【種別】
自在法

【初出】
XVI巻

【解説】
フレイムヘイズ『剣花の薙ぎ手』虞軒の戦闘形態となる自在法。
花紋様を浮かべた神器昆吾』を中核に、虞軒が天女のごとき盛装を象った紅梅色の霞に変じ、戦う。

宙を舞う剣による高速の刺突や斬撃に加え、虞軒が変じ剣に付随する霞は高熱であり、例え『昆吾』の攻撃をかわしたとしても、吹き抜ける霞の高熱にその身を灼かれることになる。
『昆吾』が目標を傷つければ、高熱の霞が傷口から入り込み、内と外から消し炭にする。
また、霞は通常攻撃は受け付けず、吹き散らされるだけですぐに『昆吾』に再結集する。

高熱の霞により攻撃を受け止めることも回避することも困難にすると共に、相手の物理攻撃を『昆吾』の部分以外は無効化する、物理攻撃主体の敵にとっては非常に強力な戦闘形態。
ただし、『昆吾』が中核であるため『昆吾』を動かせないと虞軒自体も高速移動ができなくなることと、霞は物理攻撃には強いが強力ななどには抵抗が難しいことが弱点だと思われる。

その奥義は、横回転する『昆吾』を中心に、霞が平たい円盤状の力の渦と化し、回転鋸のように相手に突撃することである。
その威力は上海外界宿が総本部としていたビルを、屋上から地上近くまで瞬時に真っ二つに引き裂くほどだった。

上海会戦の終盤で“千変”シュドナイを相手にした時には激戦の末に、数千本に分裂・巨大化させた剛槍型宝具神鉄如意』による周囲からの数千同時攻撃より『昆吾』を固定され、シュドナイ本体の炎を纏わせた『神鉄如意』の攻撃で『昆吾』を破壊され、残った霞も濁紫の炎に呑み込まれ消滅した。

アニメ版
原作のように常に霞の姿とならず、移動時などに一瞬霞となるだけで、攻撃時も基本的に人間の姿になった。
また、霞が高熱である描写もなかった。奥義も屋上を破壊するだけに留まった。

【コメント】
☆もっとこの技で活躍してほしかった。
フィレスの『カラブラン』や[とむらいの鐘]の『九垓天秤ウルリクムミの『ネサの鉄槌』みたいな風や鉄が吹き荒れる自在法とぶつかったらどうなるのかな。いや、まぁ普通の霧じゃないし普通に食らうだろうけどな。
☆↑なんか巻き込まれてぐるぐる回ってる虞軒を想像して、ちょっとぐっと来ちゃったじゃないか。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルウルリクムミや[革正団]のサラカエル相手にも使用してほしかったな。

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最終更新:2023年08月19日 09:06