【種別】
宝具

【初出】
VIII巻

【解説】
仮装舞踏会]が所有する、『巫女』“頂の座”ヘカテー専用の錫杖型宝具。
三角形の錫杖頭に三角形の遊環を持つ大杖で、普段は『星黎殿』に置かれた大竈型宝具『ゲーヒンノム』に、他の『三柱臣』専用の宝具と共に突き立てられており、シュドナイの『神鉄如意』やベルペオルの『タルタロス』と共に、『大命』の遂行時においてのみ使用が許されていた。
他の『三柱臣』の宝具と同様に創造神祭礼の蛇”による特別製の宝具であった。

具体的な能力は不明だが、ヘカテーが『大命詩篇』を扱う時に常に用いられた。恐らくは“祭礼の蛇”の意志や力を受信・伝播するアンテナとなるのが本来の用途だと思われる。
『大命詩篇』を受信する際に無数の三角形を放出したり、遠隔地の『大命詩篇』との共振(実行はされなかったが、それによる破壊)、イレギュラーな形で鏡像転移した『暴君』の退去、『零時迷子』への刻印打ち込みに使われた。
武器としても、『贄殿遮那』との打ち合いなどに使われていた。

最終巻で(はっきりとは描写されていないが)、ヘカテーが創造神祭礼の蛇”の神威召喚祭基礼創”の生贄となって消滅したと同時に、『トライゴン』も明るすぎる水色の火の粉となって消滅したと思われる。

【アニメ版】
『大命』遂行用宝具の中で唯一、アニメ第一期では登場しなかったが、第2期でようやくその姿を見せて使用された。
アニメ版の自在法』は、『トライゴン』の遊環が音を奏でることで発動するようだ。

【由来・元ネタ】
ギリシャ語由来の言葉で三角形(trigon)のこと。幾何学では、「トリゴン」と読む。八面体ダイヤモンド原石表面の{111}面上に成長過程で形成される、小さな正三角形のくぼみのことも「トライゴン」と呼んでいる。
これは通常、研磨によって取り除かれる。このくぼみは、天然ダイヤモンドであることの証拠と見なされる。

【コメント】
☆やっぱり“祭礼の蛇”が創った宝具だった。『トラヴェルソ』とは違って、頻繁に使用された。
アニメ第3期でも原作通りに使用された。
☆そういえば、ドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”もステッキ型の神器だったな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤フワワニヌルタや[宝石の一味]のコヨーテフックストンサーイがこの宝具とも絡んでいたら面白そうだったのにな。

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最終更新:2023年07月11日 00:31