ナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)
表記は他に「ニャルラトホテプ」「ニャルラトテップ」などがある。「這い寄る混沌」
「黒い奉仕者(ブラック・メイド)」「無貌の神」などと称されることもある。
深淵の魔王
アザトースを始めとした「
外なる神」の意思を実現するために、
さまざまな姿をとり人間に干渉を図っている。
1000もの化身を持つとされ、人間と対峙するときは、それに適応した人間に近い姿で、
邪神の名にふさわしい、恐るべきパワーを発揮する場合は、そのパワーにふさわしい怪物の姿で
出現する。
クトゥルー神話に登場するクリーチャーには珍しく、高い知性を持ち、
自分の主人たる
アザトースすらあざ笑っているとも言われている。
蛇足気味だが、ナイアルラトホテップは
エジプトと様々な因縁があり、自分自身も、
「
ブラックファラオ」などのようにエジプトを連想させるような化身となったり、
ラヴクラフトの短編「ナイアルラトホテップ」では、「そんな時、エジプトから
ナイアルラトホテップがやって来た」という一文もある。
最終更新:2005年08月09日 00:06