無名草子さん :2007/12/07(金) 13:32:26
経済分野で藤井良広『金融NPO・新しいお金の流れをつくる』(岩波新書)を推薦したい。
非営利・低金利で「意志のあるお金」を貸す金融NPOを、日本各地と米英の実例をルポしながら解説。
目的は、貧困対策、障害者福祉、地域再生、環境問題など。
ある程度の営利性のあるものから寄付の類までを視野に入れている。
営利金融に偏在する金を非営利金融に流し込むための仕組みをどう作るかという問題意識に導かれている。
環境問題への入れ込み方などは、どうしてもプロ市民的な臭みを感じてしまうが、
その実行力に関しては市民派を見直さざるを得ない。社会主義幻想を払拭した社会資本主義とでもいう方向か。
長期のデフレ不況と地方格差で疲弊した日本経済に、数少ない希望を感じさせる方向性であろう。
時期的にまだサブプライム問題が発覚していないうちに書かれた本なので、その辺の問題に関する言及はない。
まだ始まったばかりというか、問題提起的な本だが、先物買い的な意味で推しておく。
つーか、えれぇ仰々しい長文レビュー我ながら吹いたwww
経済分野で藤井良広『金融NPO・新しいお金の流れをつくる』(岩波新書)を推薦したい。
非営利・低金利で「意志のあるお金」を貸す金融NPOを、日本各地と米英の実例をルポしながら解説。
目的は、貧困対策、障害者福祉、地域再生、環境問題など。
ある程度の営利性のあるものから寄付の類までを視野に入れている。
営利金融に偏在する金を非営利金融に流し込むための仕組みをどう作るかという問題意識に導かれている。
環境問題への入れ込み方などは、どうしてもプロ市民的な臭みを感じてしまうが、
その実行力に関しては市民派を見直さざるを得ない。社会主義幻想を払拭した社会資本主義とでもいう方向か。
長期のデフレ不況と地方格差で疲弊した日本経済に、数少ない希望を感じさせる方向性であろう。
時期的にまだサブプライム問題が発覚していないうちに書かれた本なので、その辺の問題に関する言及はない。
まだ始まったばかりというか、問題提起的な本だが、先物買い的な意味で推しておく。
つーか、えれぇ仰々しい長文レビュー我ながら吹いたwww