今年読んだ新書の中では、福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』(講談社)が一番良かった。
前半は純粋に生物学史の読み物としても面白い。でも、もっとすごいのは後半。
前半で20世紀の生物学の成果を紹介し、
「生物は機械と同じ」であるかのように読者に錯覚させておいて、
後半で動的平衡や細胞膜の話を通して、
「実は生物は機械ではない」という結論に持っていく構成がすばらしい。
予想をはるかに上回る面白さだった。
無名草子さん :2007/11/22(木) 01:30:26
>>746
同業の研究者からは必ずしも評価されてないことも一応チェックしておいた方がいいな。
もちろん、嫉妬とか生臭い事情もあるんだろうけど。
俺は立ち入った事はわからないしその本は一応楽しめたけど、
ちょっと美文を衒った感じがこそばゆかったなw
あとその本とは関係ないけど、この人の安易なロハス志向は嫌だな。
そういえば今日のニュースでプチ話題のips細胞のアレも、
ノーベル賞級と大騒ぎしている人がいる一方で、
専門板とかで玄人達はいろいろ文句付けてたりするみたい。
無名草子さん :2007/11/22(木) 08:33:32
>>746
あれ、タイトル通りの話題、全然無いじゃん
ほとんど作者の自伝
無名草子さん :2007/11/22(木) 21:36:16
>>746
全然無いことはないだろ。
あったじゃん。
539 :無名草子さん:2008/08/18(月) 16:37:44
>>537
あの本はいいけど、何か生物学科卒業した俺から言わせてもらうとなー・・・
540 :無名草子さん:2008/08/18(月) 18:28:02
>>539
専門教育受けた人がターゲットじゃないだろ
541 :無名草子さん:2008/08/18(月) 20:18:38
>>540
だからこそ素人が読むと危険な面があるのは否定できない。
専門家なら危なっかしいところを避けて読めるけどね。
ま、俺も素人だから立ち入った事はわからんけど、
この人の進化論理解にはなんか違和感を感じた。