【初出】
XVII巻
数千年前に
創造神“
祭礼の蛇”
伏羲が秘法『
久遠の陥穽』に飲み込まれる寸前に、ベルペオルは自身の右目を“祭礼の蛇”に託していた。その右目は『旗標』と呼ばれ、“祭礼の蛇”が創造した『
大命詩篇』を受信者である
ヘカテーへと正確に届ける為の磁針であると同時に、『
祭殿』にて黒い蛇骨の姿で休眠していた“祭礼の蛇”本体の統括管理という副次的な役割も宛がわれていた。
XIX巻でベルペオルは『旗標』によって黒い蛇骨の“祭礼の蛇”本体を覚醒させると同時に、『旗標』はその役割を終えて数千年ぶりにベルペオルの許に戻った。
この『旗標』こそが、秘法『久遠の陥穽』を根底から覆した元凶となった。
最終更新:2023年12月30日 18:06