2A(ツーハンドルーピングプレイ部門)

両手にヨーヨーを持ってルーピングトリックを行う。
基本トリックの習得に時間のかかる部門。

2A部門のヨーヨーについて

1Aの引き戻し仕様ヨーヨーでも出来ない事は無いが、非常に難しく時間の無駄なので
ファイヤーボールやレイダー、ボルテクスなど丸型ボディーのヨーヨーを使おう。
フォワードパスをしたときにあまりスリープせずにしっかり戻ってくるようなヨーヨーを使おう、
かといってまったくスリープしないものはオススメしない。
プレイヤーによっては30分に1回はメンテが必要と言われるほど、
この部門は他の部門以上にヨーヨーのメンテナンスが重要。
常にいいコンディションを保つようにしよう。
ヨーヨーの戻りが悪いときは、オイルやワセリンを挿したり、軸のストリングの巻き数を増やしたりしてみよう。

以前までストリングは綿とポリ50/50のストリングを使わなければ、
スターバーストによる摩擦でストリングが溶けて切れると言われていたが、
現在主流の機種ではスターバーストが若干滑らかになり、ストリングの質が良くなった為、
ポリ100やナイロンのストリングでもかなり切れにくくなっている。
それでも切れるのが心配な人は50/50のスリック6かスリック8を推奨。

レスポンスがスターバーストではないLoop360やスピードビートル、
セッティングが詰めてあるボルテクスはポリ100が推奨されている。
ポリ100が使えるヨーヨーはフィーリングが変わりにくいメリットを活かして練習しまくろう。

長さのセッティングはしばらくやっていると自分のやりやすい長さが見つかるが、
ノーマルのファイヤーボールやレイダーを使うときには長めにしよう。
ヨーヨーの戻りが悪ければ長く、戻りがいいなら短め、といった具合にストリングの長さを調節し、
いろいろ試してやりやすかった長さでやっていこう。
以降はやりやすかった長さのストリングを捨てずに取っておいて、
新品に交換するたびにその取っておいた糸の長さに合わせてカット!

ギャップ調整が出来るヨーヨーは、ループのタイミングをストリングスの長さで、
ループの高さをギャップの幅で調整出来る為にセッティングの自由度は高まるが、
調整の幅が広すぎて初心者は逆にドツボにハマり込みやすい。
セッティングの基準位置を自分なりに作っておこう。

ルーピングヨーヨー比較


かなり安価で、初期状態から戻りが強いセッティングになっているのでルーピングの基礎を学ぶのにちょうどいい機種。
ただし精度も性能も価格なりでレベルの高い技には全く向いていない。

木製軸のヨーヨーで、滑らかな使い心地。
ボディが軽いのもあり、体にぶつけてもそんなに痛く無いので2A最初期に向いている。
開けてからすぐに使うのではなく、いらないストリングで軸をこすってツルツルにしてから使おう。
そうしないと強い摩擦ですぐにストリングが切れてあぶない、スリープも伸びる。
構造上固定軸と同等なため、ストリングスのヨリ具合でスリープ時間が大きく変化する。
ループするときはヨリを頻繁に調整したほうがいい(右手はキツ目、左手はゆる目)。
サイドワインダーやUFOができると扱いやすい。

軽くて形も丸い。レイダーやFBに比べたらメンテは楽だが、ステッカーにお金がかかる。
戻りがいいのでレイダーなどよりはストリングは短めのほうがいいかも。とはいえあまり短くし過ぎないように。

スピードビードルにLEDを搭載してあり、 そのLEDが程よい重さで使いやすい
光るヨーヨーなのでパフォーマンスに最適
スピードビートルが軽すぎる人はこちらがオススメ。

内蔵しているワッシャーで戻りが調整でき、シンプルなセッティングで初心者~上級者の幅広い層をカバーできる。
アクセル(軸)とスペーサーが二種類付属しているため、いろいろなセッティングが可能。
回転が強めに感じられる機種だが、軸周りが若干他の機種より弱い事と
ギャップ調整を行うのに軸を外す必要があるのがネック。

基本オイルがすぐ切れてメンテ地獄になる。ループのみだと6~7重巻きとかにすれば戻りがよくなっていい感じ。
ストリングは長めにしよう。締めすぎ注意。
シグネチャーシリーズを中心に、キャップだけFBで中身はレイダーという物がある。
こういったのはパッケージが無いことも多く、軸を覗かないと判別出来ないので要注意。

ファイヤーボールより更にデリケート。ループ仕様にはグリスメンテ必須。3重巻きとかにすれば割と戻っていい感じ。
こちらもストリングは長め。締めすぎ注意。
シグネチャーシリーズのレイダーはアクセルネオ+デルリンスペーサー装備だが
ギャップ幅は通常のレイダーに近いため、ノーマルよりは戻りやすいが、セッティングは上記のようにするか
下記のナイスぺレイダーのリンクに記載されている締め込みの作業が必要なので注意。

スペーサーが五種類あり、付け替える事でギャップ調整が可能。違う色を組み合わせてもOK。
いろいろ付け替えてみて自分のやりやすいものでやってみよう。締めすぎ注意。
まれにショップにスペーサーセット単品で入荷するため、
レイダーアクセルNEOとセットで買えばノーマルのレイダーをEX相当にすることが可能。

