【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
SII巻(名称は灼眼のシャナノ全テ 完)

【解説】
真名は“気焔の脅嚇”(きえんのきょうかく)、の色は苔色。
人化した姿は大柄な男で、本性の姿は直立する一本角の蜥蜴。腰帯に華美な装飾の剣『スクレープ』を帯刀していたが、ギヴォイチスはこの『スクレープ』を宝具だと他の乗客たちに吹聴していた(真相は不明)。

本編開始の二年前に、[百鬼夜行]中央亜細亜便のバス型“燐子”『温柔敦厚号』の乗客として登場。
「『大戦』に従軍して、敵陣に単騎突撃する“大擁炉”モレクと共にフレイムヘイズを数多斬り伏せ、『万条の仕手』を討ち取った」「『破約事件』に襲撃犯として関わった」などと大法螺を吹きまくった挙句、乗り合わせた客の一人と諍いを起こしてゼミナに実力行使で鎮圧された。

その後、[百鬼夜行]が逃亡する際に、運賃と称して時間稼ぎの捨て駒としてヴィルヘルミナ・カルメルへ差し向けられた刺客たちの一人とされた。対峙したヴィルヘルミナに向かって己の宝具(?)『スクレープ』を指して「『万条の仕手』をも屠った名剣」と口上を述べたことで、ものの見事に本人の顰蹙を買い、他4体の“徒”とまとめてヴィルヘルミナにあっさり討滅された。

【由来・元ネタ】
スラヴ地方の伝承に登場するトカゲの姿をした守護精霊ギヴォイティス(Giwoitis)。
牛乳を捧げることによって崇められたといわれる。

「気焔」は燃え上がるような威勢の良さ、「脅嚇」は脅して恐れさせることである。真名の意味は「威勢よくまくし立てて相手を恐れさせるもの」だと思われる。大言壮語を吐くキヴォイチスの本質を表した真名だと言える。

【コメント】
アニメ第3期には未登場。
☆雑魚さ加減では、ウコバクメアカシャや[仮装舞踏会]の捜索猟兵ザロービ巡回士ビフロンスや[百鬼夜行]のセムルヴ海魔ラハブと大して変わらなかったな。
☆生きてたら新世界『無何有鏡』で[マカベアの兄弟]や[]や[狂気の城]や『色盗人』に加入してたかもな。[とむらいの鐘]に加入してたなんて嘘をついていたしな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルモレクや[革正団]のサラカエルとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、ヨーハン・バッキンガム公爵の離宮の番兵として登場している。

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最終更新:2024年04月05日 08:15