【種別】
呼称

【初出】
S巻

【解説】
個人を指す名称ではなく、海洋上で人を襲う“紅世の徒”の総称。
海洋上の密閉・孤立している空間では、フレイムヘイズが乗り合わせていなければ乗員・乗客はまず助からず、フレイムヘイズが乗った船には海魔は襲撃を行わないことから、古来からフレイムヘイズたちにとって厄介な敵であった。

また、20世紀初頭にはハワイ外界宿が壊滅したのを期にハワイを“徒”の勢力下におかんと海魔が大挙して押し寄せてハワイ諸島全域にフレイムヘイズか否かを問わない大きな被害が発生した。
これに対してフレイムヘイズ陣営が太平洋東西から虱潰しに海魔を叩き、最後に『輝爍の撒き手レベッカ・リードと『骸軀の換え手』アーネスト・フリーダーたち主導のハワイ解放戦といった大きな戦いも起きた。

こういった無道を働く海魔達を撲滅しようという機運が1930年代の少し前にフレイムヘイズたちの間に広まり、近隣の外界宿に詰めているフレイムヘイズが定期航路に乗り込むという予防策の徹底化などの結果、ほぼ撲滅された。

封絶』開発以後も、海という特殊な環境で戦うためか人ごみに紛れる必要がないためか人化もせず、トーチを置く場所も修復する物も無いためか封絶も張らないという、前時代的な襲撃方法が色濃く残っていた。

過去に1930年代にまだ人間だったユーリイ・フヴォイカとその家族を襲った“澳汨肢”ラハブなどの個体が確認されている。

シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立った後、この世に残った“徒”たちを捜索していたマージョリー・ドーが、深海に潜んでいた古代の恐竜のような姿をした海魔と遭遇していたようだ。

【由来・元ネタ】
名前の元ネタは北欧の伝承に登場する海の怪物・クラーケン(Kraken)だと思われる。

【コメント】
アニメ第2期で登場した。
☆[巌楹院]の残党も加わっていたのかもな。 また、生き残った残党は[仮装舞踏会]に加入したかもな。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』でユーリイが討滅した海魔ラハブについての詳細が判明した。
ギヴォイチスも海魔に加わっていたのかもな。
☆[マカベアの兄弟]や[]や[狂気の城]や『色盗人』の連中と大して変わらなかっただろうな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタや[宝石の一味]のコヨーテフックストンサーイや[革正団]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』にも登場している。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、ラハブが登場している。

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最終更新:2023年01月07日 08:52