数年前まで大会上位者は全員このヨーヨーを使用していた。(現在は他の機種を使う人も多い)
ナイロンスペーサー搭載レイダー(通称ナイスぺレイダー)はレイダーの金属スペーサーをナイロンスペーサーに
交換したものだが、ただ換えるだけでなく、スペーサーを削ったり軸を押し込んだりする調整が必要だ。
その際にぶっ壊して使い物にならなくなることが良くある。
プレイヤーによって好みが違うため差はあるが、長時間スリープし、引いたらしっかり戻る最強機種。
当然超上級者向け。

マイナー加減がネック。メンテは一番楽。
スターバーストが高く、ギャップが広いという構造上、ループ感にクセがあるので人を選ぶ。
さらにベアリングも独自サイズなので他の2A機種に流用できない。

薄スペーサー+片面フリクションギャップちょっと開け
でかなりやわらかいフィーリングになった希ガス
現在入手困難なのがネック。

レイダーより多少軽量で、かなり小さい。
ハイパーヨーヨーで言うとインペリアルやハイパープロ、ミレニアムに近い形状。
人によってはレイダーより使いやすい。
レスポンスが特殊なためあまり初心者向けではない。

ギャップが少し広めで、スリープの必要なトリックに特化している機種
戻りが弱めで、レスポンスはパッドなので初心者にはちょっと扱いづらいかも

Loop808のギャップを狭くしてより初心者向けにしたような機種。
レスポンスがパッドなので、独特のフィーリングでメンテナンスは少し面倒だが、
その代わりポリ100で問題なかったり、替えのストリングが付属していたりする。
セルコンなのでボディ自体の耐久性は優れているが、軸周りの強度が弱いので注意。
Kストファットと相性良し。

形状、重量はレイダーとほぼ一緒、アクセルはレイダーよりも短くナイロンスペーサーを初期搭載してある。
ナイスペレイダーがうまく作れない、作る前にナイスペレイダーがどんなものか試してみたい、という人にもオススメ。
レイダーと違ってセットでついてくるキーによって簡単にギャップ調整ができるため、
自分に合ったフィーリングのヨーヨーを作りやすい。
自分好みのナイスペレイダーが作れる人にとっては微妙と言われるが、
もちろん大会で活躍できるヨーヨーである。
ただしLoop900に初期搭載されているナイロンスペーサーは精度が低いので取り換えることを推奨。
1080の初心者オススメセッティングはヨメガデルリンスペーサー黒に換装、
Kストノーマルにルーピングオイル少々、ギャップは10円玉の厚さを基準に5〜10度くらい回して微調整。

スペーサーはジュラルミンから作られており個体差が少なく、ヨーヨー自体の剛性も高い。
基本的にストリングの長さを調整するのみで、すぐに自分専用のハイスペックなルーピングヨーヨーが完成するので
ルーピング初心者の方にかなりおすすめできるヨーヨー。
オススメのストリングは言わずもがなKストノーマルだが、スリープ重視で50/50にしたり、
ベアリング脱脂してKストファットというセッティングもある。
戻りが少し強めで、少し重たく感じる機種。

ヨメガ薄型ベアリングを使っているのもあり、ギャップをほぼ0まで詰められるが、
ボディの微妙な開け閉めでギャップを調整する必要があり、メンテ毎にギャップが変わりやすい神経質なヨーヨー。
キャップが外れたり、空中分解しやすいので注意。
一部のコラボクルークは中身が初心者向けのシグナルもある。
これらはスペーサーとベアリングがセットのアップグレードキットでクルークに出来るが、
同時にループ特化になるため、スリープも絡めたトリックを演じるのは若干辛くなる。

トリック

まずは両手でヨーヨーを扱うことに慣れるところから始めよう。
左右同時にスリープしてみたり、フォワードパスしてみたり、左右交互にスローしてみたり。
慣れてきたらいよいよダブルループ。この部門は始まりはダブルループから。
現在ではトリックの数もかなり増えているが、2Aの基本はダブルループやミルクザカウ、
バーティカルパンチなど単純な動きである。
単純ではあるがルーピングトリックはとにかく感覚が重要。言葉ではうまく言い表せないような、自分にしか伝わらないルーピングの感覚を覚えること。
それを覚えるのに時間がかかるが根気強くやっていけば必ずものにできる、あきらめるな!

・ルーピング講座 ツーハンド・ループへの道
ダブル・ループが出来るようになるのを目標に、最短で習得するために毎回動画でコツを伝授してくれる。
第1回 フォワード・パス
第2回 インサイド・ループ
第3回 ツーハンド・フォワード・パス
最終回 ツーハンド・ループ

・THP-Jプロスピナーレベル ダブルハンド部門
昔のハイパーヨーヨーのころのレベルではあるが2Aの基礎が詰まっている。
とりあえず目を通しておくといいかも。
http://www-user.interq.or.jp/tnc98/yjd/thptrick.htm

・GIOYトリックリスト
ジョイトリでも2Aトリックが登場。1ハンドのルーピングから現在主流のラップ系まで。
http://www.yo-yo.jp/trick/2a

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2015年04月28日 10:25
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。