ストリングについて

ストリングというとハイパーヨーヨー世代なら5本入り500円のものを思い浮かべるかもしれないが、
今は誰もそんな買い方はしない。
100本で2000円前後の束になっている事が多く、
一部の店では1000本で15000円前後の束もある。
本数が多いほど単価が安くなってお得。
とは言っても100本くらいが買いやすい値段だし、
100本使い切る頃にはメーカー、素材、太さ、色の違いによるフィーリングの違いもわかるようになり、
色々と試したくなるはず。なので、とりあえずは100本がオススメ。

初心者には手に入りやすく上級プレイヤーからの支持も高い
キティストリング(通称Kスト)のノーマル/100本入りのイエローがオススメ。
太さによるフィーリングの違いを知りたいのなら、5本×5タイプが入っているアソートパックをを先に使い潰してから、
好みの100本を買うというのも手段。

ストリングには様々な色がある。
実は色によって使用感がだいぶ違うのだが、
初歩的なトリックではその違いによってやり易い、やり難いという事はほとんど無いし、
そもそも初心者にはその違いがわからない。
なのでヨーヨーの色に合わせる等、自分の好きな色を選べば良い。
色によるフィーリングの違いを知りたいのなら、各色1本ずつ入った10本パックが売られているので試してみよう。

以前は2Aには綿50%/ポリエステル50%のストリングが勧められていた。
これは一部の機種はポリ100%のストリングを使うと非常に切れやすかったためだが、
ヨーヨーショップ リワインドが検証したところ最近の2A機種&ストリングでは
頻繁に切れるという事は無いという結果が得られた。
(この実験でギャップを狭くし過ぎると切れたという報告があるが、切れたといっても、
ここまで幅を狭くするとまともに使えないため、普通はもっとギャップ幅を広くするので、切れる心配はない)

ストリングの交換タイミング

  • 切れそうなくらいほつれてる
  • 擦り切れている(特にレスポンス周りとフィンガーホール周り)
  • 汚れている(これもレスポンス周りに多い)
  • 毛羽立っている
  • 太く見える(毛羽立ってるときにこう見える)
  • ヨリ目が目立たなくなってきた
  • ヨリを戻してもストリングがくっついて輪にならない
  • ストリングつけたままで保管していたヨーヨーを久々に使う
  • 前に交換してからずいぶん経っている
  • なぜか普段安定してたトリックができなくなった
  • 気分転換

ポリ100&パッドレスポンスが主流になってから、昔みたいにすぐ切れるという事はなくなったが、
万が一切れた時、ヨーヨー自体が重くなっているせいで周りへのダメージがでかい事、
手汗が染みこむとストリングの滑りが悪くなるので、上記を目安にストリングを交換しよう。

ストリング長さ調整

ヨーヨーを床に置いた状態でストリングを真上に伸ばし、ヘソ上10cmのところでカット!
カットした側を3~4cmの所で二つ折りにして輪を作るように結んで完成!
ヨーヨーを床に置いて、ストリングを装着した中指がジャストでヘソの位置からヘソの少し上に来るくらいがベスト!
上級トリックになるとストリングが長くないと出来ない技があるが、初心者は自分に合った長さにした方が上達しやすい。
たとえばムーンサルトが乗らないという人。5センチ変えてみるだけでも結構変わるのでやってみよう。
一応長いほうがスリープタイムが伸びるが、ストリングが長いと床にぶつかるのでヘンな癖がついたりして、
力を入れて投げられなくなり本末転倒なので、初心者のうちはむしろストリングは少し短くするといい。

※2Aでは股下あたりでカットするのが良い。
機種にもよるが初心者は、かなり短めの70〜75センチくらいでカットするとループがやりやすい。


ストリング購入手引き

ショップ別ストリング価格を比較してみた(通販の方向け)2016.10月現在
比較対象品 ノンブランド品、約100本入、白色のスリック6(綿50%、ポリ50%) & ポリ100%
ショップ スリック6(50/50) ポリ100% 送料
SpinGear ¥1,990 (他色 ¥2,490)
(おともセット¥1,499)
¥2,490
(おともセット¥1,699)
¥500 (全国一律)
REWIND ¥1,990 (他色 ¥2,490) ¥2,490 (他色同価格) ¥390 (全国一律)
YO-YO ISLAND ¥1,980 (イエロー ¥2,480) ¥2,480 ¥290 (沖縄・離島除く)
yoyonest ¥1,980 (他色同価格) ¥1,780 ¥420 (沖縄、離島除く)
YOYO SPACE AS ¥2,000 送料無料

