【種別】
紅世の徒” 、通称

【初出】
SII巻

【解説】
真名は“坤典の隧”(こんてんのすい)。の色は竜胆色。
ギュウキパラと共に、“徒”の運び屋集団[百鬼夜行]を営む。団内での役割は用心棒。

二十代半ばの女性の姿で、ざんばら髪を雑に束ねて眼に隈取をした和装姿の“徒”。
常にゴツいツルハシを持ち歩いている。[百鬼夜行]の用心棒ではあるが、実は外見に反して荒事はそれほど得意ではなく、自在法を用いて逃げ回る方が得意な自在師。強大な“”やフレイムヘイズと張り合えるほどではない。

地面に大穴を掘る遁走の自在法地駛』を使う。地面から遠いと使えない。

本編開始の二年前、中央アジアにて『万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルと『約束の二人』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、ギュウキやパラ共々逃走した。

最終巻では、フィレスからの依頼で他の二人と共に『真宰社』の頂上に現れて、吉田一美と『約束の二人』をライトバン型“燐子”『苦尽甘来号』に乗せて離脱し、新世界『無何有鏡』が創造されるまで逃げ切った。新世界が創造された後は、他の二人と共にドゥーグの事を話しながら『天梯』を通って新世界へ旅立った。

新世界が創造されてから数年後の外伝『ローカス』では、ヴィルヘルミナ・カルメルの依頼で『両界の嗣子ユストゥスを豪華客船ロード・オブ・ザ・シーズへと運んでおり、小型バス型の“燐子”『春風駘蕩号』の車内でレベッカ・リードやユストゥスと到着まで、ババ抜きで遊んでいた。

【元ネタ】
名前の元ネタはリトアニアの民間伝承に登場する自然の女の精霊『ゼミナ(Zemyna)』。名前は「土の女主」を意味し、豊穣や肥沃を司るとされる。
「坤」は大地または土の下に引っ込むこと、「典」は司る・一定の仕事をあずかること、そして「隧」は奥へと入り込むトンネルを意味する。
真名全体で、「地中の深奥への遁走を司るトンネル」という意味だと思われる。その名前は自在法『地駛』によって地下を逃げる彼女の能力の本質を表している。

【コメント】
フィレスには敵わなかった。
☆[百鬼夜行]の中で唯一、本性のまま人の姿をしていた。[とむらいの鐘]の『右翼メリヒムのように。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤チェルノボーグソカルウルリクムミフワワニヌルタモレクジャリや『両翼』のメリヒムイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテイナンナフックストンサーイや[仮装舞踏会]の盟主祭礼の蛇伏羲や『三柱臣』とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
アニメ第3期では人化した姿に続いて、人化を解いた姿でも登場した。人化すると隈取が無くなるようだ。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で炎の色が判明した。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』でも、運び屋として登場している。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、幕間3で登場している。

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最終更新:2023年12月06日 00:27