【種別】
事件

【初出】
SII巻『ヤーニング』

【解説】
内乱』勃発直前の1862年に起きた、“紅世の徒”の組織間代理戦争協定『君主の遊戯』の協定場への襲撃事件。そして、『君主の遊戯』自体も破綻させることになった致命的大事件。
交渉・戦績評価のため、オーストリアの古城に集まった『遊戯者』である、“徒”の各組織から戦わない協定のために派遣された各組織の代表者が、突如として革正団を名乗る強大な“紅世の王”たちによる襲撃を受けて殲滅、多くの機密情報や宝具が流出した。

この大事件の数日後、この襲撃で奪った情報である数多くの“徒”組織の本拠地が新聞記事となって掲載され、突然の事態ながら復讐対象の所在を掴んだフレイムヘイズたちがこれら“徒”の組織を襲撃し、初動攻撃で多くの“徒”組織が壊滅した。
しかしこの攻撃は、所在を掴んでいてもあえて無視していた外界宿への苦境に陥った“徒”組織からの反撃も誘発し、人員をアメリカに割いて手薄になっていたフレイムヘイズ陣営も甚大な被害を被った。

この事件によって、敵の正体が見えないため迂闊に会合を開くことができず、騒乱をまとめられる大組織を多く失った『君主の遊戯』は瓦解。外界宿は主要拠点の再設置に追われ、[革正団]への十全な対処は著しく遅れることとなった。

【コメント】
アニメシリーズには未登場。
☆[仮装舞踏会]にとっても予想外の事件だったのかな。
☆[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテフックストンサーイイナンナや[百鬼夜行]のギュウキパラゼミナが暗躍していたのかもな。
☆この時代に[巌楹院]や[マカベアの兄弟]や[]や[狂気の城]や『色盗人』が存在していたら、この事件で崩壊していたかもな。
☆『棺の織手ティスノースエアや『儀装の駆り手カムシンゾフィー・サバリッシュアレックスドゥニピエトロ・モンテベルディザムエル・デマンティウスや『理法の裁ち手ヤマベフランソワや『極光の射手カール・ベルワルドキアラ・トスカナがこの事件に絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆『強制契約実験』や『冷戦下の事件』より大事だった。作品時列表も参照すべきだ。
☆この事件も『闘争の渦』の一端だったのかな。

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最終更新:2024年03月24日 09:24