【種別】
神器

【初出】
X巻

【解説】
“破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤの意思を表出させる『極光の射手』の神器。形状は鏃型。

初代『極光の射手』カール・ベルワルドは、普段はこれを二本の矢という形状で持ち歩いており、戦闘時は巨大な鏃に変えてこれに乗って戦闘を行っていた。外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第二話では、[とむらいの鐘]のソカルの防御陣の自在法碑堅陣』を突破する際の戦闘で、カールが“ゾリャー”を極光の弓矢に変化させて使用する場面が見られた。
二代目『極光の射手』キアラ・トスカナはXV巻終盤までこれを使いこなすことが出来ず、二つの鏃型の髪飾りを両端とする極光の弓矢として使っていた。

巨大な鏃に乗っての大破壊力の高速戦闘こそが『極光の射手』の本領であり、背面からオーロラを噴出することで高速飛行が可能。巨大化したそのサイズは小型の戦闘機ほどにもなる。
“ゾリャー”の両側面にもオーロラを展開して破壊のオーロラの翼を纏い、衝角からの高速の突撃や、翼によって相手を直接攻撃したり、身に纏わせて防御に使ったりする他、両側面の翼のオーロラを凝縮して連射や誘導が自在に出来る流星として放つ自在法グリペンの咆』『ドラケンの哮』による砲撃といった戦法を主とする。

巨大化させた際には、航続距離もかなり長いようであり、数千キロ離れた給油基地付近から中国中南部を経て香港まで巡航が可能。

『ES』によると、巨大な鏃となってからは、ウートレンニャヤが鏃の先端側、ヴェチェールニャヤが鏃の後ろ側から声を出すようだ。

【由来・元ネタ】
元ネタはスラヴ神話に登場する、夜明けと日没に黄金の戦車に乗ったダジボーグの宮殿の門を守る、
オーロラの女神の姉妹ウートレンニャヤとヴェチェールニャヤの姓「ゾリャー(Zorya)」。

【コメント】
☆『鬼功の繰り手サーレ『レンゲ』と『ザイテ』と同じく二丁一組の神器だな。
フランソワの“スプレット”やジョージの“フラガラック”やファーディの“ディスグレイス”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やアーヴィングの“ルテニアン”やアルマの“フォルテー”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”やグリンカの“プーハチ”より有用だったな。
☆XX巻では、“ゾリャー”でシュドナイに一撃を浴びせた。
☆最終巻では[仮装舞踏会]のマモンに致命傷を負わせた。
アニメ第3期で登場・使用された。

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最終更新:2022年04月23日 08:23