パドリ
ルーマニア北西部の伝承に登場する
妖精。
夜に見張りをしている羊飼いの前などに現れるとされ、美しい少女の姿をしている。
ある老人が見たときには、刺繍をしたハンガリアン・ブラウスだけを身に纏っていたという。
風のように歌い、泣くことはあるが言葉をしゃべる事はない。
風と深い関係が有るのか、パドリが現れる前には風が吹き始めるという。
また、羊達が騒ぎ始めるのも、彼女の現れる前兆だという。
ブラウスを縫っていたり刺繍をしていたりと性格のおとなしい
妖精で、
後を追いかけられると、煙となって消えたり樹に化けたりして相手から逃げると言われる。
最終更新:2005年09月23日 10:27