【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
VIII巻

【解説】
紅世の王”。真名は“虚の色森”(きょのしきしん)。の色は薄いオレンジ色。
フレイムヘイズ『愁夢の吹き手』ドレル・クーベリックと契約し、ステッキ型の神器ブンシェルルーテ”に意思を表出させていた。
性格はヒステリックな口調の若い女性の“王”。

VIII巻でのドレルの最期に際し、彼から説得されたこともあり顕現することなく“紅世”へ帰還したが、直接的な攻撃力に欠けるため、たとえ顕現してもシュドナイには勝てないようだ。

新世界『無何有鏡』が創造された後、新世界が創造されるまで“紅世”で尻込みしていた“王”たちを説得し、新世界へ向かわせたとしてレベッカ・リードが語っていた。外伝『ローカス』では、ウィツィロポチトリと共に敢えて“紅世”に残って、新世界の秩序維持を説いていることがサーレによって語られた。

【由来・元ネタ】
名前の元ネタは、ソロモンの72柱の悪魔 “死と破滅の公爵”ハルファス(Halphas)と思われる。序列38番の悪魔で、血の様な赤い目を持つ闇の様に黒い鳩の姿をし、死臭を伴ったしわがれた声で話すと言う。召喚の際は、人に武器や戦術を授け、城砦を作る術を授けると言う。

「虚」は上辺だけで実がない、嘘という意味で、「色」は感覚でとらえられる形あるもの全て、「森」はものが多いことを表す。真名全体で「感覚をだます数多の物体の幻」という意味だと思われる。
彼女が得意とする幻術はこの本質から由来すると推測できる。

【コメント】
☆ドレルとは祖父と孫娘のような関係だった。『ドレル・パーティー』では大して役に立たなかったかもな。
☆セリフからすると、かなりヒスっぽかったな。
アニメ第2期では、出番がないまま、ドレルが殺されてしまった。
☆その後のシュドナイの無双っぷりを見るに、顕現しなくてよかったな。
ジェヴォーナフェイとは親しかったのだろうな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤フワワニヌルタジャリチェルノボーグモレクウルリクムミソカルや『両翼』や[宝石の一味]のコヨーテフックスとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で人化した姿が判明するのかと思われたが、結局は最後まで明かされなかった。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』でも、9話のおむすびころりんでドレル爺さんの杖から喋っている。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、ドレルと共にカレー総督として登場している。

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最終更新:2024年02月13日 07:47