【初出】
I巻
【解説】
“狩人”
フリアグネが所持していた、コイン型宝具。『武器殺し』の異名を持つ。
一見普通のコインと何も変わらないが、弾かれるとその飛ぶ軌道上に幾つもの残像を残し、その残像が金の鎖になって相手の武器に巻き絡まる能力を持つ。ちなみに残像が金の鎖になってもコインそのものは健在で、金の鎖の先端に付いており、相手の武器に磁石のように張り付くことで絡まる時の助けとなっている。
単純に相手の武器に絡み攻撃を封じるだけでなく、残像から生まれた鎖は破壊不能で、さらに絡んだ武器の能力を打ち消し発動不能にしてしまい、相手の武器(宝具)がどれだけ強力であろうともただの金属の塊と同様にしてしまうところが『武器殺し』と称される所以である。
その武器に対する効果は圧倒的で、刀剣系宝具で最高級の切れ味を誇る大太刀『
贄殿遮那』でも鎖を切断できず、外伝『ノーマッド』では
御崎市に現れた
フレイムヘイズの剣型宝具の発動を封じて大きな隙を作り出した。
ただし鎖が武器に絡まるスピード自体はそう速くないようで、フリアグネは敵が武器を使うタイミングに合わせて使い、“
燐子”
マリアンヌは
シャナの一瞬の隙を狙って使った。
最後はマリアンヌの自爆と共に消滅したと思われる。
【由来・元ネタ】
「バブル(bubble)」=泡、「ルート(loot)」=分捕る、略奪するなど直訳すれば、「泡による略奪」という意味だと思われる。
また、「ルート(route)」=道筋も掛けられていると思われる。
最終更新:2023年12月31日 09:38