【初出】
XVIII巻
【解説】
『
星黎殿』攻防戦の最中で
フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』としての『強さ』の象徴を悟った
シャナが修得した自在法。その名前は、
天罰神“天壌の劫火”
アラストールの権能の一つから名付けられた。
頭上の僅か背後に大きく燃え上がる一つの瞳を生み出す。この瞳と自分の灼眼を同調させることで、通常は
気配を流れるイメージとして感じ取る“
徒”の存在感や自在法の構成を、明確な形や動きとして視覚できる。
すなわち、自在法発動の予兆、遮蔽物や視覚偽装・
気配隠蔽で隠れた“徒”の位置、“徒”が自在法を発動させている経路などを正確に「見る」ことが可能ということである。視界に入る範囲にさえあれば、作中でも最強の部類に入る『
秘匿の聖室』の隠蔽の結界さえも視認して位置を正確に見ることが出来る。
シャナにとって大きな弱点であった
撹乱や
幻術をほぼ無効化出来る強力な自在法だが、発動時は見通しが効き過ぎるため、注視している点以外の部分に気が回らなくなりがちという弱点がある。
最終更新:2023年12月05日 18:42