【種別】
概念

【初出】
I巻

【解説】
紅世の徒”が、この世(旧世界)と新世界『無何有鏡』に実体化することである。または意思やイメージや“存在の力”を、物質や自在法として実体化させることである。
基本的に“徒”、フレイムヘイズトーチのいずれも“存在の力”を消費することで「顕現」するが、特殊な状況下に置いては例外もある。
一例として、宝具カイナ』の上に乗った“徒”は、『カイナ』の上に留まっている限りは「顕現」を続けるのに“存在の力”の消耗が無い。

本来この世における身体を持たない“紅世の徒”の本質(“徒”自身の“存在の力”)を変換し、身体として実体化させているのもこの「顕現」であり、“徒”のこの世においての行動は全てこの「顕現」の上で行われる。

例外として、ダンタリオン教授は、通常の“徒”が火炎や風などの「一時的な干渉」という現象を起こすに過ぎないのに対して、この「自身の実体化」としての「顕現」を物質に行使して、「他の物体として永続的に実体化させる」という特異な能力を保有していた。

フレイムヘイズの場合は、身体強化や自在法といった「異能の力」全般が、に収まって休眠する“”の“存在の力”を消費させた「顕現」に当たる。
フレイムヘイズの器の内にいる限りは、器という誤魔化しによって“王”はこの世に留まるのに“存在の力”を消費しないが、器の崩壊によってこの世に現れた場合は他の“徒”同様に「顕現」に力を使い続けることになる。
器を失った“王”は、そのまま“紅世”に帰還するか、己の“存在の力”を使い果たして消滅するかの道しかない。

トーチの場合は基本的に残り火の“存在の力”を消費し、「人間の代替物」としての身体を実体化させている。
しかし強い意思総体や、過剰な消費に耐えられるほど残り火が強く在るトーチならば、技術や感覚を磨くことで、自分を形作る“存在の力”を統御し、「人間の代替物」以上の存在に身体を「顕現」させたり、自在法を扱うことも可能である。

の場合、通常は他の“徒”と同じだが、神の神威を召喚する儀式『神威召喚』でこの世で力を振るうために現れた場合、その「顕現」にはこの世の“存在の力”や自身の力を使う必要が無い。

【コメント】
アニメ版から語られ、実行されていた。
☆IV巻でティリエルは自身の顕現に必要最低限の“存在の力”を消費してまで兄のソラトに尽くした。
☆『儀装の駆り手カムシンが愛した“紅世の徒”や導きの神シャヘルタケミカヅチガルーが顕現した姿が見たかったな。

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最終更新:2023年09月07日 07:25