TXN

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TXN (TV Tokyo Network、テレビ東京ネットワーク) は テレビ東京 キー局とするテレビジョン放送局のネットワークである。
テレビ東京のコールサインがJOTX-TVである事から「TXN」と命名した。

加盟局

2009年4月現在、フルネット11局で構成。放送対象地域は合計で18都道府県である。

歴史

  • TXNはテレビ東京初の系列局であるテレビ大阪およびテレビ愛知の開局に伴い、愛称として1982年3月1日~1989年3月31日に使用されていたメガTONネットワークを改称したものである。
  • メガTONネットワークとは、系列局がいずれも人口100万人を超える3大都市にあることから、英語でこれらの都市を意味するメガロポリスという単語と東京大阪名古屋のそれぞれの都府県庁所在地の頭文字を絡ませた造語としてこの名称が作られた。そして系列局の第1号として1982年3月1日にテレビ大阪が、1983年9月1日にはテレビ愛知がそれぞれ開局。1985年10月1日には岡山県香川県の「瀬戸内準広域圏」をカバーするテレビせとうちが開局した。
  • その後北海道(テレビ北海道)、福岡県(TVQ九州放送)の開局を含めた地方都市進出の足がかりを目指すため1989年4月1日より現在の名称となった。
  • だがTXNは地方の拠点を結ぶ効率的なネットワークである一方全国展開が難しく、特に政令指定都市を擁する兵庫県京都府にはテレビ東京系列局が現在も存在していない。京都市の西部・南部と神戸市ではテレビ大阪を直接受信もしくは区域外再送信できるところがあるが、それ以外の地域では同局及び系列局の放送を受信する事は難しい様である。
    • この事から、系列局がない地域でのテレビ東京系列の番組は、番組販売により系列局から時間をずらして放送されたり、系列のBSジャパンでも異時に放送されている。番組販売の大半はTXN系列局の系列外への番販先へ配慮するため時差放送だが、報道番組やスポーツ中継など生放送番組は一部サイマルとなっているものもある。

4府県進出計画

  • 2007年5月31日のテレビ東京定例社長会見で、当時の菅谷定彦社長が地上デジタル放送に完全移行される2011年7月24日を目標に静岡県広島県への系列局を新規開局させる予定と発表。また、大阪府域局のテレビ大阪を京都府兵庫県へのエリア拡大計画が進められている事も明らかにした。
  • まず2008年3月22日、広島県を放送エリアとする広島県民テレビジョン放送株式会社に予備免許が交付され、2009年4月1日に開局。(TXN系列の新規開局は1999年4月1日のみちのくテレビ以来10年ぶりであり、新規加盟は独立局であったテレビ琉球が2007年に加盟して以来2年ぶりのこととなる)。さらに同年4月に静岡県の静岡文化放送株式会社にも予備免許が交付され、同じく2009年4月1日に開局した。
  • そして、各自治体が協力し、残りの加盟局が一斉開局。

