【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
XVIII巻

【解説】
紅世の王”。真名は“匣迅駕”(こうじんか)。の色は土器色。
蛇を纏った騎士の姿をしていた。
仮装舞踏会]の一員。中国中南部で勃発した[仮装舞踏会]とフレイムヘイズ陣営との戦闘にて、『星黎殿』直衛軍の部隊長に任ぜられた“徒”。
ゾフィー・サバリッシュ率いるフレイムヘイズ兵団が接近してくるのを察知した総司令官デカラビアの命令で、直衛軍の右翼部隊を任された。

戦局の進展により、『神門』を死守する為の空中部隊を現状維持するよう、デカラビアから命令を受けた。

その後、この世に帰還した“祭礼の蛇坂井悠二による大命宣布が行われた後、敗北が決したフレイムヘイズ兵団の士気を幾らかでも回復させる為にシャナ自在法真紅』で顕現させた巨大な魔神の足によって、周囲の“徒”諸共に蹴り潰されて即死した。

【由来・元ネタ】
ソロモン72柱の悪魔、バシン(Bathin)。 序列18番。青ざめた馬に乗った、大蛇の尾を持つ屈強な男として現れる。
瞬間移動の力を持ち、薬草や宝石の効能に詳しい。ルシファーの側近と言われ、素早さと愛想の良さは他に並ぶ者がないとされる。

「匣」は「はこ、蓋がついているぴったりかぶさる箱」を意味し、「迅」は迅速という言葉があるように「飛ぶように速い」ことを意味する。そして「駕」とは「馬や牛を引かせる乗り物、それで移動すること」または「乗り物をあやつる」ことを意味し、総合的に考えてその真名は「対象を密閉しての高速移送」という意味だと思われる。
おそらくは由来となった悪魔と同様に対象を高速で移動させることに長けた能力を持っていたのだろう。

【コメント】
☆『神門』が役目を果たし終えたから、次は『星黎殿』の防衛に回るのかと予想されていたが、あっさりとシャナに討滅された。
☆こいつもパイモンと同じく巡回士だったんだろうな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルチェルノボーグモレクジャリウルリクムミや『両翼』のメリヒムイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[革正団]のサラカエルや[百鬼夜行]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
ファレグブファルエギュンオルメスグリンカと同じく、アニメ第3期には未登場。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で炎の色が判明したが、兵科については最後まで明かされなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第6幕で近衛銃士隊の一人として登場している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月25日 20:09