【種別】
紅世の徒” 、通称

【初出】
SII巻

【解説】
真名は“深隠の柎”(しんいんのふ)。の色は唐紅。
パラゼミナと共に、“徒”の運び屋集団[百鬼夜行]を営む。団内での役割は頭目。

大きな布地に木彫りの角ばった獣の顔をつけた、獅子舞のような姿の異形の“徒”。人化した姿は、がっしりした体格の大男。
フレイムヘイズ外界宿の人間よりも「人間」を理解しており、その手腕で情報収集などを行い、事を避けている。
自分や他人に複数使用可能で、サイズも調節できる気配隠蔽の自在法倉蓑笠』を使う。他にも幻術を扱う自在師でもある。

本編開始の二年前、中央アジアにて『万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルと『約束の二人』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、パラやゼミナ共々逃走した。

最終巻では、フィレスからの依頼で仲間二人と共に『真宰社』の頂上に現れて、吉田一美と『約束の二人』をタクシー型“燐子”に乗せて離脱し、久しぶりに自ら戦闘に参加するまで苦労しながらも、新世界『無何有鏡』が創造されるまで逃げ切った。新世界が創造された後は、仲間二人と共にドゥーグの事を話しながら『天梯』を通って新世界へ旅立った。

【元ネタ】
名前の元ネタは日本の妖怪『牛鬼』。「ぎゅうき」または「うしおに」と読む。牛頭鬼身、または牛の頭に蜘蛛の身体を持つ異形の妖怪。非常に残忍で、毒を吐き、人を喰い殺すことを好む。海岸や湖沼地帯、森林などに出没する。
「深」は、日常的な「深さ」の他に、はなはだしい、奥深いなどの意味を持つ。「隠」は、表面に現れない、人目に触れない、知らない振りをする、重々しい様子という意味を含む。「柎」とは、欄干の脚、筏、弓柄(ゆづか)、花萼の房(花弁を支える部分)などのことであり、「支え」という共通点を持つ。
真名全体で考えれば、「とても深く隠れ、誰にも知られることのない土台」という意味だと思われる。ギュウキの、ひいては彼が率いる[百鬼夜行]そのものの本質を表した真名だといえる。

【コメント】
☆どういう経緯で[百鬼夜行]を結成することになったのか気になるな。公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』でその詳細が判明するかと思われたが、結局は最後まで明かされなかった。
☆『儀装の駆り手カムシンマージョリー・ドーを『真宰社』に侵入させた時にも同行した。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテフックストンサーイイナンナや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルモレクチェルノボーグジャリウルリクムミや『両翼』や[マカベアの兄弟]のダーインカルンや[]のギータとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
アニメ第3期では人化した姿に続いて、人化を解いた本性の姿でも登場した。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で炎の色が判明した。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』でも、運び屋として登場している。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、幕間3で登場している。

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最終更新:2023年10月30日 00:17