直接受信とケーブルテレビによる配信

  • テレビ大阪・テレビ愛知はそれぞれ広域圏地域であるが、周辺府県の独立UHFテレビ局や先発の広域放送民放4局との兼ね合いから大阪府と愛知県のみをサービスエリアとした府県域放送局として周波数が割り当てられた。その為地域によっては直接受信ができない地域もある。
    • そこで地域によってはケーブルテレビの再配信によって受信できるようにしているところもあるが、テレビ大阪に関してはテレビ和歌山の同意が得られない和歌山県を除いて地上アナログテレビジョン放送のみを再配信しており、地上デジタルテレビジョン放送に関しては日本民間放送連盟が区域外再送信を原則として禁止( 参考リンク )しているため、TXN系列局の放送対象地域外にあるケーブルテレビ局では区域外再送信をすることができない。この為一部ケーブルテレビ局では区域外再配信の実施契約を更新しない事例も出てきている。
    • 区域外再送信が原則として禁止になることによって、減少傾向だったTXN系列以外の放送局への番組販売が増える事も考えられるため、TXN系列局にとっては番販による収入が増えてメリットが大きいという点もある。
  • またテレビ北海道についても前述したとおり開局から10年をめどに全道ネットワークを確立することを目指したが、費用面からデジタル放送への推進を優先したことで宗谷支庁・網走支庁・十勝支庁・釧路支庁・根室支庁全域と上川支庁・留萌支庁の一部地域についてはアナログ放送を直接受信することができないため、帯広市、釧路市では専用回線を使用しケーブルテレビを経由して再受信する形で受信できるようになっていた。
    • デジタル放送は2011年8月から11月にかけて釧路・帯広・網走の各中継局が開局。以降総務省が所轄する「後発民放局支援スキーム」の活用や関係自治体から設置費用などの補助を受けながら順次エリアを拡大し、2015年末までに北海道内全域のカバーがほぼ完了した。
    • エリア内にTvhの中継局がない網走支庁・十勝支庁・釧路支庁・根室支庁全域では、特例的に北海道地域テレビネットワーク加盟局がテレビ東京系列の番組をネットしていた。(デジタル化で終了)
    • 県外の青森県内の一部地域でも、函館中継局の直接受信が可能となっている。青森市内では青森ケーブルテレビ(ACT)が再送信している。(ACTへは光ファイバーで伝送しており、デジタル放送開始当時はアナログ放送をデジタルに変換して送信していた)
  • TMI・TSC・TVQも先発局に比べて中継局数が少ないため、放送対象地域内でも難視聴地域が少なくない。
  • TVRにいたっては、沖縄本島中南部地域で、豊見城市嘉数送信所が見通せるところでないと受信不可。ただし、デジタルでは今帰仁・久米島を同時開局にこぎつけるなど、離島含め全島整備を予定している。

ネットニュースの変遷

太字は現行

夕方


関連記事



関連項目


ネットワーク TXN
北海道 TVhテレビ北海道
青森県 Amt青森みらいテレビ
秋田県 ACT秋田中央テレビ
岩手県 TVmテレビ盛岡
山形県 TYNテレビゆきぐに
宮城県 TMIみちのくテレビ
福島県 FKT福島県民テレビ
関東広域圏 TXテレビ東京
新潟県 NCTV新潟中央テレビ
長野県 TNBテレビ長野
山梨県 YKT山梨県民テレビ
静岡県 SCK静岡文化放送(TV SEVEN)
中京広域圏 TVAテレビ愛知
富山県 ToCTy富山中央テレビ
石川県 THNテレビ北陸
福井県 TVeテレビ越前
近畿広域圏 TVOテレビ大阪
広島県 HKT広島県民テレビジョン放送
岡山県・香川県 TSCテレビせとうち
島根県・鳥取県 TSNテレビ山陰
山口県 DELTAテレビ長州
徳島県 TNTV徳島南海テレビ
愛媛県 TMBテレビ松山
高知県 KXT高知未来テレビ
福岡県 TVQティー・ヴィー・キュー九州放送
長崎県 NKUT長崎県民テレビ
佐賀県 SBN佐賀放送
大分県 OCT大分中央テレビ
熊本県 THCテレビ火の国
宮崎県 MPX-TV宮崎フェニックステレビ放送
鹿児島県 UTSテレビ薩摩
沖縄県 TVRテレビ琉球
BSデジタル BSJBSジャパン
CSデジタル CSXCSクロス
ネット関係を結ぶ独立UHF局
岐阜県 GBS岐阜放送
三重県 MTV三重テレビ放送
滋賀県 BBCびわ湖放送
奈良県 TVN奈良テレビ放送
和歌山県 WTVテレビ和歌山
かつてネット関係を結んでいた局 CTV中京テレビ放送・MBS毎日放送・KBS京都放送・SUNサンテレビジョン
DTN道央テレビ放送網・TUKテレビユー釧路

外部リンク

最終更新:2019年09月17日 19:05