【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
XVII巻

【解説】
紅世の王”。真名は“憚懾の筦”(たんしょうのかん)。の色は象牙色。
大地の四神』の一人であるフレイムヘイズ『群魔の召し手』サウスバレイと契約し、尖った石のメダル型神器テオトル”に意思を表出させている。
野太い怒鳴り声で話す男性の“王”。

『大地の四神』と契約した“王”として、『内乱』時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らのアメリカ合衆国完全破壊計画に賛同していた。

仮装舞踏会]との全面戦争を前にして、契約者共々、戦う相手を見極める構えであった。
しかしフレイムヘイズ兵団が大敗した後、センターヒルの遺言を託されたシャナから遺言を聞いて契約者共々参戦を決意し、シャナの決意を聞き契約者と共に彼女と同行すると決定した。
御崎市決戦を経て、フレイムヘイズとしては最初に契約者と共に『天梯』を通って新世界『無何有鏡』へ旅立った。

【由来・元ネタ】
アステカ神話の重要な(時にもっとも力があるともされる)神テスカトリポカ(Tezcatlipoca)。名前の意味は「煙る鏡」で、黒曜石の鏡を左足と後頭部に付けた男として表現される。
夜や魔術、戦争、大地など多くの事象を司り、恩恵と破壊をもたらす。その儀式では生贄が捧げられた。ケツアルコアトルの対となる存在で、時に協力して世界を生み、時に敵対して追放された。

「憚」ははばかる、「懾」はおそれるという意味の漢字である。「筦」は、笛の一種であると同時に、司るという意味を持つ。真名全体では、「おそれはばからせる力を司る笛」という意味だと思われる。その本質は、サウスバレイが生み出す亡者の群(自在法パチャクチ』)として、一端を表している。

【コメント】
☆フレイムヘイズの自称にある「死者」は、トーチに関わってはいなかった。
☆「死者」はトーチではなく、フレイムヘイズが生み出す亡者の群のことだった。能力の傾向は『鬼功の繰り手サーレに近かったな。
ヴォーダンスリュムルグザガンとも、面識があったのかな。
マティルダ・サントメールや初代『極光の射手カール・ベルワルドとも面識があったのかな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤ウルリクムミフワワニヌルタチェルノボーグや[仮装舞踏会]の盟主祭礼の蛇伏羲や『三柱臣』とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
アニメ第3期で登場した。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第2幕で護衛隊の一人として登場している。

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最終更新:2023年07月28日 22:16