー』(“
紅世”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』とマージョリーが語っていた)を使ってのおまじないを行った。
最終更新:2023年11月14日 19:56