殆どの人知ってそうなことだし需要あるかどうか分からないけどつくってみた。 - のと
1.SGFファイルについて
パソコンで囲碁の棋譜を扱うとなるとSGFファイルって言葉を必ず聞くと思いますが、これは一つの規格のようなモノです。
囲碁の棋譜=SGFファイル と思ってもらってほぼおk。
KGSで『棋譜をディスクに保存』すると出てくるあのファイルです。
中身はテキストファイルなので、iGoで「sgf」と発言してぼっとから送られてきたものをメモ帳か何かにそのままコピーして、
○○.sgf という名前で保存しても同様のものができます。
棋譜でーたべーす なんかではあらゆる棋譜をこの形式で手に入れられますし、
どこで打っても同じ形式で保存できるのでパソコン上で棋譜を管理するのにとても便利です。
このページでは、このsgfファイルをパソコン上で閲覧できるソフトと、そのソフトを使ってぼっとと対局する方法を紹介します。
尚、ここで紹介しきれなかったソフトも沢山あります。ユキノシタの作者さんのページに 便利な比較表 があるので、それも参照されるとよろしいかと。
2.棋譜管理ソフト
1.CGoban付属の機能
実はKGSに接続するソフト『CGoban3』にもこの機能はあってですね、CGobanを起動→SGFファイル編集 でsgfファイルを開くことができます。
↓ こんな感じですね。KGSで対局するのと変わりません。いろいろ試してるうちに分岐がイミフなことになるのが難点(´・ω・`)
2.MultiGo による棋譜の閲覧・編集。
CGobanでも棋譜の表示・編集などはできるのですが、せっかくなので機能が豊富でぼっととの対局にも対応してるこのソフトを紹介します。
後述しますが、sgf以外のフォーマットにも広く対応しています。(※)
最新版でも良いのですが日本語化に対応していないので、日本語化したい人はVer4.2をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍すると、MultiGoSetup.exe というファイルがあると思うので、それを起動すればインストールできます。
おそらくsgfファイルも関連づけ(MultiGoで開くように設定すること)が自動でされるので、sgfファイルは のようになっていると思います。
・日本語化をする人は http://multigo.client.jp/ からVer4.2.4用のパッチをダウンロードしてインストールします。中に説明のテキストが入ってるのでそれを読めば平気かと思います。
↓MultiGo のメイン画面
①交互着手と石を置くモードはここで切り替えます。クリックで着手・右クリックで着手取り消しです。これだけ覚えておけばとりあえず使えます^^
②③見た目と操作の設定はとりあえずここ色々弄ればおk
④右下の分岐ツリーの表示の仕方はここで切り替えます。分岐毎に止まって表示するか、KGSのようにメインの分岐をとりあえず全部表示するか、ここで変えられます。
※幽玄の間(UGFファイル)や、タイゼム(GIBファイル)では独自の棋譜フォーマットを使用していますが、MultiGoはそういったファイルも読み込むことができます。
また、SGFファイルに保存し直すこともできるので大変便利です。
3.その他の有名なソフト。
・ユキノシタ(最新バージョンは2.2.4)
棋士や棋戦名、局面、手順などからSGFファイルの検索が可能なデータベース機能、タブ機能による複数ファイルの閲覧、
詰め碁ファイル作成&自習機能(自分で正解図失敗図などを入力する。実用性は微妙?)など、他のソフトにない機能が満載。
AA碁盤作成機能が何気に便利w
動作はとても軽快で、ぼっととの対局機能はMultiGoより優れている。
ただ機能の豊富さという面では上に挙げたものにはかなわないか。
以上でソフトの紹介は終わります。長くなってしまったのでぼっと(GnuGo)との対局の仕方は 次ページ にて説明します。 編集-NotFound