ラー(レー)(Ra、Re、rc(w))

 その名は、『上がる』『昇る』を意味すると思われる。太陽円盤を頭上にいただく雄牛、または隼の姿で表される。あらゆる生命、光などエネルギーの源。神と人間の世界の審判者としてオシリスと共に死者を裁く。昼の永遠性を象徴する太陽の神。
 アメンホテプ4世は彼を王家と国家を守護する唯一神として強調し、その他の神に対する信仰を断絶しようとするが、没後、彼の後継者であるツタンカーメンがアモン信仰を承認したことによりその考えは潰える。

参考文献

ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』148頁

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最終更新:2021年05月29日 15:42