【初出】
XVIII巻
戦局の進展により、『
神門』を死守する為の空中部隊を現状維持するよう、デカラビアから命令を受けた。
その後、この世に帰還した“
祭礼の蛇”
坂井悠二による
大命宣布が行われた後、敗北が決したフレイムヘイズ兵団の士気を幾らかでも回復させる為に
シャナが
自在法『
真紅』で
顕現させた巨大な
魔神の足によって、周囲の“徒”諸共に蹴り潰されて即死した。
【由来・元ネタ】
ソロモン72柱の悪魔、バシン(Bathin)。 序列18番。青ざめた馬に乗った、大蛇の尾を持つ屈強な男として現れる。
瞬間移動の力を持ち、薬草や宝石の効能に詳しい。ルシファーの側近と言われ、素早さと愛想の良さは他に並ぶ者がないとされる。
「匣」は「はこ、蓋がついているぴったりかぶさる箱」を意味し、「迅」は迅速という言葉があるように「飛ぶように速い」ことを意味する。そして「駕」とは「馬や牛を引かせる乗り物、それで移動すること」または「乗り物をあやつる」ことを意味し、総合的に考えてその真名は「対象を密閉しての高速移送」という意味だと思われる。
おそらくは由来となった悪魔と同様に対象を高速で移動させることに長けた能力を持っていたのだろう。
最終更新:2024年01月25日 20:09