蜃気楼


蜃気楼とは温度差により空気に密度の差ができ、それにより光が屈折し起こる現象。
光は基本的に直進するが、密度の異なる部分では密度がより高い方へ屈折する性質がある。

この蜃気楼という語は、古代中国の物語に由来している。
書物によれば、昔の中国には「蜃(しん)」という大ハマグリがいて、その「蜃」が吐く息の中に
楼閣(高い建築物)が浮かんで見えたという。
それゆえ、無いはずのものが見える現象を「蜃気楼」というようになったのである。

日光東照宮には「蜃」の像があるが、こちらはハマグリではなく龍か獏のような姿をしている。

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最終更新:2005年07月20日 07:37