☆結論☆
  • ヨーヨー本体と同時購入したい or ストリングのみ購入したい→【SpinGear
  • 色々なカラー、様々な種類のストリングを使いたい→【REWIND
  • 同じストリングが1000本位まとめてほしい→【REWIND
 ※Kストリングの各サイズを試したい→【REWIND or yoyonest
 ※Kストリングの各色を試したい→【SpinGear






ストリングの種類


コットン100%

旧ハイパーストリングスがこれにあたる。
はずだが、ハイパーストリングとは別物と言っていいものもある。メーカーごとに微妙に違う。
非常に切れやすいため現在の高回転なヨーヨーに使うと非常に危険。
高回転じゃないヨーヨーでも場合によってはワインダーをしようと力を入れた瞬間に切れたりする。
価格は安いもののあえてコレを買うメリットは現在ほとんど無いと言える。
しかし独特の弾力を持つため一部のマニアックなプレイヤーが使っていると言う噂も。
ダンカンの低価格機種はこれがデフォルトなので交換推奨。

コットン50%/ポリエステル50%

【スリック6】
現行のハイパーストリングスがこれにあたる。
イエローはホワイトに比べて染料で染めてある分やや硬め。
ちなみにスリック6とは6本縒りという意味である。

【スリック8】
8本縒りで作られているストリングス。スリック6より本数は多くなっているが1本当たりの太さが違うため
こちらの方が細い。ナイスペレイダーと相性が良く2Aプレイヤーに好まれる。

ナイロン100%

ヨリの影響を受けにくく、糸を飛ばしやすいので1A向けだが、
ポリ100より摩擦に弱い物が多いので2Aでの使用は非推奨。

ポリエステル 100%

【普通のポリエステル100%(スリック6)】
50/50のストリングより滑りがよく、ストリングを滑らかに動かせるので、
1Aの上級者ではこちらを好む傾向にある。
50/50のストリングに比べて使い始めのフィーリングが長持ちし糸がへたりにくい。
弾力はほとんど無い。ヴィヴィッドなカラーが多いのも特徴の一つ。
ハイパーストリングス(パッド専用)はこちらのタイプ。
ハイパーのポリ100はノンブランド品やKストノーマルよりも細くなっている。

【スリック8】
基本的に50/50のストリングと同じように普通のポリ100よりも細くなっているが、
ヨーヨージャムのポリ100スリック8など、普通のポリ100よりも太いものがあるので注意。


ブランド別


【Kストリング】
フィリピンのプレイヤーにより制作されたストリングスでカラーはかなり豊富。
やや長めでデフォでフィンガーホールが作られていないため自分で作る必要がある。

仕様感はポリエステル100%とエンジェルヘアーの中間と言ったところか。
以前は多少品質にばらつきがあったが最近は結構安定している。
かなり種類が豊富で、太さはポリ100で5種類、ナイロン100で3種類。
ポリ100のノーマルとファットはトールサイズという長いタイプもある。

【YYRストリング】
国内ヨーヨーメーカー、yoyorecreation製のストリングス。
カラーはイエローとホワイト、素材はポリ100とナイロン、太さはスリム、ノーマル、ファットとあり、
自分の好みで色々と選べるようになっている。
YYRストリングの太さはノーマルでKストリングのファット相当となっていて、Kストリングよりも一つ上の太さなので注意。

【TurningPoint製ストリングス】
国内ヨーヨーメーカー、TurningPoint製のストリングス。
日本国内生産のストリングスで、伸縮性が低く、しなやかな素材を使っている。
ストリングの太さは通常と太めの2種類がある。

【サムシング ネオンストリング】
国内ヨーヨーメーカー、sOMEThING製のネオンストリングス。
普通のポリエステル100%と比べ、弾力があり若干硬く太い仕様になっている。

【サムシング ネオンストリング TYPE2】
国内ヨーヨーメーカー、sOMEThING製のネオンストリングス。
普通のサムシング ネオンストリングと比べ、若干細く柔らかい仕様になっており、
癖とプレイ中のストリングの状態の変化が最小限に抑えられている。

【グラウストリング】
細めと太めの二種類があり、通常のストリングと比べ固く、丈夫に、そしてオシャレに仕上げられた特殊なストリングス。
価格が高めだが、通常のストリングと比べて大変丈夫で切れにくく、「20倍長持ちする」とも言われるほどで
長時間に渡ってコンディションが変わりにくい特徴がある。

【ヨーヨーストリングラボ】
やわらかさが特徴のタイプ1、バランスのとれたタイプ2、コンテスタント向けのタイプXの三種類がある。
ヨーヨーストリングラボは、すべてのストリングを「研究室品質のストリング」として製造していて、
ストリングの自体は全て以下の6つの特徴を基本とし、そこからタイプごとの特徴を重ねている。
  • さわり心地(指ざわり)が良い
  • スピードがつきやすい
  • ウィップ・スラック・スーサイドなど、ストリングのテンションに影響を受けやすいトリックがやりやすい
  • 長期間使用でも、色が残りやすい
  • 湿気の中でも、フィーリングが変わりにくい
  • ロット差を極限まで無くし、安定したクオリティで製造

【トキシックストリング】
シルクのような光沢があってスベスベしたさわり心地で、
一般的なノンブランドのポリ100%ストリングと比べるとかなり硬く、太くて重みがある仕様になっている。
太さは3種類あり、有名選手に合わせ調整したシグネチャーモデルもある。

【ブループリントストリング】
ワード社製品に初期搭載されているストリングス。
普通のポリエステル100%と比べ、硬く太い仕様になっている。

【CLYW スラックラインストリング】
カナダのヨーヨーメーカー、CLYW製のストリングス。
名前の通りスラック系のトリックが綺麗に見せることができるのが特徴で2種類ある。

Poly Lemon
ポリ100で、弾力がなく、最初から最後までほぼ一定のコンディションで使え、
スラックやスーサイドにおける輪の形をキレイに保ちやすくなっている。
また、ストリングの太さはKスト1.5程となっている。

Hybrid Lime
ポリとナイロンの50/50で、スラックなどストリングをたるませ飛ばすトリックで速くキレイに飛び、
KストXL程の太さがありながら、非常にスベリが良く軽い感触になっている。

【ヨーヨーオフィサーストリング】
硬く太めのストリングで飛ばしやすい。他のストリングよりも値段が若干安いのも魅力。
長さは110㎝程度とやや短め。触った感じ、堅くてパサパサとしている。

【エンジェルヘアーストリング】
非常に細く硬いストリング。ストリング自体に重さがあり
スラック、ラセレーション、ウィップなどでの糸の飛びは文句無しに最強。
飛びすぎるため初心者がこの糸を使って練習すると糸の性能に頼りすぎて腕が身に付かないといわれることもあるが、
メタル/金リムで習得→プラで上達の流れと同様にエンジェルヘアーで習得→ポリ100/スリック6等で
練習するのも良いだろう。非常に耐久性がありメーカー曰く一週間は持つとの事。
その細さゆえに戻りがかなり悪く、またフィンガーホールが指から抜けやすい。
上級者向けの非常にピーキーな性能を持ったストリングスと言える。
スターバーストと相性が悪いようで、使っているとすぐ擦り切れてボロボロになることも珍しくない。
現在では海外通販でのみ入手できる模様。

【SGスピードストリング】
SPINGEARにて販売されているエンジェルヘアーに似たフィーリングのストリングス。

【アルケミーストリング】
若干エンジェルヘアーに似たフィーリングのストリングス。

【Chaosストリング】
ポリエステル、ソフトポリエステル、ナイロンの3種類を組み合わせているストリング。

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最終更新:2016年11月11日 11:53
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